2026/06/08

モンベルの三春Tシャツ

 

実家の近くの三春町に、アウトドア・スポーツ・ブランド「mont-bell モンベル」の東北最大級の直営店が昨年オープンしました。女性で世界初のエヴェレスト山登頂を成功した三春町出身の登山家で、モンベルを愛用していた故・田部井淳子さんを記念した店舗だそうです。その直営店だけでなく、田部井淳子記念館とビジターセンター、モンベルが設計監修した「さくら湖キャンプサイト」、またレンタサイクルやEバイク、カヌー、クライミングピナクルが楽しめる、「アウトドアヴィレッジ三春」と言う一大レジャー施設が併設オープンされています。周囲には人気の豆腐カフェ等の地元に密着した美味しい飲食店も集まり、かなり魅力的なスポットになっているようです。そのお店で姉が、私用にオープン記念Tシャツを買って置いてくれました。

モンベルは日本が誇るアウトドア・ブランドで、私の友達の何人かも愛用しています。流石はジャパン・クウォリティで、質や機能性はピカイチ!なのだそうです。…が、正直デザインは今一つ垢抜けない物が多いとの事。姉が買ってくれたこのTシャツも、日本で着るのはちょっと…()と憚られるダサ悲しいデザインで、日本滞在中は袖を通しませんでした。しかし今だイギリスのファッションで持て囃されている日本語が書いてあるし、イギリスで着る分には結構イケるのでは?と思っています。

渋いピーコック・グリーン地に、「三春」の毛筆タッチの文字の他、日本三大桜の一つ滝桜三春ダム(さくら湖)がプリントされています。

機能的には、確かに物凄いハイスペックなようです。強度のUVカットは勿論、通気性、速乾性、消臭機能を備えているとか。それに伴いお値段の方も、Tシャツとしては結構高価です。

ついでに姉は、三春駒キャラのトートバッグも買って置いてくれました。一体何故、この尻を付き出したポーズ?? Tシャツと併用し、三春コーデを楽しみたいと思います()




2026/06/07

バートロウの円柱搭教会

 

  

貴重な古代ローマ時代の古墳群を見る為に昨年夫婦で訪れたケンブリッジシャーのBartlow バートロウ村には、もう一つ訪れる目的がありました。この村の教区教会が、小さい古い教会マニアにとってはかなり魅力的なのです。

多くの教会は、主に鐘楼としての塔を持っています。イギリスのノルマン様式の教会は大抵四角柱の塔、ゴシック様式は尖塔ですが、この教会の塔は円柱形なのがまず目を引きます。

ドイツやバイキングの文化の影響を受けていると言われる円柱搭を持つ教会は、イギリスには数える程度しか残っておらず、その多くはノーフォーク州とサフォーク州に集中しているそうです。ケンブリッジシャー州に残るのは二つだけで、その内の一つがこれと言う訳。

この教会は、正式名をChurch of St Mary, Bartlow バートロウの聖マリア教会と言います。11世紀にクヌート王に寄って建てられたとの伝承を持ちますが、現在の建物の大部分は14世紀築。 

15世紀の壁画が残っているのも、この教会の魅力です。

壁画は、三つの主題に分かれて描かれています。まずは、魂の秤量をする大天使ミカエルの図。つまり地獄行きかどうかを、魂の重さで計って審判しているのです。

こちらは、幼子イエスを肩に乗せて激流を渡ったと伝えられるセイント・クリストファー(聖クリストフォロス)。それ故、子供の守護聖人的に親しまれています。この絵は、全体がはっきりと残っています。

最後は、竜と戦うセイント・ジョージ(ゲオルギオス)。聖ジョージはイングランドの守護聖人なので、イギリスでは良く目にするお馴染みのモチーフですが、生憎ほとんど竜しか残って見えません。これのみは南からの日差しが当たる北壁に描かれている為、日に焼けて退色したのかも。

イギリスの教会のステンドグラスは、多くが19世紀に修復、または新しいデザインに交換されました。この祭壇のステンド・グラスは図案が美しく、確かに19世紀作の物に見えます。 

一方この教会の他の窓は、単なる無色透明ガラスに交換されているように一瞬見えます。

が、実は最上部のガラスは、古い(多分中世の)ステンド・グラスが再利用されています。古い小さな教会で、つい見逃し勝ちな部分です。

毛むくじゃらの怪物のような顔が混じっていますが、もしかしたらライオンのつもりかも知れません。


外壁にも、気持ち悪いガーゴイルが幾つかあって好み。 
しかし、少なくとも人間には見える造形なので、比較的新しい時代の制作だとは思います。

墓ウォッチングもしましたが、このエンパイヤ・ステート・ビルのような、アール・デコ調の金属製の墓標が一番独特で目を引きました。

「何故この十字架には米国ドルマークが付いているの~?」とP太も疑問に思いましたが、実はドルマークと違いSの字に掛かる線は三本。同じマークを教会内部でも見掛けたので、もしかしてこう言う家紋だったりするんだろか??

確かに、私にとっては十分興味深く見応えのある教会でした。とは言え、正直この教会を訪れる為だけにこの村へ来るのは、我が家からの距離的に贅沢過ぎます。しかし偶然P太の買い物のついでで、貴重な古代遺跡も同時に見学出来るとあって、こうして訪れる事が出来たのだからラッキーでした。


 

2026/06/06

二色のバラのルーサイトのインタリオ・ブローチ

 

今年最初に訪れた三月初旬のArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアは、三月末に迫り来る友達の誕生日用のプレゼントを買う事が最大の目的でしたが、友達用のビンテージ・ジュエリーは無事獲得し、尚且つ姉用や自分用のビンテージ・ジュエリーを手に入れる事が出来ました。まず自分用に買ったのが、安く見掛けたら買わずには居られない、このルーサイトのインタリオ(裏彫り彩色)のブローチです。

 一辺3.5㎝の正方形ですが、図案&裏面のピンの位置的に菱形に使用します。

モチーフは、このタイプとしては定番のバラの花ですが、三輪の組み合わせで単色ではなく二色使いと言うのは、意外と今まで見た事がないと思いました。フォルムはシンプルなものの、モチーフが画面いっぱいに彫られているので充実して見えます。 

また、元々蛍光掛かっているピンク色が、経年で色褪せ気味で、まるで砂糖菓子の甘ったるいレトロな色合いなのが、何とも愛おしいと思いました。 一つ気になるのは、裏面のピンが中央より下部に接着されているので、実際に着用した場合、バランス的に前倒れに傾いてしまうであろうこと。ピンをモチーフの陰に隠して目立たなくする為には仕方なかったようですが、折角の可愛いブローチがお辞儀して見えなくなってしまっては残念です。まあ私の場合はコレクションなので、実際に着ける事はないかなー。