2026/03/13

プラチナ・ブロンドのウォルドルフ風ソフビ人形

 昨年の12月もクリスマスらしい雰囲気を味わいに、大聖堂と古城の町Rochester ロチェスターを訪れました。其処でチャリティショップを覗いていて、この人形に出会い買いました。 

数年前にも買った事のある、ウォルドルフ風ソフトビニール人形のプラチナ・ブロンド(…と言うか白髪)版のようです。今回買ったのも、偶然それと同じチャリティショップだったように思います。

ただし前回のは、ほぼデフォルトのアウトフィットが全部揃った状態とは言え、5ポンドとチャリティショップの中古人形としては結構高かったのに対し、今回のこの人形はたった1ポンドでした。

とは言えマッパではなく、デフォルトらしき服は着用して売られていました。今時の西洋のファッション・ドールのアウトフィットには珍しく、ナチュラルな色と風合いのコットンで出来ているカントリー・ドレスで、この人形の素朴な雰囲気に良く似合っています。 

また、このスカート部分には、実はペチコートかパニエのようなチュール地の裏地が付いているんです。裾のレースがちら見えする、シンプルなようで結構凝った造り。

しかし、デフォ服がどう見ても夏服なので、長袖を作って着せました。白い髪色に合わせて淡い色合いの服装にしたく、少しくすんだピンク地水玉のチュニックを縫いました。

下に履かせた白いスカートは、前にリカちゃん用に作った物。ウェストがゴムなので、リカちゃんのボディよりずっと太いこの人形でも履けます。 

自分でも、スカートやワンピの下に別なスカートを履いて、ちょこっと覗かせるコーデは好きです。冬は暖かいですし()、丈感がイマイチ決まらないと思う時に有効です。

1/6サイズよりはスケールが大きい為、足のサイズも大きいのですが、フリマで色んなドール用のフットウェアを購入している為、今はこの人形でも履ける靴も一応持っているんですよ~。

このパール掛かった薄いピンク色のメリージェーン(ワンストラップ)靴は、ELC(Early Learning Centre)と言う就学前の幼児向け玩具メーカーの、「Cool Kids」と言うこのウォルドルフ用人形やマドレーヌちゃんと同じ位シンプルな顔の幼児人形用の靴でした。フリマで一足20ペンスで売られていたのを、纏めて五足位買いました。売っていたお兄さんは、妹の古い玩具の靴が全部売れた!と喜んでいました。

ただし「Cool Kids」は多分1990年代に多く出回ったドールだから、アウトフィットは概ね今時の子供服と大差ないポップな色合いのカジュアルなデザインで、靴もプラスティック然としたケミカル色ばかりです。デザイン的には、生憎このドールに似合う雰囲気では余りありません。

唯一この靴だけはナチュラルな服装にも合うかなーと思いましたが、何気に厚底です。ボディが軽量なせいか、重めの靴を履かせると自立出来ます。 

ボディは中空洞の恐らくポリ製で、昔のソフビ幼児人形同様に可動域は最低限です。ポリでも特に薄い安い素材で出来ているらしく、背後から光を当てると全身が透ける程です()

しかし体型には妙なクセはなく、日本人から見て自然な幼児体型のバランスに作らています。ただし西洋のドールに良くある事で、ぱんつらしき物が直にボディに型押しされていて、そのリボンがかなり出っ張って邪魔です。

一般的なドール・ヘアの代わりに、ふわふわした変わり毛糸が植毛されているので、ボリュームある髪量に見えます。が、実は植毛自体は、非常に疎らで乏しく哀れな状態です。こんな風に二つ結びにすると、後頭部だけでなく実は頭頂まで地肌が丸見えです。

しかし、こんなミニマムな表現の顔パーツで、しかも顔型はかなり四角いのに、ちゃんと可愛く見えるのは改めて凄いと思います。




2026/03/12

エンフィールドのアンティーク・モール

昨年の自分の三月の誕生日に、念願のWaltham Abbey ウォルサム修道院を夫婦で見学した後は、少し西へ足を延ばして、Enfield エンフィールドと言う場所のアンティーク・モールへ行ってみる事にしました。グレーター・ロンドンの北端の、高速25号線のちょっとだけ内側に在ります。何せこの地域に来るのは初めてな上、今後再び来る事もまずないだろうし、訪れるのならまたとない機会だと思ったのです。

ナビに郵便番号を入力して向かいましたが、中々見付からず探すのに苦労しました。そのアンティーク・モールはガーデン・センターの奥に在るとの事だったのに、少し古臭いガーデン・センターの中にはそれらしき売り場は見当たらず。実はガーデン・センターの陰と言うか裏にある、別建物だったのです。

