2023/01/19

清教徒革命の城下町ニューアーク 2

昨年10月に、夫婦で大聖堂都市Lincoln リンカーンを訪れる為に一泊旅行に出掛けました。その初日に、“おまけ”でNewark-on‐Trent ニューアーク・オン・トレントを訪れました。翌日は快晴の予報でしたが、ニューアークに到着した日は生憎雨模様でした。

市場の広場から見えていた、St. Mary Magdalene Church 聖マグダラのマリア教会。尖塔の高さは英国の教区教会としては最高クラスだそうですが、航空写真で確認すると、建物の面積自体も大聖堂に匹敵する規模です

残念ながら、中には入れませんでした。

その近くの民家に、ツタが絡まって今は使用されていない眼を引く煙突がありました。P太は、陶器の窯の煙突に見えると言っていました。

聖マグダラのマリア教会の側には、イタリア風の建物。今は飲食店やバイオリン制作学校が入っているようです。

現在ビアガーデンになっている旧郵便局の建物の、通りに面した入り口。

 

「小雨時々晴れ」だった天気予報に反して、雨足が相当強く歩くのも困難ですが、実はこの時トレント川沿いの古城を目指しています。

ようやく城に近付いて来た、と思ったら、歩行不可能な程の酷い土砂降りになり、やむを得ず道路の反対側の建物の軒下で雨宿りしました。

その雨宿りした建物のも、「The Ossington」と言う歴史的な建築物で、今は一階にはチェーン・イタリアン・レストランが入っています。

その脇の道路のラウンドアバウトの中央には、清教徒(ピューリタン)革命の像。イギリスでは、一般的に「Civil War (英国)内戦」と呼ばれています。

清教徒革命で徹底的に破壊された、ほぼ西側の壁だけが残った廃墟の城ですが、川の反対側からはかなり絵になる写真が撮れるはずなのです。ところが! やっと雨が弱まったので川に架かる橋を渡ろうとしたら、城の川沿い側全面が、工事中で白いビニール・シートに覆われているのに気付きました。これでは対岸に行く意味がなく、橋の途中で引き返しました。


城の東側は、入場無料の庭園になっています。

しかし其処ですら、鉄柵が巡らされて城自体には近付けませんでした。…まあこんなボロボロの壁だけの荒城ではね、危険だしそりゃ度々補強工事が必要だとは思いますよ。

元の町&城の様子のジオラマは設置されているものの、この雨で眺めるのも難儀。

返って、お城に接した現役の登記所の建物の方が印象的でした。イギリスでは宗教に関しなければ結婚式は登記所自体で行う為、ロマンティックな建物や立地の登記所に人気が集まります。

その後再び町の中心部を通って行きましたが、商店自体はイギリスの何処の町とも同じチェーン店ばかりで全く期待出来ません。写真の建物は元穀物(トウモロコシ)取引所で、今はショッピング・モールになっています。


そもそも多くの店は開いていないし天気は酷いしで、結局予定より随分早くこの町を去るしかありませんでした。しかし予約してる宿へ報告した到着時間には未だ相当間があったから、わざわざ遠回りして行きましたが、何処をドライブしてもこの悪天気で眺めは台無し。ニューアークも、もし天気が上々であれば、歩くのが楽しい相当魅力的な町だとは思うのですが、日帰りで行き帰りするにはきつく、一泊するには勿体無い距離で、言わば地味~に遠い為、再び訪れる機会が来るかどうかは謎です。

 

 

 


0 件のコメント: