2026/04/05

ハッピー・イースター!

  

今日はEaster Sunday、つまり復活祭当日です。イースター柄のプリント生地の中でも一番お気に入りの布で、ドール用アウトフィットを縫ってみました。

このイースター・エッグ柄のカット生地は、賑やかな上に淡い色合いが可愛くて、柄の密度も丁度良くドール服に使い易く本当に好きでした。 

今までも何度かドール服で活躍して貰い、とうとうこれがこの生地でドール服を作る事の出来る最後のようです。

モデルはピンク髪ツインテールの「メルヘンゴーランド」のリカちゃんを選び、髪色に合わせたふんわり夢可愛い雰囲気を目指しました。 

ボディはピュアニーモ・フレクションに替えていますが、正直こちらの方がデフォルトのボディより肌の色がヘッドに合っているような…。 

しかし、この布でガーリーなドレスは既に何度か作ったので、 チュニックとパンツ…と言うかドロワーズを合わせた、ちょっとピエロ風のツーピースにしました。

エリザベサン・カラーっぽい、大袈裟な程大きなフリル襟とベル袖で。フリルやリボンもふんだんに使い、パンツ・スタイルでも愛らしさは残したいと思いました。 

イースター・エッグ柄の布そのものが十分イースターらしいから、どんなパステル・カラーの布と合わせてもイースターらしく仕上がる優れモノですが、今回は水色のストライプと合わせています。  

共演のシルバニアを小さくしたようなウサギちゃんは、リカちゃん用のアリス風ドレスに付属していた物。 

このウサギにさえ、アリス・ドレスとお揃いのやはりエリザベサンのようなカラーが付いていて、しかも取り外し可能な芸の細かさです。

リカちゃんにもウサギ耳を付けようかと思いましたが、ツインテに合わなくて止めました。ツインテそのものが、ウサ耳と被るものですから。

結局リカちゃんのツインテは、単にパールのヘアアクセサリーで飾る事に。

髪型自体が既に十分可愛いから、ヘッドドレスとかは必要ないかなと思いました。 

イギリスのイースターは、大人は大抵チョコとカードを交換するだけなのですが、我が家は今年からチョコ交換すら止めました。

 イギリスの甘ったるい卵型チョコを貰っても、手を付けなくて一向に減らないからです。

例えドイツのリンツやフィンランドのファッツェルと言った美味しいチョコを貰っても、私もP太もすっかりチョコレートを食べなくなってしまいました。 

ところで、この服の顔写りのせいなのか、血色が良過ぎるように見え、このリカちゃんのほっぺたがやたら濃く見えます。 

が、イースターは本来春の訪れを祝う生命復活の喜びの祭り。健康的なのは相応しくて良しって事にしましょう。 

 




2026/04/04

アランデルで見掛けたモッズ古着


昨年のP太のお誕生日に訪れた城下町Arundel アランデルの、礼拝堂をリノベしたクラフトやアンティークが中心に入ったショッピング・モールで、中々魅力的なミッド・センチュリーのビンテージ・ドレスが多く売られている古着屋がありました。自分で着たいと言うよりは、ドールの服作りの参考になるのでせっせと写真を撮り、これはその覚え書きです。 

例えアンティーク・モールの古着屋であっても、ビンテージではなく単なる中古衣料を売っている場合が圧倒的に多いのですが、このお店は「いかにもその時代な」デザインの本物のビンテージを取り揃えていて心が躍りました。多くは60年代後半~70年代の、正にモッズやロンドン・スウィンギン文化が花開いた時代の服のようです。

例えば、こんなフラワーパワーなミニ・ドレス。大きく開いたVネックの先にぶら下がるリングと、白いパイピングがアクセントになっています。 
同じくフラワー・パワー柄でも、オレンジ系は特にスウィンギン時代を象徴する色。
写真では分かりにくいとは思いますが、整列した青系の花柄は、渋さとポップさが上手く融合して凄く可愛いプリントです。白いヨークと襟、大きなボタンもレトロ可愛いポイント。
こちらのストライプと組み合わせた花柄も、かなり好み。
丈は今ならチュニックとしか思えない程短い物が主流で、この後の時代は反動でマキシ丈が流行った(上から二番目の写真参照)ようです。
ジオメトリック柄に、白い襟とカフスが決め手。
無地でも、白い花型のレース・ブレードだけで、凄くその時代らしいデザインに見えるのは流石です。 
 
