2026/04/08

突然の帰国

 

出来るだけ毎日更新する事を目指していたこのブログですが、これからしばらくお休みします。母が亡くなり、緊急帰国しなければならなくなったからです。 

高齢で衰弱していたとは言え、その日は御機嫌で食欲もいつもよりはあったと言うのに、突然様態が急変し亡くなりました。近くに住む弟ですら、死に際に間に合わなかったそうです。介護施設に入居して、たった十日後の事でした。前回の帰国時に父が亡くなってから、結局二年と経っていません。

認知症を患っていたとは言え、二月下旬にビデオチャットした際は、私の事もP太の事さえすぐに認識し名前を呼んでくれました。結局それが、生前の母の姿を見た最後となりました。いつもならかなり早くから帰国予定を立てるので、帰国中のブログは出来るだけイギリスで書き溜めていましたが、今回は急過ぎてそれが出来ません。

御存知のように、現在は中近東の戦争のせいで、渡航するのが特に非常に極めて難しい状況です。母の意識のはっきりしている内に、出来れば今秋に帰国を考えていたので、一応今までも度々航空料金を確認していました。しかし丁度今は絶対無理だ~、秋までには少しは世界状況が落ち着いて欲しいと願っていた矢先でした。

元々この時期の日本行便は、桜目当ての外国人旅行者が早くから予約し非常に混み、ここ数年は料金も高く設定されています。その上、イランを始めペルシャ湾一帯で戦争が起きて以来、石油が不足し価格が高騰すると共に、航空運賃の値段も暴力的に値上がり続けています。そんな中、一週間以内の便を探すのは正に至難の業でした。 

申し込んでいる最中でさえ料金がどんどん上がって行き、入金後にも関わらず二度もキャンセルされるなんて事が起こり、血反吐が出る程焦りました。とは言え、やはり私自身は混乱動揺していた為、P太がほとんど手配してくれました。…持つべきものは、気が利き頼りになり実際に行動が早い役に立つダンナさん!

結局ほぼ最後に残っていた直行便を滑り込みで取る事が出来ましたが、当然自分史上最高値の航空券となりました。体調が悪かったので(またしても)、正直乗り継ぎ便はキツイと思っていました。

中国や中東乗り換え便だけは大幅に余って少し安かったのですが、危険過ぎて在り得ないとP太からも断固反対されました。今でもエミレー★の航空券を販売しているのが、返って驚きです。 外務省からも突然の欠航や遅延を警告される程で、その他にも追加燃料費を催促されるのではと、実際に東京に到着するまで緊張し続けました。


 日本も原油不足に寄る物価高騰や経済打撃が深刻ですが、ガザ、中近東、ウクライナの戦火自体は、多分日本に居るよりもイギリスでは身近に感じます。しかし、日本は日本で独裁国家に囲まれているし、ミサイル飛んで来るし。おまけに最近は、実家の地元でさえクマの目撃情報があり、最早おちおちと周辺の散歩も出来ないと思います。

喪主となる弟には、常日頃から両親が亡くなった場合、私の帰国の予定を考えずに葬儀の日程を組むように言ってありましたが、丁度葬儀場も火葬場も満杯だったそうで日程が遅れ、ほぼ奇跡的に母の通夜にも葬儀にも間に合う事が出来ました。家族が亡くなると、悲しむ暇もない程葬儀の準備や死亡手続き等で大忙しですが、そんな中でも姉も弟も他の家族も皆、役に立たない私に変わらずに色々と気遣ってくれて感謝しています。両親を失った今、益々きょうだい仲良く生きて行こうと誓いました。

今回は旅券の都合でそれ程長く日本には滞在せず、五月中にはブログを再開したいと思っています。日本滞在中も、もしかしたら更新出来るかも知れません。どうか第三次世界大戦が勃発せず(最早始まっていると言う人も)、無事予定通り英国の夫とタラちゃんの元へ帰れる事を祈るばかりです。

 

※写真は日本ではなくイギリスの近所の公園



2026/04/05

ハッピー・イースター!

  

今日はEaster Sunday、つまり復活祭当日です。イースター柄のプリント生地の中でも一番お気に入りの布で、ドール用アウトフィットを縫ってみました。

このイースター・エッグ柄のカット生地は、賑やかな上に淡い色合いが可愛くて、柄の密度も丁度良くドール服に使い易く本当に好きでした。 

今までも何度かドール服で活躍して貰い、とうとうこれがこの生地でドール服を作る事の出来る最後のようです。

モデルはピンク髪ツインテールの「メルヘンゴーランド」のリカちゃんを選び、髪色に合わせたふんわり夢可愛い雰囲気を目指しました。 

ボディはピュアニーモ・フレクションに替えていますが、正直こちらの方がデフォルトのボディより肌の色がヘッドに合っているような…。 

しかし、この布でガーリーなドレスは既に何度か作ったので、 チュニックとパンツ…と言うかドロワーズを合わせた、ちょっとピエロ風のツーピースにしました。

エリザベサン・カラーっぽい、大袈裟な程大きなフリル襟とベル袖で。フリルやリボンもふんだんに使い、パンツ・スタイルでも愛らしさは残したいと思いました。 

イースター・エッグ柄の布そのものが十分イースターらしいから、どんなパステル・カラーの布と合わせてもイースターらしく仕上がる優れモノですが、今回は水色のストライプと合わせています。  

