2023/01/30

ニューアークのアンティーク・モール 3

 

10月に訪れたNewark-on-Trent ニューアーク・オン・トレントのアンティーク・モール「Newark Antique Centre ニューアーク・アンティーク・センター」では、もしかして一番買い易いビンテージ・ジュエリーは余り扱っていないのかなあと最初は思いました。

あるとしても、ガラス製キャビネットの中の数段だけに、他のファッション小物と一緒に数個とか。

または、小ぶりのガラス・ケースにビンテージ・ジュエリーが集まっているのを時折見掛けるのみでした。

特に個性的なデザインも心惹かれる仕様も、未だ見付かりません。

これは、そう古くはなさそうなチョーカーです。エナメル彩色された花は可愛いのですが、首絞められているようでちょっとヤだな()

しかし、二階へ上る階段側に、目を奪われる程圧巻のビンテージ・ジュエリーの品揃えのストールがありました。

大き目のガラス・キャビネットのそれぞれの段に、ビンテージ・ジュエリーがびっしり。

そんな45段位の大き目キャビネットが、34台分集まっているストールです。

色分けもモチーフ分けも素材分けも、当然製造年代分けもされておらず、雑多にわちゃーと並べられ、おまけに売り場が相当暗いので、全商品を見渡してこの中からお気に入りを探すのは、時間も掛かるし至難の業でした。

ほとんどがブローチですが、ごろごろと粒が大き目のネックレスもあります。

私の大好きなルーサイトのインタリオのブローチは、幾つかまとめてありました。

刺繍の額装ブローチも、集められています。

この額装ブローチの中に、女性のヌード写真が嵌め込まれている物もあり、「何故だかこんなもんが流行った時代があるんだねえ」とP太が笑っています。

写真からすると60年代辺りの製品に見えますが、ブローチが今も昔もほとんど女性向けのアイテムなのに、一体誰がこんな物を着用したと言うのか、ホントなんで?!

ポルノと言ってもバストだけの、今時喜ぶのは小学生低学年だけのような控え目なエロですけど()

二階でも、ビンテージ・ジュエリーを多く扱うストールはあちこちで見掛けました。

ここでも、大好物のルーサイトのインタリオのジュエリーに幾つか出会いました。

インタリオでブローチとイヤリングのセットと言うのは、中々他では見掛けません。

象型のインタリオも、初めて見ました。

大きさがインパクトのある、透明感が美しいプラスティック製の花型のネックレス。その掛けてある「トライブル・アート」と呼ばれる木製お面が、ちと怖くて苦手です。

こうして見ると、ルーサイトのインタリオには結構あちこちで出会うのに、もう一つの好物ポップなエナメルの花ブローチには滅多に出会えない事が分かりました。このアンティーク・モールでも、一つも見掛けませんでした。

二階のレジ側で、一つどれでも1.54ポンド程度で売るビンテージ・ジュエリーのストールがありました。ガラス・キャビネットではなく、一つずつチャック式袋に入っているのがせめてもですが、それが4~5箱にごっちゃり詰まっているもんですから、隈なく全商品をチェックするのは到底無理でした。

このアンティーク・モールは、規模が大きくて女性的なアイテムも充実し、結局凄~く楽しめました。価格も、他の地域のモールより概ね若干安目だったように思います。P太も私も、ここで収穫がありました。P太は何故か、パイロットのシャープペンシルの芯を買っていました。そんなもん日本で幾らでも買えるのに、イギリスではもう手に入らなくて貴重だそうです(ホントか??)

このモールを訪れる為にも、是非再びニューアークに行きたい物ですが、何度も言うけど我が家からは微妙に行き辛い遠さなんですよね…。

 

 

 


2023/01/28

「ショプキン・ショッピーズ」ベラ・ボウ人形をリペイント

 

前からちょっと気になっていた「Shopkin Shoppies ショプキン・ショッピーズ」と言う人形を、リぺイント用にフリマで買ってみました。「ショプキン」は、子供にお馴染みのお店で売られている野菜や果物、食品等の様々な品物のプラスティック製のミニチュアに、わざわざ可愛くナイ顔をプリントして擬人化した玩具シリーズで、「ショッピーズ」はその中でも人形版です。最初はその名前から買い物中毒のドールか?と思っていましたが、一応お店の妖精だそうです。…大人の発想って浅ましいですね()

