2026/10/31

百鬼夜行の誘い

 

今日はハロウィーン当日ですが、ドール服が定番の魔女コスプレばかりでは飽きたと言うか、ネタ切れなので和風にしてみました。と言っても着物ではなく、和ロリ風の洋装です。

テーマは、百鬼夜行に参列する鬼姫様。型紙は、この「うんざりな日々」用に作ったアウトフィットとほとんど同じです。スカートの長さと形だけ、変えています。

使用した布は、山小屋風チャリティショップで手に入れた振袖のような和柄生地。勿論日本製です。お店の人も、綺麗な生地ねえ~とうっとりと言っていました。 

明らかに洋服を作るのに裁断した後の残りの端切れだったので、この生地で作った人間用の洋服は、さぞかし素敵だろうなと想像します。

例に寄って1/6ドールには柄が大き過ぎますが、金彩は多いし、その分毒々しい程派手な服が作れると思いました。

ハロウィーンと言うと、このWake-up 022の黒髪momoko DOLLに必ず出番があるような。もしモモコが話せるとしたら、「また私はオカルト担当なワケ?」とか文句を言いそう。

うちのモモコ達は凡庸性が高いと言うか、割とどんなテイストでも無難に着こなせる、普通の日本人っぽい子を選んで揃えているので、尖んがった服装を着こなせるモデルが余り居ないのです。

その点姉のモモコ達には個性の強い子が多いから、ゴス系等のアクの強い服装は幾らでも需要があるはず。 

姉もこのモモコを持っていて「紅ちゃん」と名付けている通り、兎に角赤い色がこの上なく似合います。

ところが撮影を初めてすぐに気付いた事には、このモモコの肘の関節は緩過ぎて、提灯すら持ち上げる事が出来ませんでした。出来るだけ軽量になるよう、ほぼ紙だけで作った提灯なのに。

急遽撮影を一旦停止して、ドル活界隈で話が出ている秘密兵器、リキテックスのサテン・バーニッシュなる物を試してみました。

本来はアクリル絵具の為の半艶の保護用ニスですが、この液体をモモコの関節に付けると、完全に接着・固定される事はなく、緩さが程良く直ると言われています。 

モモコの他の肌の部分には付かないよう(付いても水性なので拭き取れます)、関節部分にバーニッシュを面相等の細い筆で少しずつ流し込み、僅かな隙間にも液体が隈なく行き届くよう関節をコキコキと何度か動かしました。 

関節の動きが固くなって来たのを感じたら、しばらく乾くまで放置。 

バーニッシュの効き目は、十分出たように思います。しかし、今度は左肩の関節が緩めな事に気付き…。一度全てのモモコの関節を、全部チェックして置かないの駄目ですね。

前回のlime catのモモコの可動域が優れていると驚いたのは、実は新し目のティーン・ボディだから、全体的に関節が固めに改良されているせいなのかも知れません。


色合いのせいか、装飾のせいか、扇子のせいなのか、和ロリと言うよりは華ロリに見えるとは自分でも思います。布地も扇子も、確かに和柄なのにな…。どちらにせよ、ロリって程ふりふりではないけれど。

元々モモコの可動域は正座までは出来ないので、ほとんど座椅子に近い低いドール椅子に座らせました。 

百鬼夜行と言いつつも、例え背景の絵だけだったとしても、他の妖怪達を登場させられなかったのが残念。人外設定とは言え、ぼっち飲みは可哀相です。

ところで、 今市子の「百鬼夜行抄」、漫画は面白いのに、アニメは紙芝居過ぎてコレ酷くない?と、姉と一緒に一度観て思わず絶句しましたよ。

あれこれ云々色々考えた割に、今年のどのドール服も、結局余りハロウィーンらしくはなりませんでした~(笑)。それでは皆様、ハッピーハロウィーン!




2026/10/30

イギリスの墓石ウォッチング 4

 

最近教会の墓地で、壺のような不思議な形の墓石を見掛けました。つい初めて見る型だと喜んでいましたが、実は前にも見た事があるのに気付かなかっただけでした。これはurn=骨壺と呼ばれるタイプのようです。骨壺をわざわざ墓石のモチーフに選ぶ理解し難い発想は、やはりmemento moriの思想からなのかも知れません。

また、柱型も見掛けました。建てた後から何かの事故で折れてしまったのか、元からわざわざ遺跡をイメージして折れた形に制作した(イギリスなので大いに有り得る)のかは謎です。 

イギリスの19世紀の墓石として良く見掛けるチェスト型ですが、チェストと言うよりは棺桶にしか見えず、中にダイレクトに死体が納まっているのでは?(つまりsarcophagus)と常々恐れていました。

しかし最近、このチェスト型の崩れた物を見掛ける機会がありました。

中には支えとしてレンガが積まれている構造が見え、これでは死体は納められようもないと分かり正直ホッとしました。P太も興味津々で、内部の写真を熱心に撮っていました。

同じ墓地内では他にも崩れたチェスト型を見掛け、こちらなんて支えも消えぺしゃんこに潰れ、元が墓だったのかベンチだったのかさえ分からない状態です。 

多分修理・管理する子孫も最早残っていない無縁墓なのでしょうが、荒れた墓石がこんなに多くては、教会側も困っているのではと思います。

我々夫婦が勝手にミイラ型と呼んでいるタイプも、また見る度に気味悪い気持ちになります。 

最近やっと正式一般名称が分かり、本当は(curved )body stone tomb、 coffin tomb、または coped stoneと言うそうです。…結局やっぱ死体型って訳か。

こちらは、そのミイラ型が粉々に崩れたのか、瓦状になったまま残っています。

こちらなんて、ヘッドストーンもフットストーンも消えてミイラ型のみが残り地中に埋もれ、最早土管にしか見えません。

これなんて、本当に棺桶型だし。何故わざわざ中に埋まっている物を、墓石の形で表現するのだろう? そこまでしなくとも、墓地なんだから分かるものを。  

常々イギリスの古い教会墓地では、一つの墓所に大抵して囲いのような物は余り存在せず、何処までがその墓石の領域なのか、敷地とか区画とかどーなってんの?と不思議に思います。

例えば、近親者であろうと、普通はこんなにみっちみちには墓石を建てないはずです。 

 

もしヘッドストーン(これが大抵墓碑)とフットストーンが存在すれば、その間が墓所の一区画だとは分かります。また、kerbと呼ばれる低い縁石で囲まれてある場合も区画が明確です。 

遺族が頻繁に墓参りに来る場合、このkerbの中をプランター代わりに花を沢山植え、またはお供え物でいっぱいにします。

裕福者の墓所は、grave-railsかgrave-boardsと呼ばれる柵で囲む場合があります。 

これはcradle(ゆりかご)タイプと言う、ヘッドストーンとフットストーンの間がkerbよりも高い縁石で囲まれ、桶のように深くなったタイプ。

準男爵の墓で、側面には大変美しい植物のレリーフが彫刻されています。 この部分にも、プランター代わりに花をいっぱいに植える遺族は多いようです。 

文様の細かく美しいケルト十字の墓標は、見ると写真を撮らずには居られません。

 
サビサビになった鉄製の墓標も、古い教会墓地では毎回一つ位は見掛けます。

この日も、オーブがいっぱい写っちゃったなあ…。まあ墓地だから仕方ないですね‼