2026/01/03

わたしのおんまちゃん

午年なので、ドール用の馬を買ってみました。欧米では馬は日本人が考えるよりずっと身近な親しまれている動物なので、ファッション・ドールには必ずと言って良い程、馬そのものの模型と乗馬服が存在します。 

そんな訳で、フリマやチャリティショップでも、中古のドール用の馬が割と簡単に手に入ります。

しかし、いざ買ってみようと思って気付いた事には、現在の商品のドール用の馬は、鬣と尻尾がピンクとか薄紫とかファンシー仕様になっている事が多く、現実的な馬は少ないと言う事。

「マイ・リトル・ポニー」のような擬人化された馬キャラも人気なように、例えペガサスやユニコーンじゃなくとも、馬は西洋人(の特に女の子)にとってファンタジーの住民でもあるのです。 

果たして金髪の鬣の馬も実際に居るんかいな?と思いつつ、出来るだけリアルな馬を…と思いこれを選びましたが、家で調べたところ、金髪の馬は実在するそうで少し安堵。

そして、中古のドール用馬は、大抵鬣や尻尾がボロボロに傷んでいます。これは、欧米の子供にとっては、馬の鬣をドールの髪同様にブラッシングするのが当たり前だからのようです。中には鬣を三つ編みにしたりおリボンを付けたり、鬣のヘアドレッサー専用の馬の存在するようで、それも一種の馬に対する愛情なのでしょうか??  

私が買ったお馬ちゃんも、鬣と尻尾の毛質が傷んで酷くこんがらがって為、どちらにせよこんなに長い鬣なんて不要だし、毛先を切り落としてリンスして梳かして整えました。

また、瞳は典型的なアメリカーンなディズニー面をしていて、眉毛も人臭くて気になる為(人面馬…)、落としてアクリル絵具でリペイントする事に。 

今まで馬の瞳を描いた事はなく、じっくり観察した事すらありません。まず、どうやって頭を固定して瞳を描き入れようかと戸惑いました。ドールのリペイントの場合、ヘッドを外して左手で頭を丸握りしながら描く事が多いものですから。 

それと、この馬のヘッドの素材はソフビではない為、除光液でプリントを落とす際に表面を傷付けてしまったようで、ガサガサして筆が引っ掛かって描きにくいと思いました。

改めて眺めると、馬の瞳には白目がほとんどない事に気付きました。黒々とした円らな優しい瞳で睫毛が長く、馬って可愛いんだな~と思いました。 

剥げていた鼻面の塗装も直しましたが、写実的に描き込んでは切りがないし(所詮前髪はプラスティック製だし)、漫画顔モデル・ドールとのバランスも悪いので、テキトウな所で切り上げました。

元旦から馬の瞳を描いている最中、「おんまはみんなパッパカ走る~♪」と言う緊張感のない曲が、エンドレス・リピートで頭の中を回っていました。改めて考えるとシンプル過ぎて返って意表を突く歌詞ですが、アメリカ民謡の和訳だと初めて知りました。

これはマテル社の馬なのですが、どう見てもバービー等の27~29㎝ドール用には小さ過ぎます。余り大きくては撮影も面倒な上に収納場所にも困るので、あえて小さめの馬を選びました。

 

当然ruruko等の小柄なドールの方がサイズ的にしっくり来ますが、それでも仔馬かシェトランド・ポニーと言ったところです。

馬の筋肉の表現は結構良く出来ていて、また首の頷く造りなのが気に入っています。

ファッション・ドール用の馬は基本的に乗馬用だから、鞍等の馬具が付属しているはずですが、流石に中古ではそこまで揃って売られているのは余り見掛けません。 

そもそもお正月なので、るるこには着物を着せている為、乗馬をさせるつもりは元からないし…。

 手綱もないから、引っ張って散歩させると言う訳にも行かず。

しかし、何も馬具がないのは物足りなかったので、せめてもの花輪を首に掛けてみました。るるこのお友達の野生のメルヘンお馬ちゃんと言う、無理矢理な設定に(笑)。

和服は初めての金髪ツイン団子頭のrurukoに着せた着物は、以前黒髪三つ編みカチューシャrurukoのキモノ赤頭巾用に縫った物です。

それに、momoko用の動物柄着物用に作ったピンク地に水玉柄の帯を合わせました。元々モモコ用なので、るるこには胴の幅が広めです。

ところで、今年は午年の中でも丙午なんですね。60年前の丙午は、生まれて来る子供(特に女児)が将来結婚出来なくなる事を恐れ、出産を控える夫婦が急増した為に、この年だけ出生率が著しく下がったと聞きます。