その中でもこの人形は、「Bella Bow ベラ・ボウ」と言うリボンがテーマのキャラクターです。

リペイント用に買おうと思った決め手は、顔の輪郭や凹凸、造形が、アニメ顔にするのに適していると思ったから。今や欧米デザインのファッション・ドールでも、原宿系(のつもり)KAWAIIファッションは定番になりつつありますし、日本のアニメ系を狙ったらしい顔のドールも多く販売されています。

しかしこの欧米の玩具メーカーの考えたアニメ顔が…、P太から見ても「わかっちゃいねえな」的な出来なのです。このショッピーズの元のアイプリも、一見可愛いようで微妙に残念でした。

ショプキンのシリーズは、女児玩具の中では現在L.O.L.と並んで一番人気のようで、フリマの中古ドールの中では別格で扱われています。それ位、コレクション性が強いからだと思います。

ショッピーズ人形は、一般人のストールでも軒並み23ポンド位で、フリマの中古ドールとしては概ね高目で売られています。しかしこれは、50ペンスで手に入れる事が出来ました。

しかしどのショッピーズも、服の身頃は直接ボディにペイントされていて、着脱出来るのは失くなっていたスカートと靴のみ。前からリペイント用に気になっていたのに、何故今まで買わなかったのかと言うと、そう言う理由があるからでした。やはり出来ればもっと大きくて着せ替え可能なボディに交換したいと思い探しましたが、首穴の大きさと肌色、バランスの合う物に出会えませんでした。

顔のデザインやキャラクター性を考えると、このデフォルトの小さなボディは、バランス的には良く合っていると思っています。特にこのボディは、一般的なショッピーズとは異なり、この小ささでも肘が曲がる特別仕様です。

結局元のボディのままに、スカートのみを作って加えました。足はデフォルメで大きく出来ているので、こんな小さな体でも、意外にも普通の1/6サイズのドール用の中に着用可能な靴があります。しかもこんなチビ助のくせに(チビって言うな―!)、足首もないくせに、実は結構な角度のヒール足です。

ラメ入りペパーミント色+斜め分け前髪+ふわふわツインテールの髪型は、デフォルトのままで凄く可愛いと思います。ただし爆発してしまったカーリーヘアは最早元には戻らず、横に広がり過ぎなのが難点。リボンのショッピーズと言うテーマに則り、リボン盛り沢山のコーデにしました。

スカートと靴を加えただけでも、見た目が見違えるように良くなったと自分では思うので、やはり全てを着せ替え出来る仕様のボディが欲しくなりました。ルーターを持っている人だと、身頃のペイントを除光液等で落としてから、ボディの出っ張った装飾部分を削り取り、ヌード状態に出来るそうです。しかし其処までやるよりは、替えのボディを引き続き探す方が手っ取り早そうです。

 

 

 


2023/01/25

ニューアークのアンティーク・モール 2

 

昨年10月に訪れたNewark-on-Trent ニューアーク・オン・トレントのアンティーク・モール「Newark Antique Centre ニューアーク・アンティーク・センター」で、続いて二階に上がりました。

一階は割と家具類や新しい製品が多いように見えましたが、二階は小間物のビンテージ、特に女性的なアイテム中心のストールを多く見掛けました。

この陶器の上半身だけの人形は、「half doll ハーフ・ドール」と呼ばれ、ピンクッションやティーコジー、小物入れ等を、人形の大きく広がったスカート部分に見立てて自分で制作し、縫い付ける為の物です。192030年代に流行し、日本でも製造され欧米に輸出されていたそうです。

昔の手芸用品は、コレクターの多いアイテム。特にピンクッションやメジャーテープに人気があります。手の込んだ刺繍のピンクッションにうっとり。

中央は、昔の貴婦人が持っていた団扇の類。

陶器のミニチュアのティーセットでも、赤地は結構珍しいと思いました。

木の板にシルク印刷でプリントした、多分アールデコ時代のコースター。

フランスのレイモン・ペイネ人形を、自分で持っている以外に初めて見掛けました。値段は12ポンド(1900)と、手の出せそうな値段です。

ブリキ製の朱赤地の花柄の乳母車が、可愛くて気になる。その奥には、日本のお人形。

色合いが何とも繊細で可憐なガラスのミニチュア・ティーセットは、エドワーディアン時代の製品だそうです。