昨年末に夫婦でRochester ロチェスターに訪れた際、無料で駐車出来る場所を探して、街の周囲をしばらく車でグルグル彷徨っていました。一昨年には郊外に見付けられましたが、P太はナビにその場所を記録しておかなかったのです。場所を探してどんどんロチェスターを離れて、その内に隣町まで行っちゃうし、ケチにも程があると思いました。幾ら最終的に無料で駐車出来ても、こんな日照時間の短い季節にしばらく駐車場を探すのは、時間とガソリンの無駄!と説得し(おまけに二人ともトイレを要していたw)、結局街の中心部の有料駐車場を利用しました。ロチェスターは観光地なれど、イギリスとしては中心部でも駐車料金が然程高くなく、支払いシステムもそう面倒ではないのです(※町に寄っては専用アプリをダウンロードするとかボロクソ面倒)。しかし、街の周囲を彷徨っていたお陰で、今まで行った事のないビンテージ専門らしきチャリティショップを見付けました。
そのお店は、ハイストートから少し外れていた為、今まで目に入る事がなかったのです。そしてそのお店で、イギリスのスウィンギン文化を象徴するファッション・ブランド「Mary Quant マリー・クワント」が、1970年代に発売していたファッション・ドール「Daisy デイジー」の、私の特に憧れていたアウトフィットが50ペンスで売られていました。
それがこのカフタン風のドレスで、デザイン名を「Marrakesh マラケシュ」 と言います。古さの割に状態は良く、蛍光カラー気味の花柄生地の微妙な色褪せ具合も、良い味出しています。柄や色はこれ一種類だけでなく、幾つかのバリエーションが存在したようです。
実物を初めて手にして、袖が漢服や和服みたいな、ほとんど筒袖式なのだと気付き意外でした。それ故に着用すると、オフショルダーになります。後ろ開きはなく、前でメランジの紐を結む仕組み。本当は白いボタンに引っ掛けて編み上げ式にするのかも知れませんが、私が不器用で紐が短くなり過ぎそうでやっていません。
スカートの脇には、スリットが入っています。スウェード風の蝶モチーフ付きバッグは、多分Bratz ブラッツの物ですが、こんな70‘sスタイルにこそ合うデザイン。
このマラケシュのデザインが余りに好きで、以前このデイジー人形を手に入れた際、見様見真似でマラケシュ擬きを作っていました。
しかし今改めて見比べると、70年代らしいヘッドバンドを頭に巻いてみてさえ、やはりレトロ具合が全く足りていません。
オリジナルのマラケシュは、元々このデイジー人形用に作られたアウトフィットなのだから、当然と言えば当然ですが、ビンテージ・ドールに対するビンテージのドール服の映え方に、改めて感心した次第です。
0 件のコメント:
コメントを投稿