こちらも単なるストライプなのに、色と全体のフォルムだけでモッズ時代らしさが溢れています。

全体的には地味な色合いですが、良く見ると実は凝ったジャカード織りの生地。リボンや細部の装飾が、結構可愛く仕立てられています。

一方こちらは、このモールの前に訪れたヴィクトリア時代のアーケードの商品で、古着ではなく新品ハンドメイドの子供服です。ピーター・ラビット柄で、シンプルな形に生地の可愛さが最大限に生きています。 

同じ店の同じ形のドレス。中央はヒヨコ柄のイースター・ドレスで、やはりイースターの服と言うと子供用ばかり見掛けると思いました。

 

 

 

2026/04/03

オランダの缶入りバター・クッキー

 

誕生日のプレゼントとして、P太は義妹からこの缶入りのバター・クッキーを貰いました。オランダ産で、イギリスでは他に見掛けた事がなく、やはりFM(フォートナム&メイソン)で購入したようです。


直径15㎝位の缶で、微妙に上手いとも言えない孔雀&蝶のイラストが描かれています。

中身は、見た目からしてデンマークのケルドセンのバター・クッキーそっくり。または、イギリスのショートブレッドっぽいとも思いました。

最早ケルドセンを長年食べていなくて、どんな味なのか憶えていないのですが、ショートブレッド程はバターは多くなく、イギリスのお菓子に比べると甘さは控え目で、まあまあの美味しさでした。




2026/04/02

フォートナム&メイソンのアールグレイ・ティー

イギリスの義妹が、自分の誕生日に夫と二人でフォートナム&メイソンのティールームに行き、クリーム・ティーを楽しんだそうで、その時の写真を嬉しそうに見せてくれました。意外にも一階のティールーム自体は割と普通の値段だそうですが(ロンドンのド真ん中としては)、建物自体が豪華で優雅で雰囲気抜群で、それはさぞ良い誕生日の思い出になった事だろうと思います。クリームティーは勿論美味しかったそうですが、その時に随分昔に友達からロンドンのお土産として貰ったF&Mのアールグレイ・ティーが、とんでもなく不味かった事を思い出し、ついその事が口から出そうになりました。……が、その直後、言わなくて良かった~‼と心底思いました。何故なら、義妹から私への誕生日プレゼントの中に、F&Mの缶入りアールグレイが入っていたらです。

友達からF&Mのアールグレイを貰った時、当時イギリスに全く疎かった私でさえ(興味が無いのにも程があるって位)F&Mがロンドンを代表する老舗高級食料品である事は知っていました。しかし、その紅茶が「何かの間違いじゃないか⁈」と自分を疑いたくなる程ゲロ不味かったのは、今でも強烈に憶えています。ベルガモットの香りが強過ぎるとか茶葉が濃過ぎるとかではなく、最早全く別物の味がしました。イギリスは紅茶だけは美味しいと認識していたのに、しかも高級紅茶のはずなのに、まるで顔を殴られるような不味さでした。この事をイギリス人に話したら、F&Mのアールグレイは不味いので有名だそうです。

因みに、同時期位にやはり知り合いからイギリス土産としてハロッズのアールグレイを貰いましたが、ベルガモット香の爽やかな繊細な味わいで文句無しに美味しく(ただしミルクは似合わない)、スーパーで買えるティー・バッグとは明らかに違う味わいでした。今でも日本へ帰国する度に、お土産として利用しています。 

しかし、そのF&Mのアールグレイ・ティーが不味かったのは、もう三十年近くも昔の話です。現在は、流石に改善されて美味しくなっている事を願っています。この缶自体は、形も凝っていて、ターコイズ・ブルーとモーヴの組み合わせが印象的で優雅なデザインです。

何かアイルランドに関係があるのか、シャムロックのような文様が描かれています。

商品名はVictoria Grey と言い、店名のみはエンボスされています。

蓋にも、時計の文字盤のような柄が型押しされています。蓋はテープで固定してありますが、既に未開封の状態で茶葉が零れ出ており、密閉性は極めて不信。 

さて、肝心の紅茶の味はいかに?? 実は未だ試しおらず、後の御報告を乞う御期待(笑)。 




2026/04/01

七宝焼きの花束ブローチ

 