元となっているのは、「丙午年生まれの女は気性が荒く男を食い殺す」「結婚出来ない」「産まず女」等の、科学的根拠のまるでない、寒気のするような女性蔑視のオンパレードのような迷信と風習でした。

しかし、結婚しない人も子供を産まない人自体も珍しくなくなった現代、丙午だからとその事を気にして出産を控える意味さえなくなりました。つまりどの干支の年に子供を産もうと、その子が将来結婚するか孫の顔を見られるかは分からない世の中になったと言う事です。 

現に私は丙午年生まれじゃなくとも子供を産まなかったのだし、丙午生まれでも結婚して子供を持って幸せに暮らしている人は幾らでもいます。丙午年生まれが結婚の障害になったと言う事自体、今まで聞いた事はありません。

可愛いおんまちゃんにも、とんだとケチが付いた物です。もしカマキリ年なんて干支が存在したら、 そんな迷信には相応しかったかも知れませんが。

かつてはシェトランド・ポニーの余りの可愛さに、いつか飼いたいと夢を抱いた事もありました。が、やはり夢で終わってしまいました、と最後に付け加えて置きます。


 

2026/01/02

初詣のリカちゃん

 

夏にリカちゃんのお友達人形つばさちゃん用に縫った浴衣を、羽織りを合わせて冬仕様にしてみました。

この羽織りに使用した黒地に椿柄の生地は、数年前にユザワヤでカット生地として購入しました。

勿論ドールの着物を仕立てようと思って買った訳ですが、返って背景布として役に立ち過ぎた為、切り刻むのが惜しくなった程です。 

ドール服としても背景としても利用するつもりなら、予め長さ1m以上は買わなくては。…なんて事は、実際布を使ってみないと分からないんですけどね。

でも最初に思った通り、やっぱり和服、特に冬の装いにはこの上ない程ぴったりな布です。

ただし、ちょっと厚めで張りのある生地なので、着物の袖と重ね着した際の肩回りが、油断するとすぐにモッサリと盛り上がり、肩幅の広い逞しい人に見えてしまいます。

最初は、羽織りではなく道行に挑戦してみようかとも思いました。羽織りには袷が(前の重なる部分)ない為、意外と寒いのではと思います。半纏も同様で、実は防寒の役目を余り果たしません。

しかし、P太なんかはいつもコートの前を開けたまま着ているので、人に寄っては気にしないのかなあ?? 

羽織りは、ちょい丈長めが好み。

羽織りを脱ぐと、こんな感じになります。帯は、浴衣に合わせた時の物からは替えました。 

矢羽根の着物にブーツは、大正時代っぽくて鉄板の組み合わせに見えます。

只今、和服にも使えるバッグを増産中。これはハンドルが太過ぎたかも、とは自分でも思います。

着物に羽織りを合わせる時は、いつも帯はお太鼓のワンパターン。他にも羽織りに相応しい帯の結びがあるのか、ちゃんと調べねばなりません。

姉がXmasプレゼントと共にドール・グッズも沢山送ってくれて、その中にはお正月小物もありました。全部は今回使い切れませんでしたが、この干支のひんべえ(仮名)だけは、今年登場させなくてはと思いました。 

実際に初詣に行く着物と言ったら、フル装備の大振袖ではなく、この位のカジュアルさが適切なように思います。 

破魔矢は、お正月の着物らしさを出す為のステレオ・タイプな小道具。設定が初詣となれば尚更です。

そう言えば、私自身は破魔矢を買った事が一度もありません。姉は、初詣で何度か買っていたかも。

福島県の実家でのお正月と言うと、雪が積もっているか道が凍結している事も多かったと思い出されます。 

元々神社や寺院等の神聖な場所の参道は、生半可な気持ちでは近付けないように、階段がとんでもなく急だったりと、わざとアンチ・バリアフリーに作られている為、そんな半端なく寒い田舎の初詣はガチでスリリングでした。




