2026/10/21

アラビアのポモナのオレンジ柄ジャム・ポット

 

今でもフリーマーケットでは、結構魅力的なビンテージ陶器を見掛ける機会はあるのですが、もう食器類は十分持っているので、グッと堪えて手を出さなくなりました。もし北欧や中欧の陶器にでも出会えれば話は別なのにと思いつつ、こちらにはめっきり出会わなくなりました。そう思っていた矢先、このフィンランドの陶器ブランドArabia アラビアの「Pomona ポモナ」シリーズのジャム・ポットが、どどーんと目に入って来ました。


このシリーズは今までも幾つか手に入れましたが、今度はオレンジ柄です。オレンジだから、ジャムではなくマーマレード入れと呼ぶべきかも知れません。

このアラビアのジャム・ポットには大きさが二つあるようで、今まで手に入れたのは背の低いタイプばかりでしたが、今度のは背の高いタイプです。この蓋には、スプーンを差し込む為の切込みが付いているタイプも存在そうです。ただし密閉性はないので、ジャム・ポットとしては大して実用的はありません。

正直言うと、どうしてもこの形が骨壺のミニ版のように見えてしまい…。 

更に実を言えば、オレンジの断面のデザイン自体は平凡で、ポモナの他の果物柄に比べて少しレトロさや面白みに欠けると思いました。ベリー類の柄に比べたら、それは顕著かも。フィンランド人のベリーに対する愛は、半端ないと聞きますから。

…いやいやいや、久しぶりのカテゴリーA級の北欧ビンテージ陶器との出会いで、嬉しい収穫なのには違いありません。これは蓋が残っていて全体的に状態は良いし、日本だったら1万円はしますことよ。もし日本に住んでいたら、北欧陶器とは、幾ら好きでもほとんど縁がなかっただろうとは思います。 




2026/10/20

西荻の一軒屋カフェ&サロン hana

 

東京に滞在中、姉と西荻窪で待ち合わせたその日は、昼食後すぐに隣駅の吉祥寺へは移動せず、しばらく西荻の街の中をブラ付きました。歩いている内に疲れて来たので、休憩して一服する事にしました。その時偶然目に入った、「一軒屋カフェ&サロン hana」に入ってみました。

かつては極普通の一般家屋だった木造住宅を、ほぼそのままカフェとして利用しています。

靴を脱ぎ、お座敷に座るスタイル。 

古民家と言う程古くはありませんが、返って田舎の親戚の家を訪れたような、懐かしいホ~ッとする雰囲気です。 

床の間の上部の控え目なステンドグラスが、不思議と和風にマッチしています。一昔前までは、日本でカントリー・テイストのインテリアと言うと、トールペイントやステンシル等のアメリカン・カントリーで、欄間のある古い社宅でさえも無理矢理埋め尽くす、日本らしさは隠して丸否定する発想しかありませんでした。アンティークやビンテージと言うと、兎角西洋の物が若者にはお洒落と見なされました。しかし今は、古来の文化や昭和レトロも、テイストの一つとして認められ愛されている事が、嬉しい傾向だとつくづく思います。

可愛い小物が、あちこちに置かれています。レンタル・スペースや、ワークショップも行っているようです。 

カフェ・メニューは、小豆に拘った小豆スウィーツが多い「あずきパーラー」で、上質な北海道大納言と金時豆を絶妙な割合で混ぜ、黒砂糖で丁寧に炊き上げているそうです。酵素玄米を使用したお食事系には、店主御夫妻の母君の味の韓国のエッセンスも加えているそうです。

こちら、美しい韓国産の螺鈿の座卓。実家にも、似た韓国製螺鈿の座卓がありました。 

ぶっといストローですが、タピオカミルクティーではなく小豆ミルクです。二人共、これを選びました。甘さ控えめで大粒の小豆その物の食感が味わえる餡子好きには大満足の美味しさで、尚且つ喉の渇きも癒せました。





2026/10/19

楕円形フィリグリーのクリア・ラインストーンのブローチ

 

八月最週末のフリーマーケットは、いつもの日曜日と翌日の公休月曜日も開催予定でしたが、日曜日は雨の為に中止となりました。その後も雨が明け方近くまでかなり降り、月曜日の日中も再び降り出すと予報されていたので、きっとその日も中止になるだろうと私もP太も思っていました。しかし、意外にも開催されたので出掛けました。牧草地で開かれるフリマだから、例え開催時に雨が降らなくとも、グラウンド・コンディションが悪いと開催出来ないのです。しかし驚いた事に、会場の地面は全くぬかっていませんでした。牧草地が緩く斜面になっているのと、長らく雨が降らなかった為に地面が乾き切っていたせいか、全ての雨を地面が吸収し捲ったようです。ただし、時折は日差しが思ったより強く照った為か、濡れた犬のような独特な泥臭さが地面から蒸発して漂っていました…。このフィリグリーのビンテージ・ブローチは、その日のフリマで購入しました。

縦5.5×横7.5㎝位の全体的には楕円形で、フィリグリーのブローチとしても大き目です。

好きなアール・デコ時代のチェコスロヴァキア製のフィリグリーだし、石カケもなく状態も良い…位しか、正直買った時点では思っていませんでした。が、家に帰って良く観察して、物凄く繊細な造りにびっくりうっとり。買い逃さなくて良かった~と、今更ながら思いました。

ラインストーンは直径2㎜程度の無色透明のみですが、台座の透かし金具が細かく複雑に構成されいて美しいのです。また金具の色が白銀に近いのも、涼し気で繊細さを高めています。

何故この繊細さと充実ぶりに最初は気付かなかったのかと言えば、全体がすっきり楕円で纏めてあるのと、日差しが強過ぎて全体が輝いて良く見えなかったせいかも知れません。

この楕円の縁も、実は良く見るとフリル状に波打っていて可憐です。 

ピンは古風なtrombone claspと呼ばれるタイプで、ここに小さく「チェコスロヴァキア」とドイツ語で刻印されているのが、辛うじて判読出来ます。

そんな心持たない天気が予報されていたのにも関わらず、前日の日曜日が中止されたせいか、公休月曜日開催のフリマにしては出店数も客も多めで賑わっていました。お陰で、私も収穫にまずまず恵まれました。しかし丁度我々がフリマ会場を車で去る時に、大粒の雨が降り出しました。