今年の自分の誕生日には、Brighton ブライトンのフリーマーケットに連れて行って貰いました。庭園を楽しむのには未だ早い季節で、野山を歩くのには冬の長雨でぐちゃぐちゃに泥濘り、海には三日前のP太の誕生日に行ったばかりだった為、しばらく地図を眺めて何処へ行くか云々考え、未だ一度も行った事のない年中開催されているこのフリマへ行くのが、またとない機会で最良の選択だと決断しました。 

この日はまずまずの晴れの予報だったのに、実際には凄く霧掛かっていたので、そんな雨は降らないけど冴えない天気も、庭園や自然ではなくフリマを訪れるのには打って付けでした。ブライトン郊外の、小高い丘の上の競馬場で開催されます。本当は、ここからの景色は海も見えて抜群のはずですが、霧ですっかり隠されています。

買い手の入場料は80ペンス(1030分以降。早手は2.5ポンド)で、今時のフリマとしては安いし、駐車場は無料です。因みに売り手の出店料も10ポンドと今時にしては破格に安く、しかも売り場面積は好きなだけ取って良いとか。しかし、やはり我が家からはフリマに行くにしては結構遠いのです。高速道路クラスの道路を織り、牧草地の中の田舎道(しかし意外と混む!)を暫く運転しなければなりません。

売り場はレース・コースそのものを使用しているようで、凄く奥深いのです。普通フリマ会場にはボックス型の仮設トイレが設置されていますが、ここににはコンテナ式のトイレが常設されていて、外側の建物はボロボロなのに、内部は驚く程綺麗に改装されているのに思わず笑いました。

ブライトンはヒッピーやエコ思考の強い人が多く住み、言ってしまえば左派色の強い町です。そう言う人達はビンテージを好むので、フリマでのライバルも多かろう、商品の値段も高めなのではと思っていましたが、意外と値段は一般的でした。お客には、カラフルな個性的なファッションの人達を多く見掛けましたが、意外と有色人種は少なかったような。私が良く行くフリマでは、客の半数以上が主にイスラム教徒の有色人種に見えます。

そのフリマで買った、今まで見た事のないタイプの味わい深~い七宝焼きのブローチです。いかにもブライトンらしい、お洒落ではつらつとしたお婆さんが売っていました。今まで見た事がないのは道理で、彼女の話ではお友達の手作りとの事。

私の母も若い頃七宝に凝っていた事がありますが、普通七宝で花を表現するとなると、まず金属の(素地)に花を描くはずです。しかしこれは、わざわざ花や葉型に切り抜いた銅板の土台を釉薬で着色し、束ねてブーケにしている仕様が興味深いと思いました。


元は、こんなリボンに留められたチョーカーだったようです。リボンの色褪せ具合から、かなり古い物であるのが伺えます。

花の中心には、花弁としてビーズが通されています。このコバルト・ブルーの花が一際目立ち、魅力の要になっているように思います。

アイビーのような葉は、葉脈まで表現されています。 

造りはブローチ・ピンに花や葉がワイヤーで無理矢理括り付けてあるだけな為、安定は良くありません。一度外してシャワー台に固定するか、それともグルーガンで接着した方が良いのかも。

駐車場の周囲の牧草地に、不自然に盛り上がった小山が在り、もしかして古墳だったりして~と思いましたが、実はこの丘自体がWhitehawk Campと言う新石器時代のcauseway enclosure =土塁や土手道と溝で囲まれた環状遺跡で、考古学的にかなり貴重な場所だそうです。

結果的に、収穫はまずまずあったし、初めて行くフリマで面白い体験になりました。実はこの日、競馬場の建物の中ではアンティーク&ビンテージ・フェアが行われていましたが、既に入場料を払うのには閉館時間に近過ぎた為、その後素通りしてLewes ルイスへ行きました。結局この日は、一日中霧掛かって晴れる事はありませんでした。風邪引きで食欲も十分無かった為、外食もせず(何せイギリスの外食は高く付くからね…)普通に家で晩御飯を作って食べましたが、自分の誕生日としては中々悪くない一日だったと思っています。