2026/01/01

新年の御挨拶

新年明けましておめでとうございます。皆様にとって、平和で健康に恵まれた実り多き年でありますように。今年も当ブログを宜しくお願い致します。↑日本語の縦組みが出来なくなってしまい、我ながら字間がヘンです。 

今年最初のモデル人形としては、昨年リカちゃんキャッスルで購入した、リカちゃんのお友達きらちゃん(2016AWカジュアルコレクション)を選びました。

髪色も髪型もメイクも割とシックなきらちゃんなので、鮮やかな振袖が合うだろうかと思いましたが、ちゃんと着こなしてくれています。和装自体も、このきらちゃんなら問題なくしっくり来ます。  

今年の元旦のドール着物は、今は無き地元の生地屋さんで随分昔に買ったカット生地で作った大振袖です。薄手の綿生地で、梅のような花(葉の形は違うが)柄なので和服にぴったりそうだと思って買いました。

しかし後から知った事には、リバティの「Mitsi ミッツィ」と言う柄にそっくりなのです。とは言えタナローン程の滑らかな質感ではないし、布端にメーカー名等の文字はなく、値段も他のカット生地と同じでした。リバティ生地は、ここ本国でも日本で買うのと変わらない程高価です。いや、返って日本より高い位かも。

そもそも、その生地屋ではリバティの巻き売りは取り扱っていなかったはずだから、リバティのカット生地だけを売っていたとは思えず。そしてこんな色合いのミッツィは存在しないようなので、まさか海賊版??

兎に角、ドール用着物にぴったりな柄なのは確かです。ミッツィは日本の桜(そう言われれば葉は桜に近い)をイメージして1950年代にGillian Farrに寄ってデザインされた柄だから、着物に合うのも道理です。

帯は、ジャージのように伸縮性のある、イギリスのバラ柄厚手生地で作りました。変わり文庫と言う型で、結びが普段より大きめになっています。大振袖だしお正月だから、これ位派手でも良いはず。

  
 髪飾りは、帯揚げにも使ったラメ入りピンク・チュール地、造花、ビーズ・チェーンでファッシネーター風に。

小野町出身のキャッスル製きらちゃんと、三春町出身の三春駒で、今年も田村郡共演です。

日本で初めて郷土玩具の干支柄の年賀切手(昭和29年=1954年発行のお年玉切手シート)に採用されたのが、この三春駒だそうです。今年の年賀切手にも、三春駒柄があるみたいですね。年賀状なんて長年書いておらず、私には遠い存在で最早書き方すら忘れてしまいました。

これは両親から貰った相当古い三春駒なので、尻尾のシュロ?がぼさぼさです。三春駒には二色あり、黒の方が一般的で知られていて、子育てや安産、家内安全、商売繁盛の縁起物と言われています。

一方この白い三春駒は、老後安泰、長寿、ボケ防止の人生後半用のお守りと言われています。最早私には、白の方が相応しいって訳だわい。 

黒白両方の対で義母の家の居間に飾られているので(当然うちの両親が贈った)、この撮影の為に黒を借りてこようかと思いましたが、お人形が乗れる程のデカさなのでやめました。1/6ドールに合わせるなら、この程度の大きさの三春駒が丁度バランス良さそうです。

一回り前(12年前)の午年の元旦のドール着物は、一体どんな風に撮影していたんだろ?と全く記憶になかったので、自分のブログを確認しましたが、その頃はまだドール着物を作る事が出来ませんでした。当時は干支に関する物や正月っぽい物を集めただけの写真だったので、ブログの撮影も今よりずっとラクだったんです。 

因みに、今年のペットワークスの干支物ドールは、髪型をポニーテイルにでもするのかなと思いきや、意外にも馬柄の着物仕様でした。イギリス人は馬が大好きなので、馬柄の布地(多分インテリア用で柄デカい)も売られているはずですが、流石にドール服の為に手に入れてはいませんでした。 

それにしても、この日も全く陽が差さず一日中暗かった~。本当は元旦だからおめでたく明るい写真にしたかったのですが、電灯を沢山集めて照らしてもリタッチしでも未だ暗く、まるで夜間の撮影のように仕上がりました。