今でもフリーマーケットでは、結構魅力的なビンテージ陶器を見掛ける機会はあるのですが、もう食器類は十分持っているので、グッと堪えて手を出さなくなりました。もし北欧や中欧の陶器にでも出会えれば話は別なのにと思いつつ、こちらにはめっきり出会わなくなりました。そう思っていた矢先、このフィンランドの陶器ブランドArabia アラビアの「Pomona ポモナ」シリーズのジャム・ポットが、どどーんと目に入って来ました。
このシリーズは今までも幾つか手に入れましたが、今度はオレンジ柄です。オレンジだから、ジャムではなくマーマレード入れと呼ぶべきかも知れません。
このアラビアのジャム・ポットには大きさが二つあるようで、今まで手に入れたのは背の低いタイプばかりでしたが、今度のは背の高いタイプです。この蓋には、スプーンを差し込む為の切込みが付いているタイプも存在そうです。ただし密閉性はないので、ジャム・ポットとしては大して実用的はありません。
正直言うと、どうしてもこの形が骨壺のミニ版のように見えてしまい…。
更に実を言えば、オレンジの断面のデザイン自体は平凡で、ポモナの他の果物柄に比べて少しレトロさや面白みに欠けると思いました。ベリー類の柄に比べたら、それは顕著かも。フィンランド人のベリーに対する愛は、半端ないと聞きますから。
…いやいやいや、久しぶりのカテゴリーA級の北欧ビンテージ陶器との出会いで、嬉しい収穫なのには違いありません。これは蓋が残っていて全体的に状態は良いし、日本だったら1万円はしますことよ。もし日本に住んでいたら、北欧陶器とは、幾ら好きでもほとんど縁がなかっただろうとは思います。