夏のフリーマーケットで、今まで見た事のないタイプのビンテージ・ネックレスに出会いました。いえ、もしかしたらアンティーク・モールやフェアでは、高く売られている商品としては今まで見た事があるのかも知れませんが、少なくともフリマで見るのは初めてでした。値段は3ポンドとフリマとしては高めで、値引きにも応じて貰えませんでしたが、その日は収穫が少なく予算も残っていたし、珍しい仕様なのにモールやフェアと比べれば高くはないと思い購入しました。
葉に見立てて型抜き&形成したセラドン・グリーンの樹脂パーツを二枚重ね、その上に同じく樹脂製のカラフルな花をブーケ状に乗せ、合計七つ繋げたデザインです。
この花は、直径3㎜程度に抜かれた小さな円を、絶妙に重ね合わせてるだけで、ちゃんと花に見える所が何気に凄いと思います。砂糖菓子を連想させる、レトロなパステル色も魅力。
花はバラを模っているようですが、縁がギザギザになった葉は余りバラっぽくはありません。この円型の花びらとラインストーンを組み合わせたビンテージ・ジュエリーなら、今まで何度か見掛けた事がありますが、樹脂だけで構成してあるのを見るのは初めてでした。
留め具も、また今まで見た事のないタイプです。正直外れ易いんじゃないかと不安な造りなので、これは後から付け替えるかも。
このブーケの樹脂はセルロイドのようで、脆く壊れ易い素材に見えます。この仕様で綺麗な状態で残っている事自体が珍しく、それ故に今まで見掛けた事がなかったのかも知れません。ネットでは似た物さえ見付けられませんでしたが、製造年代は1930~40年代頃じゃないかと推測しています。フリマで売っていた50歳代位の女性の話では、彼女のおばあさんの持ち物だったそうで、長年大事に仕舞われていた事が伺えます。樹脂製だから少し玩具のような懐かしいキッチュさもあり、昔ならではの奥ゆかしい優雅さも感じられるネックレスです。