数年前にビンテージ・シンディの復刻版+フル可動式ボディの「Sindy Play」シリーズが発売された時、気に入った仕様の幾つかのドールは新品で手に入れました。その時乗馬のシンディちゃんも販売され、人形自体はオーバーン(赤褐色)の髪で中々魅力的に見えましたが、販売セットはプラスティック製の馬まで付属している為にやたら大きく、それに伴って単価も一番高かったので見送りました。
その後もし中古で乗馬のシンディちゃんの人形だけで出回っていたら買おうと思っていたところ、…最近遂にそのドールの上手い具合に状態の良い物にフリマで出会う事が出来ました。
これを買う時に値段を尋ねると、まずストール主であるお父さんはお人形の元持ち主の娘に「幾らで売りたい?」と聞きました。女の子は最初「5ポンド」と答えましたが、お父さんは「それは高過ぎるよ」と苦笑いして、結局自分で値段を決め「じゃあ1ポンドで」と言ってくれました(…よかった~笑)。
ボディや髪質の状態が良いだけでなく、オリジナル・アウトフィットの乗馬服も(キャップとヴェストはないものの)、フットウェアさえそのまま付いて来ました。
元は、いかにも田舎の農場で働く、自然と馬を愛する純朴な少女と言うイメージでした。
しかし、一つ結びだった髪を解いてみると、髪裾に巻の大きい無造作カールが掛かって、何だかやけにゴージャス&グラマラス。これを見て、即座にモデルとしての方向性を変える事にしました。
私も姉もドールには不要と思っているソバカスは当然消し去り、ついでにマットな色で気に入らなかったリップもリぺし、アイラインから離れ過ぎてスズメの足跡(=目尻の皺)みたいで気になっていた睫毛も描き足し、メイク濃い目の1960年代ファッションが似合うシンディちゃんを目指す事にしました。
心なしか、オリジナルのビンテージ・シンディの顔に寄り近付いたような気がします。やはり濃い色のリップの方が、シンディには合っているように思うし好みです。瞳の色が緑なのも、ミュージシャンのシンディ以外では珍しく、新鮮に見えるので気に入っています。
元々シンディは60年代生まれのレトロ少女漫画顔だから、レトロ・ファッションが似合うのは道理のはずです。
元持ち主の女の子も、自分の乗馬のシンディちゃんが手元を離れて数日後には、こんな都会派?シンディに生まれ変わるとは思ってもいなかった事と思います。
青系の60年代風ワンピースは、元々バービー用に作った物なので、シンディには胸のダーツが合っていないし丈も若干長めです。しかし着用する事は可能で、もしこれがmomoko DOLLだったらダブダブで合わないはずです。
持たせるだけでセレブ感が爆上がりする白いバッグは、姉が買ってくれたジル・スチュアートのミニチュアのガチャ。うっとりする程良く出来ていて、特にビジュー部分は驚きの細かさです。
ただし中は空洞ではなく、ずっしり重めの樹脂製の固体なので相当重量があり、肘の関節の緩いドールには、関節が自然に下がってしまう為に持たせる事が出来ません。
付属のストラップで肩掛けも出来ますが、これもドールに背負わせるのには結構安定が難しい。このバッグで、クロスボディって訳には行かないですし。
それで、最初はこの手作り白合皮バッグを持たせていました。こちらの方がレトロ感はあるものの、正直ショボさは否めません。
ところでチコちゃんの番組で、何故こう言う肘に掛けるバッグの持ち方は女性だけなのか?と言うのを説明していました。筋肉の造りが異なる為、男性は腕が痛くなるので持てないからだそうですが、そう言えば私もバッグをこう持つ事は全くありません。決して筋肉が男だから(爆)ではなく、特にイギリスでは防犯上良く無いからです。
フル可動式ボディの割に「Sindy Play」の可動域は狭く、大して役に立たないのですが、ボディとしての造形自体は、顔に合っていてバランス良く出来ていると改めて実感しました。同じ日に購入した中古のハスブロ製ディズニー姫人形と見比べると、尚更思いました。
特に椅子等に座らせた時、きちんと脚を閉じる事が出来るのと(廉価品可動式ボディでは結構出来ない事が多い)、手を膝の上で揃える事が出来るので、中々御行儀良く見えます。
実は椅子の高さや深さが合わなくて、尻の下に消しゴムを置いて調節しているのですが…。
そう言えば、Sindy Playのボディで椅子に座らせるのは、案外これが初めてかも知れません。
例え可動式ボディで膝に関節があっても、座らせる程は股関節や膝が曲がらないドールも中には存在するので、やはり全ての可動域を色々試して慣れない限り、分からない事だらけです。