店名を、Crews Hill Vintage Emporiumと言います。

 

 プレハブのような建物で、それ程広くはありません。 

しかし、アンティークではなく店名を「ビンテージ」と謳っているだけあり、ミッド・センチュリーの好みのレトロ物やコレクタブルズを中心に取り扱っています。 

特に、バッグや帽子、古着等のファッション・アイテムはかなり充実していました。

棚の高い所にあり良く確認出来ませんでしたが、エニッド・コリンズの木製バッグかな。

棚の上中央の、籠バッグも素敵。何せ、これより古いデコ時代のバッグより、ミッドセンチュリーのビンテージ・バッグは貴重です。 

形と柄は古風なのに、素材(ポリエステル?)とプリントや色は頗るキッチュなバッグ。 

P太の大好きな、50年代のエレガントなスタイル。生憎、ウェストの太い私には全く似合いません。

ビンテージ・ジュエリーも充実していて、友達へのプレゼントもここで買う事が出来ました。

このストールには、古くはなく新品ですが、様々なリアリスティック・モチーフの樹脂製のアクセサリーがびっしりと並んでいます。 P太のキツネ・ブローチは、ここから買いました。

ポーランドの木製人形も、この通りズラリ。値段は12ポンドと、極一般的です。右下にある、岸田劉生の麗子像そっくりのマグが気になる…。

 右のロシアのブリキ人形は、箱入り22ポンド、箱ナシ 15ポンドと割とお買い得。

どちらも好きな、ハンガリーのカロチャ地方の刺繍人形と、オーストリアのホーローの飾り皿

もう二度と行く事がなさそうなのが残念な位、好みの品揃えの充実したモールでしたが、この店の単独の目的では、やはり行く事は難しそう…。何処かへ行ったついでとか、何かと組み合わせてじゃない限り行けない程(ダートフォードの通行料も高いし~)、我々にとっては不便な地域です。

 

 


2026/03/11

修道院の町ウォルサム・アビー

 

昨年の三月の自分の誕生日に夫婦で訪れたWaltham Abbey ウォルサム・アビーで、町名になっている修道院教会自体を見学した後は、勿論ウォルサム・アビーの町も散策しました。前途の通り、この町はかつてはWaltham Holy Crossと言う名前でしたが、1974年に現在の町名に変更しました。

高速道路で通って来て、この一帯は意外と小高い丘陵地帯だと思いましたが、ウォルサム・アビー自体は低地に在るようで、川が中心部を縦横に流れ水が豊かな土地のようです。

先史時代、ローマ時代から歴史を持ち、古くから門前町、巡礼地、市場町として栄えたので、町自体にも期待が持てます。

確かに、古い建物は幾つか見掛けました。これは、町のシンボル的な老舗パブ。 

町の中心では、丁度市場が開かれていましたが、イギリスなので魅力は何もナシ。 

こちらは、タウン・ホール(町役場)のようです。 

中心部商店街は然程大きくなく、一通り歩いてみましたが、正直歴史ある町の割に何だか雰囲気が安っぽいと感じました。何故か、やたらタイ式マッサージ屋は多かったような。

このポスターを見たせいかも(笑)。巡回興行プロレスなんて、イギリスで初めて目にしました。

町の中心から、修道院跡地の公園を眺めた所。この近くには広大な湖水公園やカヌー等の水上競技の練習場もあり、確かに水は豊かな土地のようです。

ただし、町のあちこちの地面に配されたモザイクは、古くはないけれど中々可愛く目を引きました。

普通こう言う床モザイクは、どんどんピースが剝がれてみすぼらくなって行くのに、ここのは余程頑丈に接着してあるのか、それとも頻繁に手入れしているのか、どれも状態が完璧に良いのです。

こちらは、修道院教会脇の遊歩道にずらりと並んでいるモザイク。

イングリッシュ・ガーデンで御馴染みの花が、主にモチーフになっています。

四角もあれば、丸型もあり。

しかし、どれも白黒の市松模様で囲まれているので統一感はあります。 

図案や構図も、何気に良く出来ています。

 ありふれたチューリップも、白と赤の五本の花を上手く組み合わせてあります。 

「イギリスと言えば」なバラですが、典型的な赤ではなく、結構渋い色で表現されています。

一方こちらは、野生のバラとして知られたドッグ・ローズかな。  

潔い程シンプルにどどんとヒマワリの大輪ですが、花びらや花弁部分は数色が使われて何気に凝っています。

ウォルサム・アビーの町の方は、期待した程魅力的ではありませんでしたが、やはり実際歩いてみないと分かりませんし、期待したのとは別な魅力は楽しめました。