2026/09/04

ポニーテールのリカちゃん

 

今年一時帰国した時、姉から以前リサイクルショップで買って置いてくれた中古ドールの詰め合わせを渡されました。中には概ね状態の良いリカちゃんやバービーが計五体入って、値段は五百円程度だったそうです。

姉が福島県に帰省した際、郡山市のトレパクにちょこっと立ち寄ってサクッと見付けて買ってくれたらしく、やはり地方は掘り出し物に出会える可能性が高いね!と二人揃って感心しました。その中の一体が、このポニーテールのリカちゃんでした。

普通の廉価品のリカちゃんで、手に入れた時にはパジャマを着ていました。実は私、ポニーテールと言う髪型が余り好きではなく、特にこんなサイドテールには惹かれない為、せめてサイドではなく通常のポニーテールに結い直しました。植毛は元から髪を後頭部で結び易い構造になっていて、結わう位置をずらしても問題ありません。

更に、現在の通常版リカちゃんに共通している、パール・ピンクのぽってりした唇も余り好きではないから、落としてリペイントしました。お顔自体は、中国製リカちゃんの一時期に比べると、顔型が異様に横広がりにはむくんでおらず、質が落ち着いて来ているように見えます。

デフォルトのボディの質は脚も閉じず酷かったので、ピュアニーモ2エモーションに替えています。 

このリカちゃんには快活で今時な格好をさせようと、ビスチェ+ワイド・デニム+白いブラウスを縫いました。

ワイド・デニムは、武井聡美さん著の「大人ドール服」を参考に、丈をピュアニーモS用に少し長くしています。

夏に布が脚に貼り付く感触は暑過ぎてイヤだから、ワイド・パンツは私も時々愛用しています。が、問題はトイレの時で、降ろした時に非常に床に落ち易いので、イギリスで外出する時には絶対に履きません。

イギリスの公衆トイレの床が、ショッピング・モールとか高速道路のSAでさえ、濡れていてとんでもなく汚い事が多いからです。

そりゃ、用を足す前にパンツの裾を巻き上げて履き口やドロワーズの裾に押し込む、ヘアゴム等で留めるなど、床に落とさない為のテクが色々あるのは知っているんですけど、落ち着いてそう言う作業も出来ない程、イギリスの公衆トイレは全体的にバッチいんですよ()

床にトイレット・ペーパーの切れ端が散乱し捲っているとか、便座が濡れているとか(しかも明らかに薄黄色い液体…)とか、圧が低いせいかちゃんと流し切っていない…どころか汚物が便器に残ったままとかは日常茶飯事で、更に相当な暴力じゃないと壊れないような巨大ペーパー・ホルダーが破壊されているとか、個室三室の内二つは故障中で使用禁止とか(全部壊れない限り修理するつもりはない)も良く見掛けます。

女子トイレでさえこうなんだから、決して見る事はないけれど、一体イギリスの男子トイレはどんなに酷い状態なのだろうと想像します。少なくともP太の話だと、使用後に手を洗わない輩が非常に多いそうです。

…ううっ、もう止めよう、この話題は💦 逆に冬はワイド・パンツでは寒過ぎて履く気にならない事もあり、幅広でも出来るだけ裾絞りのバルーン・タイプを選ぶようにしています。

ビスチェやキャミをべスト代わりにTシャツやワンピの上に重ね着するのも、好きで良くやっています。

フリルショルダー&ペプラム付きのノースリーブ・ブラウスは、こんな感じに作りました。このバランスを取るのが結構難しくて、最初は袖付きにしましたが、今多く見掛けるオフショルダー&袖巾広めのブラウスにすると、上にビスチェを上手く着せられない為、結局袖無しに変更しました。

ペプラムも、ビスチェからバランス良く出て見えるように考えなければなりませんでした。

ビスチェ自体も、ドールの場合はダーツを入れると重ね着しにくくなる為、ダーツ無しに作り直しました。ドールの重ね着って、数ミリの誤差でも出来なくなる事があり、意外と難易度高くて面倒です。

スマホ・ケースと、今回日本で良く見掛けたフリル・ストラップも手作りしました。が、後から気付いた事には、若者ってこんな手帳型のスマホ・ケースを使わない! オバチャンだけ!!  

