2026/03/31

エリザベサン・ポッタリーの「フルール・ブル」のC&Sとクリーマー

 

度々夫婦で訪れる Ardingly アーディングリーのアンティーク・フェアでは、あろう事か売れ残った商品を会場に置き去りに捨てて行く出店者を目にします。しかも、そう言うマナーの悪い出店者は最近どんどん増えて来ているように思います。このC&S(カップ&ソーサー)とクリーマー(ミルク・ピッチャー)は、三月初旬の我々夫婦にとって今年初のアンティーク・フェアで、そんなゴミの山の中から拾って来ました。

素材はボーン・チャイナで薄く軽く、フォルム自体は中々エレガントです。

同柄のソーサーは何枚も打ち捨てられていましたが、カップが一つだけなので、一番状態の良いソーサーを一つだけ選んで来ました。他にも、同セットで蓋の無い背の高いポットも混じっていました。

196070年代に活躍したElizabethan Pottery エリザベサン・ポッタリーの「fleur bleue フルール・ブル(フランス語で「青い花」)と言うシリーズで、イギリスのフラワー・パワー時代を象徴するデザインとして結構人気が高いそうです。今までも何度か、アンティーク・モール等で見掛けた事があります。

大胆な花柄ポップながら色合いは渋めなのが、人気の秘訣かも知れません。

カップは細長く、どちらかと言うと紅茶用ではなくコーヒー・カップです。

ティーまたはコーヒー・セットでアイテムを一つだけ手に入れるとすれば、一番活躍するのはクリーマーかシュガー・ボウルかも知れません。これ程大き目のクリーマーなら、クリームやミルクだけでなくソース・ディスペンサーにもなりますし、花を生ける事も出来ます。 

雰囲気が偶然ぴったりだった背景布は、同日のアーディングリーのフェアで買ったビンテージ・ファブリック。ドイツ製で、素材は綿とヴィスコス(レーヨン)混です。 

中々素敵なレトロ食器をタダで手に入れられてラッキー♪…と喜んでいると言うよりは、やはり不正投棄に呆れ返ると言う気持ちが強く、それを忘れず伝える為にも拾って置こうと思いました。





2026/03/30

緑の葡萄のブローチ

 

今月初旬に訪れたArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアでは、屋内会場で次にこのブローチが目に入りました。姉が好きな葡萄モチーフのブローチとあっては、買うのは必須です。

縦約5㎝。葡萄はやはり紫か青系で表現するのが一番多いのに、緑系は結構珍しいと思いました。マスカットとか緑の葡萄は実際にありますが、モチーフとしては意外と使われないのです。葡萄の房部分のラインストーンも、緑色なのは上部だけで、株は無色透明AB加工の石なのが、返って一捻りあるデザインになっています。爪留めではありませんが、石は全て揃っていますし、大き目の粒で輝きは結構派手です。

葉の部分はエナメル塗装で、その組み合わせも意外と今まで見た事がありませんでした。エナメルは手彩色のようでグラデーションがあり、状態はまあまあ。地金のくるんと丸まった蔓が、可愛いアクセントになっています。

裏面に非常に不鮮明な刻印がありまして、辛うじて読めた事には「Hollywood」と言う文字で、ミッド・センチュリーに活躍したバーミンガムのコスチューム・ジュエリー・メーカー(またはブランド)の名前だそうです。このメーカーの製品は当時は広く出回っていたようですが、検索しても全く同デザインにはヒットせず、多分同じ台座で石部分が白い模造パールの葡萄ブローチは見掛けました。




2026/03/29

アイリス・ガラスのリース型ブローチ

 

三月に、我々夫婦にとって今年初のArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアへ行きました。その週は奇跡的に天気も概ね良く、私達の誕生日もあるのでP太は有休を取って、ほぼ毎日お出掛けする予定でいました。ところが、寄りによってその週は、風邪で私の体調が最悪でした。熱こそ出ませんでしたが、鼻水が滝のように流れ、鼻のかみ過ぎで周囲の皮が剥け、くしゃみ&咳も酷いのでマスクを着けて、よろよろとフェアに出掛けました。

今回のフェアでの最大の目的は、三月末の友達への誕生日プレゼントを探す事だったので、一番期待の出来る屋内会場Abergavennyへ真っ先に向かいました。ここにはフリマ価格でビンテージ・ジュエリーを売るストールが幾つか出店しますが、まずこのブローチが目に留まりました。

193060年代に出回った、ガラスに虹色の縞模様を付けたアイリス(虹の女神イシスが由来)・ガラスのブローチです。今までもアイリス・ガラスで素敵なコスチューム・ジュエリーを見付ける度に買っていましたが、これはラインストーンの粒が直径23mmと極小なのに、しっかりアイリス・ガラスになっている所が珍しく、また魅力的だと思いました。 

アイリス・ガラスの縞模様は、製造時代が古ければ古い程淡いと言われていますが、これはかなり淡い縞になっています。ラインストーンは極小なので、縞と言うよりは虹色の粒が鏤められているように見え、結果不思議な夢可愛い輝きを放ちます。

全体の直径は約4㎝。ライントーンは全て爪留めで、裏面のピンの形態からも、また保険ピンが付いている事からも、製造年代が戦前なのは確かだと思います。

一箇所石が外れているのかと思いましたが、保険ピンのチェーンを繋げる為、この部分には元から台座の無いのが分かりました。

友達へのプレゼントを探しに来たと言いつつ、これは自分用なのですが、出だしから中々悪くないと思いました。