2026/02/12

フェイヴァ―シャムでバレンタイン・デート 2

昨年のバレンタイン・デイのデートとして訪れたビールの町Faversham フェイヴァ―シャムのアンティーク・モール巡りで、次にStandard Quay スタンダード・キイと言う、町外れの元波止場をちょっとした観光施設にリノベした地区の、Aladdin's Loftと言うモールにやって来ました。このエリアは規模の割に駐車場は狭くてスペースが限られ、駐車時間上限も2時間までと、飲食店も在る規模を考えると結構短めです。

モールは古い倉庫を利用した二階だけの売り場で決して広くはありませんが、建物自体が面白く、またセンスの良い女性売り主のストールが多いらしく、いつも見て楽しめる商品が多くあります。

 
 特に、ここではドール関係を良く見掛けます。
今回は、ポーランドの木製人形を沢山売っているストールがありました。生憎値段は相場で、特に状態が良い訳ではなく、魅力的だとか珍しいタイプもありませんでした。 
他のストールでも、ポーランド木製人形が売られていました。 
素朴なトールペイントの木製ドール家具。こんなので1/6サイズが欲しいと、いつも思います。  
ガラス製ボタンは常に人気ですが、ここには華やかなデザインのガラス・ボタンが集めらています。
ビンテージ・ジュエリーも、結構素敵な物を見掛けます。

最後に、フェイヴァ―シャムの中心地に近いアンティーク・モールUpstairs Downstairs訪れました。 

フェイヴァ―シャムは非常に駐車のしにくい町で、今までこの店を訪れるのは難しかったのですが、隣接するスーパーマーケットが別の店に変わっており、其処の駐車場は2時間までなら購買を証明しなくとも駐車出来るようになっていたので、ちゃっかり利用する事にしました。 

我々夫婦のウラン・ガラスのブームはほぼ去ったとは言え、この不思議な輝きには今でもやはり惹かれます。

乳白ウラン・ガラスのボタンも。値段は高いな。 

1/6ドールに使えそうな家具には、つい目が留まります。  

中央の抱き人形のギンガムチェックの服は可愛いんだけど…、両脇の人形が怖いよ。勿論狙って怖く魔改造している為で、人形って悪趣味に走ればとことん怖く出来ます(笑)。 

手作りのフェルティング動物を販売しているストール。中々の愛らしさですが、この隣にフェルト製ドラゴンも居る所が、イギリス人ならではのセンスです。

この日は義妹への誕生日プレゼント用のビンテージ・バッグは買いましたが、自分用には何も買いませんでした。しかし、眺めるだけで十分楽しめました。

 

 

 

2026/02/11

フェイヴァ―シャムでバレンタイン・デート 1

 

昨年のバレンタイン・デイの夫婦のお出掛け先は、一昨年前とほぼ同じで、ビールの町Faversham フェイヴァ―シャムでアンティーク・モール巡りをし、最後にカンタベリーの和食屋さんで夕食を取る計画を立てました。天気は曇天で冴えなかった為、ほとんど屋内で過ごすのが適切だろうと判断しました。

まず訪れたのが、フェイヴァーシャム郊外(どちらかと言うとTeynhamテイナム村に近い)A2号線と言う古代ローマの道沿いに在る、Wildwinds Antiques Emporiumと言うモール。ここは専用駐車場がある為、返って車で行き易いのです。窓から果樹園の見えるのが、いかにも「イングランドの庭」と呼ばれるケント州らしい風景です。

今回も、遊ぶの大好きワンコがお出迎え。お気に入りの玩具を何度も何度も目の前に持って来て、投げてくれと催促します。しかし玩具は唾液でびしょびしょだし、勢い良く走って商品を壊さないかと心配です。彼女は、世界最古の動物保護施設バタシー・ドッグズ&キャッツ・ホームセンターから引き取った元保護犬だそうです。

ここは二階が保育園になっている為、始終子供達のバタバタと走り回る足音が響きます。ビンテージ・アクセサリー類は、割と揃っています。

多分EXQUISITE製のエナメル・ブローチを、こんなに台紙付きのまま集めたストールも。右下端から二番目は、ネギかアロエっぽいんだけど…?