だってさあ(自分おばちゃんだし~)、側面&背面だけ覆うスマホ・カバーって、そそっかしい私には絶対信用出来なくて不安なんですよ。例えカバーを掛けていても、液晶画面に保護フィルムを貼っても、こんな風にスマホだけ剥き出しに肩から下げるのでさえ、屈んだ時にでもテーブルとかにガンとやりそうで、私は怖くて出来ません。 

ところで、持たせたアイスの棒が短過ぎて、これではコーティングのチョコが手に付いてしまいますね。撮影している内にアイスって言うより、五平餅に見えて来てたし(…五平餅喰いたいw)。

スニーカー・サンダルも大好きで、この夏こればっか履いています。お気に入りは、SHAKAのサンダル。人気とは知らずに、その履き心地の良さに驚いて買いました。 

完全に耳出しだから、ぶら下がるタイプのイヤリングを着けさせるのには持って来いの髪型です。このイヤリングには、スワロを使用しています。

余り好きな髪型じゃないので、自分では決して買う事はなかったであろうポニーテールのリカちゃんですが、今回撮影していて結構可愛い事に気付きました。意外と自分好みの服装が似合うみたいだから、今後もモデルとして活躍してくれそうです。













 


2026/09/03

オープン・バックのサファイヤ色カボションのブローチ

六月の記録的な猛暑の日に訪れたArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアで、アクセサリー類を多く扱う屋外ストールには、「火傷注意」との張り紙が掲げてある場所も在りました。実際に日当たりの良いストールの金属の商品の多くは、強烈な日差しで熱されて、火傷しそうな温度になっていました。 
古物TV番組「バーゲン・ハント」を撮影中

そんな屋外ストールの一つに、ビンテージ・ジュエリーを幾つか扱っているストールが在りました。物色していると、店のオヤジは「それ一個1ポンドだよ」と声を掛けてくれました。気に入ったのが見付かったので、2個買う事にしました。

その一つがこのブローチで、幅は約5㎝。全体的に逆三角形のような、アクセサリーとしては少し珍しい形をしています。

サファイヤ色のオープン・バックのカボションが、ドドーンと大きく印象的です。

製造年は、恐らく1960後半~70年代で、工場の大量生産化が一層進み、コスチューム・ジュエリーが更に手軽に手に入るようになって来た時代です。しかしもっと古い時代のビンテージ・ジュエリーに比べ、全体的に造りが大味なのは否めません。

装飾的な枠になった台座に嵌め込まれていますが、正直この型抜きも荒っぽく見え、フィリグリーと呼ぶには繊細さに欠けます。

とは言え、このカボションの美しさと存在感は、惚れ惚れする程圧倒的です。カボションの威力だけで、買って置いて良かったと思わせるブローチです。





2026/09/02

枕営業猫

 

今年の一時帰国中に東京の姉の家に滞在していた時は、当然姉夫婦の愛猫ロシアン・ブルーの灰斗ことハイちゃんとも一緒に暮らしました。ハイちゃんは姉に言わせれば猫としても余り頭が良くないそうですが(涙)、私の事は「一番遊んでくれる人」としっかり憶えていて、相変わらずべったりで構ってちゃん攻撃を繰り返していました。

夜中に全員が既に寝静まっている時、廊下でハイちゃんがニャオーンと物凄いデッカイ声で鳴き、全員が目を覚ました事が今回もありました。ドアを開けると、ハイちゃんのお気に入りの縫いぐるみが置かれていました。

そして今回も、ハイちゃんは私が使わせて貰っているベッドの枕の上で寝て、私が来るのを待っている事が多くありました。何故布団の上じゃなく、わざわざ枕の上で寝るのかね? もし猫アレルギーだったら、猫毛で窒息死しそうです。その為出来るだけベッドカバーを掛けるように言われていたのですが、うっかり者で忘れる事も多く…。

でも今回は、実はおねんね自体は余り一緒にしなかったんです。私に寝相の悪さに、猫ながら愛想が尽きたのかのかも知れません。夜中に度々私のベッドにやって来て、短時間は一緒に寝ていたようです。ただし、朝には必ずやって来て、ベッドの私を覗き込んでニャーンと啼き、「おばちゃん、早く起きてハイちゃんと遊ぼうよ!」と猫目覚まし機能は果たしていました。

私がイギリスに帰ると、数日経ってから私がもう居ない事をやっと認識し、しばらくオオ―ン、オオ―ンと雄たけびを上げて探し回るそうです。既に10歳を過ぎていてるので、少し加齢が感じられるようになりました。何度叱ってもテーブルに躊躇なく飛び乗り、全ての皿&コップに鼻面を押し付けるのは困り物な一方で、いつまでもやんちゃなハイちゃんで居て欲しいとも思います。




2026/09/01

クリア・ラインストーンの葡萄型ブローチ

 

六月のArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアでは、このビンテージ・ブローチも買いました。円型の台座を中心に、大小のラインストーンと葉型モチーフがあしらわれています。

円の直径は2㎝位で、全体のボリュームも小さ目の、ラインストーンもクリア一色だけの大人し目のブローチです。ラインストーンの色味が若干違って見えるのは、接着剤の影響か、個体差の経年に寄る黄ばみだと思います。

モチーフは、最初は柏葉アジサイのような房型の花かと思いましたが、後から考えると天地が逆で葡萄かも知れないと気付きました。その割に、葉は全く葡萄っぽくはないのですが。

正直小ぶりで地味ながら、着用した時に目立たず埋もれてしまう事は決してない、奥ゆかしい古風な魅力があるブローチだと一目見て思いました。