共演のシルバニアを小さくしたようなウサギちゃんは、リカちゃん用のアリス風ドレスに付属していた物。 

このウサギにさえ、アリス・ドレスとお揃いのやはりエリザベサンのようなカラーが付いていて、しかも取り外し可能な芸の細かさです。

リカちゃんにもウサギ耳を付けようかと思いましたが、ツインテに合わなくて止めました。ツインテそのものが、ウサ耳と被るものですから。

結局リカちゃんのツインテは、単にパールのヘアアクセサリーで飾る事に。

髪型自体が既に十分可愛いから、ヘッドドレスとかは必要ないかなと思いました。 

イギリスのイースターは、大人は大抵チョコとカードを交換するだけなのですが、我が家は今年からチョコ交換すら止めました。

 イギリスの甘ったるい卵型チョコを貰っても、手を付けなくて一向に減らないからです。

例えドイツのリンツやフィンランドのファッツェルと言った美味しいチョコを貰っても、私もP太もすっかりチョコレートを食べなくなってしまいました。 

ところで、この服の顔写りのせいなのか、血色が良過ぎるように見え、このリカちゃんのほっぺたがやたら濃く見えます。 

が、イースターは本来春の訪れを祝う生命復活の喜びの祭り。健康的なのは相応しくて良しって事にしましょう。 

 




2026/04/04

アランデルで見掛けたモッズ古着


昨年のP太のお誕生日に訪れた城下町Arundel アランデルの、礼拝堂をリノベしたクラフトやアンティークが中心に入ったショッピング・モールで、中々魅力的なミッド・センチュリーのビンテージ・ドレスが多く売られている古着屋がありました。自分で着たいと言うよりは、ドールの服作りの参考になるのでせっせと写真を撮り、これはその覚え書きです。 

例えアンティーク・モールの古着屋であっても、ビンテージではなく単なる中古衣料を売っている場合が圧倒的に多いのですが、このお店は「いかにもその時代な」デザインの本物のビンテージを取り揃えていて心が躍りました。多くは60年代後半~70年代の、正にモッズやロンドン・スウィンギン文化が花開いた時代の服のようです。

例えば、こんなフラワーパワーなミニ・ドレス。大きく開いたVネックの先にぶら下がるリングと、白いパイピングがアクセントになっています。 
同じくフラワー・パワー柄でも、オレンジ系は特にスウィンギン時代を象徴する色。
写真では分かりにくいとは思いますが、整列した青系の花柄は、渋さとポップさが上手く融合して凄く可愛いプリントです。白いヨークと襟、大きなボタンもレトロ可愛いポイント。
こちらのストライプと組み合わせた花柄も、かなり好み。
丈は今ならチュニックとしか思えない程短い物が主流で、この後の時代は反動でマキシ丈が流行った(上から二番目の写真参照)ようです。
ジオメトリック柄に、白い襟とカフスが決め手。
無地でも、白い花型のレース・ブレードだけで、凄くその時代らしいデザインに見えるのは流石です。 
 
こちらも単なるストライプなのに、色と全体のフォルムだけでモッズ時代らしさが溢れています。

全体的には地味な色合いですが、良く見ると実は凝ったジャカード織りの生地。リボンや細部の装飾が、結構可愛く仕立てられています。

一方こちらは、このモールの前に訪れたヴィクトリア時代のアーケードの商品で、古着ではなく新品ハンドメイドの子供服です。ピーター・ラビット柄で、シンプルな形に生地の可愛さが最大限に生きています。 

同じ店の同じ形のドレス。中央はヒヨコ柄のイースター・ドレスで、やはりイースターの服と言うと子供用ばかり見掛けると思いました。

 

 

 

2026/04/03

オランダの缶入りバター・クッキー

 

誕生日のプレゼントとして、P太は義妹からこの缶入りのバター・クッキーを貰いました。オランダ産で、イギリスでは他に見掛けた事がなく、やはりFM(フォートナム&メイソン)で購入したようです。


直径15㎝位の缶で、微妙に上手いとも言えない孔雀&蝶のイラストが描かれています。

中身は、見た目からしてデンマークのケルドセンのバター・クッキーそっくり。または、イギリスのショートブレッドっぽいとも思いました。

最早ケルドセンを長年食べていなくて、どんな味なのか憶えていないのですが、ショートブレッド程はバターは多くなく、イギリスのお菓子に比べると甘さは控え目で、まあまあの美味しさでした。