正に、タイトル通りのプリントの布地の浴衣です。この生地は、数年前に山小屋風チャリティショップで買った、全幅×1m程ある生地でした。
「Rose &Hobble」と言う主にドレスメイキングやパッチワーク向けの薄地プリント・ファブリックの、中々良いデザインを出しているイギリスのメーカーの製品で、柄の細かさや密度も1/6ドールに丁度良く、プリントの精度も良くて気に入っています。ちょっとクセの強めのこの生地では、まずあえて和装を作ってみたくなりました。
蝶やトンボ柄の生地なら日本にもあるけれど、蜂柄と言うのはイギリスならではだと思います。蜂は蜂でも、西洋のミツバチよりずんぐり丸いbumble bee マルハナバチ(正式には西洋大丸花蜂)を表しているようです。マルハナバチは蜜を取る為の養蜂には向きませんが、花粉媒介を行う益虫として親しまれています。しかし、現在は数の激減が心配されています。
今までrurukoには何度か着物は作って来たものの、浴衣を作るのは案外初めてのように思います。浴衣にしては正直暑苦しい色と柄なので、子供だからいっその事元気いっぱいのコーデにしました。
帯は、苺のイメージで赤地のピンドット。帯飾りは、マルハナバチの木製パーツ等をあしらいました。最初に作った帯の胴の幅がrurukoには広過ぎて、着付けが出来なくなってしまい、新たに作り直しました。型紙の時点で、既にrurukoには大き過ぎるんじゃあ?と思っていましたが、では一体何処から写して来て保管したままだったのだろう、とは自分でも不思議に思います。合ってない型紙は、ただちに破棄しなければなりません。
バッグは、ロリィタ・ファッションのブランド等を参考に苺型を作りました。
しかしrurukoのピュアニーモXSの腕は、以前から思っていましたが、正直余り和服の袖には向いていないようで、可動式の割にポーズ付けに苦労します。腕が下がらず、また肩から肘までの距離も短いので、袖の生地が中々一緒に下がってくれません。
この生地自体に、張りがあり過ぎたのかも。この生地は、多分ポプリンと言う綿100%の生地で、厚みと張りはローンとブロードの中間位です。人間の和服の場合、寝巻用の浴衣でもない限り、多少は張りのあった方が様になりますが、その張りが小さなサイズの着物にも丁度だとは行かないようです。
もしインスタ用だけの撮影で済むのだったら、2,3種のポーズやアングルのバリエーションで十分なはずなんですけど、文章が長くなるブログでは(そんなのは私のブログだけっす)、場繋ぎにする為にもカット数を稼がなくてはならないんですよ。写真が足りなくなって後から再び着付け&設定して再撮影するのはもーっと面倒だから、つい多めにカット数を稼がなくてはと毎回焦ります。
ところで、この夏私は脚長蜂に刺されて酷い目に遭いました。しかも腕とか脚とかではなく手の甲でもなく、事もあろうに神経の過敏な掌です。脚長蜂は英語ではbeeではなく、waspと呼ばれてイギリスでは嫌われています。とは言え、普段はそれ程攻撃的ではなく、こちらから刺激したり巣に近付いたりしなければ刺されません。
しかし海辺を歩いていた時、強風で帽子を飛ばされそうになり、思わず右手で押さえたら、たまたま既に帽子に留まっていたらしい蜂に知らずに触れてしまったようで、ブスリとやられました。
最初は掌に太い針で刺されたような激痛を感じ、もしかして帽子に着けていたブローチが外れて刺さったのかと思いました。すかさず掌を見て、デカい蜂が針ごと刺さったままで、未だジタバタしているのに驚愕しました。
辺りに脚長蜂が飛んでいた訳でもなく、まさかこんな場所で刺されるとは全く予期出来ませんでした。私もパニックになりましたが、針が抜けなくなった蜂も絶体絶命でパ二くっていた事でしょう。結局蜂はP太が引っこ抜いて逃がし、P太の言う通りに応急処置をしました。
ところが、これがとんだ古過ぎる間違った情報の応急処置でトホホでした。直ちに毒を吸い出さなくてはいけないものの、絶対に口で吸い取っては駄目なんです。本当は専用の吸引機が都合良くあればベストですが、無ければ指か爪で押し出し、蜂の毒は水溶性なので水で良く洗い流せとの事。その後ステロイドか抗ヒスタミン剤入りの軟膏を着け、局部を冷やして安静にするののが正解です。
が、普段から義母が蜂のアレルギー持ちだとしょっちゅう騒ぐ為、すっかりP太も正しい知識を身に着けているものと勘違いし、言われるがままにアレルギー薬を服用していました。自分でスマホで予め対処法を調べるべきでしたが、痛さと気が動転して正にそれ処ではありませんでした。
日本に居る時にアブに刺された事はあるものの、蜂に刺されたのは初めてなので、その痛さとしつこさを実感して驚きました。刺された右手半分は直ぐに泣けて来そうな程ズキズキと傷み出し、赤く腫れ熱を持ち、右腕全体が痺れるように痛んで来ました。激痛は一日後には引きましたが、鈍い痛みとだるさ、腫れと痺れはその後も続き、最後に猛烈な痒みが完全に引くまで合計一週間以上掛かりました。蜂毒、恐るべし‼
しかし本当に怖いのは、二回目以降に刺された時で、アナフィラキシー・ショックを起こして死に至る可能性が高いそうです。その場合、直ちに病院でアドレナリンを注射して貰わないといけないのですが、イギリスでは救急治療と言えど数時間待たされる事があり…(恐)。中には脚長蜂に刺された一回目でも死亡する人は居るらしいから、今回は不幸中の幸いと言えばその通り。
そしてこの温暖化で、今までヨーロッパに存在しなかった、更に凶暴で危険なhornet アジア・スズメバチも、我が家の庭でさえ見掛けるようになりました。これ以上増えたら、おちおち庭仕事も出来なくなります。そもそもマルハナバチやミツバチにとっては天敵で、攻撃され益々減ってしまいます。
…とまあ、こうしてドールに関係ない話題が徒然なるままに加わったりするので、毎回文章がやたら長くなっちゃうんですけどね💦 マルハナバチは滅多に人は攻撃する事はなく、蜂毒も微量ですが、持っている事は持っているそうです。今後庭に来るマルハナバチやミツバチは、益々丁重にもてなさねばと思います。