この夏のイギリス南部は、兎に角水不足に悩まされましたが、八月末からやーっと通常通りに、しょっちゅう雨の降るイギリスらしい天気に変わりました。すっかり茶けていた周囲の緑地も、今やちゃんと緑色に戻っています。茶けた時は枯れて死に絶えたように見えましたが、草ってやはりとんでもなく強靭です。
我が家の芝生は茶けこそしなかったものの、水不足中は全く伸びず、約二カ月間は芝刈りをする必要がありませんでした。本来ならこの季節は、最低でも二週に一度は芝刈りしなければならないのです。
芝とは呼んでいますが、実際には日本のゴワゴワと硬い「芝」と言う植物とは異なります。イギリスの芝生には、踏み付けや摩擦に強く冬でも緑色を保つ「寒冷地型西洋芝」と言うのが使用され、猫草に近い柔らかいイネ科の植物です。ただし匍匐性の日本芝と違い背丈が伸び易いので、普通なら結構頻繁に刈り込まなくてはなりません。
しかし、暑さが落ち着いて雨が降るようになったら、庭仕事を本格的に始めようと思っていたのに、すっかり油断していました。気付けば既に一カ月も過ぎていて、何も進めていない事実に結構愕然としています。
十一月に入ると、地面はグチャグチャにぬかり過ぎて手に負えなくなるし、夏時間が終わって日は極端に短くなるし寒いしで、十月中が庭仕事の勝負になります。
水不足中でも水の確保と水撒きだけは注意していたので、庭の植物達自体は概ね元気です。
バラの種類に寄っては、再び花盛りになっている物もあります。
貰った花束から挿し木したバラも、こんなに元気に育って花を咲かせています。
セダム(弁慶草)の開花は、秋の訪れを告げます。どんなに気候変動&天候不良でも、この開花時期だけはそう変わらないように思います。せっせと挿し木をして、今年は株を倍以上に増やしました。
一方で、多分今まで暑さで活動の鈍っていたアブラムシが、再び大量に発生して活発化するようになりました。
アブラムシ退治は、手でブッ潰すに限ります。薬剤を散布すると、他の生物に影響するし花色が痛んだりするので、これぞオーガニックな方法!
私が庭に出ると、どんなに二階でぐっすり寝ていても、何故かすぐに気付いてすっ飛んで来て、お尻尾ピンで御機嫌で付き纏うタラちゃん。
既に朝夕はかなり冷え込むようになったので、例え朝一番に掃き出し窓を開けても、タラちゃんは出て行くのを躊躇うか、すぐに戻って来る事が多くなりました。
ところで、タラちゃんを引き取った時、先っちょだけ白くなったキャンドル・テールの尻尾が、凄く長くて可愛い!と我々は喜んでいました。
しかし今ふと気が付けば、決して短くはないものの、それ程長くは見えません。
尻尾の長さはそのままだけど、身体の方は顕著に育ってしまったからのようです。
念の為、どんどん身体が巨大化している訳ではありません(苦笑)。
いよいよ雨の日が多くなって来たので、これからタラちゃんの 外出も少なくなって行きます。
それと同時に、庭仕事をする機会も限られて来ます。本当に、十月中が勝負!と肝に命じねば。結局間に合わなくて、十一月中もソソクサとやっている事が多いんですけどね…。 日が傾いて(既に二時半位で)冷え込んで来る中を泥だらけになって庭仕事をするのは、流石にちょっと悲しい気持ちになります。