昨年の春、三春町の滝桜を見に東京から訪れたお友達のキチ吉ちゃんと一緒に、まずは三春旧町内の桜を見て歩いています。
新町の坂を登った所に在る、化粧(けわい)清水の地蔵堂脇の桜。かつて城下町へ通じる旧街道の出入り口(郭境)六ケ所には木戸門があり、その側には旅の安全を祈って地蔵が設置されました。ここはその一つで、この道はかつて磐城街道と呼ばれ太平洋側に続いていました。
常楽院の桜。三春は神社仏閣の多い城下町ですが、昔は更に寺院が多かったらしく、その跡地には大抵枝垂れ桜の巨木のみが残っています。この場所には常楽院と言う修験寺が在りましたが、今は普通の住宅になっています。
竹林とのコントラストが美しい、大林文庫の裏の桜。
三春藩主松下家の菩提寺、州伝寺の桜。
元々は三春城主田村家の鎮守で、その後代々の三春藩領の総鎮守だった田村大元神社の桜。
やはり神社仏閣等の歴史的な建物と桜の組み合わせは格別で、それ故に桜の季節に三春を訪れる価値があります。
三春城址の在る山頂に続く登り道、「お城坂」の桜。
桜と水仙の組み合わせも美しい。(桜、白飛びしちゃったけど)
桜と椿の組み合わせも素敵。
4年前にキチ吉ちゃんが三春の桜を見に来た際には、開花が予想より大幅に遅れ、町内の桜はこの浪岡邸の桜しか咲いていませんでした。
三春小学校のプール脇の桜。木自体はそう大きくありませんが、濃い目のピンクが一際目立つ枝垂れ桜です。
三春城址こと通称「お城山」の頂上は、昔は桜の名所の一つだったはずですが、どうも麓から眺めても桜が沢山咲いているようには見えず、今回は登っていません。しかし町で一番の高台ですので、眺望は楽しめます。
最後に、八島川沿いの桜並木。桜の並木は、三春では意外と珍しいかも知れません。
この季節の三春は何処を眺めても楽しめ、徒歩だったら旧町内、もし車やバイクだったら郊外の一本桜を巡る旅も魅力的でお勧めです。
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