2026/09/30

九月の庭&猫便り

 

この夏のイギリス南部は、兎に角水不足に悩まされましたが、八月末からやーっと通常通りに、しょっちゅう雨の降るイギリスらしい天気に変わりました。すっかり茶けていた周囲の緑地も、今やちゃんと緑色に戻っています。茶けた時は枯れて死に絶えたように見えましたが、草ってやはりとんでもなく強靭です。 

我が家の芝生は茶けこそしなかったものの、水不足中は全く伸びず、約二カ月間は芝刈りをする必要がありませんでした。本来ならこの季節は、最低でも二週に一度は芝刈りしなければならないのです。 

芝とは呼んでいますが、実際には日本のゴワゴワと硬い「芝」と言う植物とは異なります。イギリスの芝生には、踏み付けや摩擦に強く冬でも緑色を保つ「寒冷地型西洋芝」と言うのが使用され、猫草に近い柔らかいイネ科の植物です。ただし匍匐性の日本芝と違い背丈が伸び易いので、普通なら結構頻繁に刈り込まなくてはなりません。

しかし、暑さが落ち着いて雨が降るようになったら、庭仕事を本格的に始めようと思っていたのに、すっかり油断していました。気付けば既に一カ月も過ぎていて、何も進めていない事実に結構愕然としています。

十一月に入ると、地面はグチャグチャにぬかり過ぎて手に負えなくなるし、夏時間が終わって日は極端に短くなるし寒いしで、十月中が庭仕事の勝負になります。


水不足中でも水の確保と水撒きだけは注意していたので、庭の植物達自体は概ね元気です。

 バラの種類に寄っては、再び花盛りになっている物もあります。

 貰った花束から挿し木したバラも、こんなに元気に育って花を咲かせています。 

セダム(弁慶草)の開花は、秋の訪れを告げます。どんなに気候変動&天候不良でも、この開花時期だけはそう変わらないように思います。せっせと挿し木をして、今年は株を倍以上に増やしました。

一方で、多分今まで暑さで活動の鈍っていたアブラムシが、再び大量に発生して活発化するようになりました。

アブラムシ退治は、手でブッ潰すに限ります。薬剤を散布すると、他の生物に影響するし花色が痛んだりするので、これぞオーガニックな方法!

私が庭に出ると、どんなに二階でぐっすり寝ていても、何故かすぐに気付いてすっ飛んで来て、お尻尾ピンで御機嫌で付き纏うタラちゃん。

既に朝夕はかなり冷え込むようになったので、例え朝一番に掃き出し窓を開けても、タラちゃんは出て行くのを躊躇うか、すぐに戻って来る事が多くなりました。  

ところで、タラちゃんを引き取った時、先っちょだけ白くなったキャンドル・テールの尻尾が、凄く長くて可愛い!と我々は喜んでいました。


しかし今ふと気が付けば、決して短くはないものの、それ程長くは見えません。

尻尾の長さはそのままだけど、身体の方は顕著に育ってしまったからのようです。  

念の為、どんどん身体が巨大化している訳ではありません(苦笑)。

いよいよ雨の日が多くなって来たので、これからタラちゃんの 外出も少なくなって行きます。

それと同時に、庭仕事をする機会も限られて来ます。本当に、十月中が勝負!と肝に命じねば。結局間に合わなくて、十一月中もソソクサとやっている事が多いんですけどね…。 日が傾いて(既に二時半位で)冷え込んで来る中を泥だらけになって庭仕事をするのは、流石にちょっと悲しい気持ちになります。




2026/09/29

シャンデリア風イヤリング

 

七月頃のフリーマーケットで、ビンテージのイヤリングを50ペンスで買いました。菊座のような金具からスワロフスキーのラウンド型とソロバン型のAB加工クリアのビーズがじゃらじゃらとぶら下がった、まるで耳朶からシャンデリアが垂れ下がり煌めくようなイヤリングです。

シャワー冠からビーズがタッセル状に繋げられたブローチなら、流行った時期があるようで、何度も見掛けた事がありますが、イヤリングでは初めてかも知れません。日光でも人工灯でも光が当たると、凄く威力を発揮しそう。

多分スワロ・ビーズそのものは今でも手に入るタイプと違わないと思いますが、これ程沢山使用するとなると、材料費だけでも50ペンス(百円強)で収まる訳がありません。

ミッドセンチュリーのイヤリングだから、元はピアス式ではなくネジ式でした。こんなぶら下がり式は、耳朶を挟むクリップ・タイプよりずっと簡単にピアス金具に変更出来ます。

しかし、このネジ式のイヤリング金具にさえ美しいラインストーンが付いていて、現代の普通のピアス金具に替えるのが勿体無くすら思えました。勿論、この元のイヤリング金具は、捨てずに取って置きます。

今やイヤリングはピアス式が当たり前で、赤ん坊の耳にさえ勝手にピアス穴を開けてしまう親が居る西洋ですが(控え目に言って虐待ですよ…)、50年位前まではネジ式やバネ式のイヤリングが主流だったようです。今でも時々、アレルギーの問題なのか、ピアスではないイヤリングを愛用するイギリス人も居ます。

最初は自分で着用しようかとも思いましたが、ピアスに改造しても私には重過ぎて着ける事はなかろうと断念。それで、本当はビンテージ・ジュエリーは、ブローチよりネックレスやイヤリング(ピアス)の方が嬉しいと言う姉に回す事にしました。自分用であればピアス金具はフレンチ・フックにするつもりでしたが、姉はフレンチ・フックが面倒臭くて嫌いなので、極普通のU字フックに交換しました。

しかし、U字フックだと不意に外れ易く、実際に私は何度か(多分マスクや帽子を外す際に)失くして悲しい思いを事があります。「だからフックの先に更にシリコン・キャッチを付けて置くと安心だよ!」と姉は言いますが、それじゃあ余計着脱が面倒臭くて、結局フレンチ・フックの方が便利なのでは?と私は思います。