このストールでは、ルーサイトのインタリオのブローチが充実していました。値段は極平均的で、特にお買い得感のある物や珍しいタイプはありませんでした。

このように黒い地に並べると、ルーサイトのインタリオは一番魅力的に見えると改めて思いました。

かつてティールームだった部屋の窓に掛かったバンティング(ガーランド)は、ビンテージのレース・ドイリーやハンカチ、刺繍布を繋げてあります。 

ビンテージの刺繍布は、大抵は刺繍が角か中央に集中している、または其処にしかない為、何かに再利用するのは意外と難しいのです。しかしその角部分のみを切り取って使うのは、中々良いアイディアだし映えます。

こちらは、第一次世界大戦中に出回った、フランス製の刺繍の絵葉書、通称「シルク・カード」を何枚か集めて額装した物。パトリオティック的な図案の物が集められています。

ちょっと素人っぽいぎこちなさが残る絵付けが返って愛らしい、木製のミニ引き出し。 

中央のリスのフィギュリンはUSSR製の物で、一目でイギリス製とは違うと分かります。一方、両脇のドスコイ感じのコアラはイギリスのBeswick製。やっぱりロシアの造形は(国は★ソだが)良いなと思います。

 

 

 

2026/02/09

黒地に白バラのルーサイト・インタリオのブローチ

 

昨年の11月末に姉へのXmasプレゼントを買う為に訪れたSawbridgeworth ソウブリッジワースのアンティーク・モールでは、自分用にこのビンテージ・ブローチも買いました。大好物のルーサイトのインタリオで、自分は未だ持っていない背景が黒のタイプで、値段が5ポンドとあっては見逃せませんでした。

直径は約4.5㎝で、白いバラが大きく一輪のみ彫られており、黒い地色も相まって、ルーサイトのインタリオとしては大人っぽいイメージです。

エッジにカットのないドーム型のカボションなので、モチーフが反射する事もありません。

花弁の一部が茶けているのは、裏彫りの彩色部分自体が変色しているから。

単色のインタリオと言うのは時々見掛けますが、無色透明地にカラフルな彩色の物に比べると、正直キッチュさが足りなくてトキメキが少ないと感じます。しかし、付ける服の地が透けない為、返ってこう言うタイプの方が使い易いのかも知れません。


 

 

 

2026/02/08

ショアハム・バイ・シーのノルマン教会

 

昨年の早春に夫婦で訪れた、海辺の町Shoreham-on-Sea ショアハム・バイ・シーの外れの印象的な木橋を見学した後は、ついでに1㎞以上先の町の中心部まで歩いてみる事にしました。

聖ニコラス教会木橋が在るShoreham-on-Sea ショアハム・バイ・シーの北西の地域は、Old Shoreham オールド・ショアハムと呼ばれ、それに対しかつてはNew Shoreham  ニュー・ショアハムと呼ばれた現在の町の中心部より、更に古い地域でした。

今でも老舗旅籠や古い家屋が残り、日本風に言えば旧街道沿いの宿場町だったみたいな名残りが伺えます。

オールド・ショアハムよりは「新しい」とは言え、ショアハム・バイ・シーも11世紀の土地台帳デュームズデイ・ブックに記録されている歴史的な港町です。

街の中心には、これまたノルマン様式の特徴を良く残す、古い教会好きを惹き付けずにはいられないSt Mary de Haura Church 聖マリア・デ・ハウラ教会が在ります。

de Haura デ・ハウラ(英語ではドゥ・オーラに近い発音で呼ばれるのかも)」と言う他の教会で聞いた事のない独特な名前は、古ノルマン・フランス語で「港の(of the harbour)」を意味すると言われ、この地が中世には重要な港町であった事が偲ばれます。オールド・ショアハムの聖ニコラス教会よりずっと大規模ですが、元々は聖ニコラス教会に寄って運営管理されていた子分格だったようです。 

創建は12世紀のノルマン様式で、ゴシック建築の特徴であるフライング・バットレス(飛梁)も見られます。現在は、イングリッシュ・ヘリテイジの歴史的建造物第一級に指定されています。 

ここで興味深いのは、教会の西側の墓地の中に遺跡のような物が在る事。

説明書きに寄ると(もうちっと綺麗なサインにして💦)かつてはこの教会は倍の大きさだったそうで、遺跡は18世紀に大嵐で崩れ取り壊された西半分の残骸です。今でも町の教区教会としては相当大きいのですが、当時は正に大聖堂クラスだったのではと想像します。修道院の付属教会かcollegiate church コレジエート・チャーチ=参事会管理の聖職者共同教会として建てられた、または近くに居城を持っていた当時の有力貴族de Braose family ブローズ家の権力の象徴として建てられたのでは、とも考えられています。

確かに西ファサードには、アーチを塞いだ後が見られます。つまり現在の西塔は昔は中央搭だった訳で、かつての内陣・聖歌隊席等の東部分だけを本堂としている使用しているのです。


内部もさぞかし見応えがあるだろうと想像しますが、生憎日没過ぎの遅い時間だったせいか閉まっていました。しかしこの日のお出掛けも、非常に充実していて楽しめました。とは言え教会だけって言うのは流石にやはり物足りなく、出来れば間にアンティーク・モールやチャリティショップ巡りを挟んだ方が正解のようです(笑)。