一昨年前に訪れたエセックス州のThaxted サクステッドの教区教会で、内部見学の出来なかったのが心残りで昨年再び訪れたのは、外壁に私の好きな、プリミティブ過ぎて気持ち悪いを通り越して面白可笑しい中世の石彫像が、これでもかと沢山付いていたからです。
それで、内部にも同様にキモ怖面白い彫像がいっぱいあるのでは?と期待した訳です。
大抵の彫像は、顔だけって言うのが不気味さを盛り上げています。
ひょっとして中世には猿人が未だ生息していたのか?と、疑う程の稚拙な表現力です。
風化も手伝って、崩れて益々不気味にしています。
揃いも揃って……面白ぇ面しやがって…。お気に入りは見付かりましたか?
元首相の ボリス・ジョンソンは、辞任した後はこんな所に復職したとは。
いや、ガーゴイルなんだから、明らかに人外像が混じっていても可笑しくないはず。
そもそも、本来キリスト教の天敵である化け物で、何故神聖な教会を装飾しようと考えたのか全く理解出来ません。悪魔祓いが元になっているとの説もありますが、毒を以て毒を制すって事か。
これが基本のガーゴイルで、確かに雨樋機能が付き、口から雨水を吐き出す仕組みになっています。しかし雨樋でない単なる石彫も、果たしてガーゴイルと呼んで良いのか今だ疑問。
歴史の古い教会は、長年に渡って増改築を繰り返している為、外観と内部が同年代の形式とは限りません。
しかしここの教会は、期待した通り、屋内もキモ怖面白い彫像の宝庫でした。
天使像なのに、神々しさが全く感じられないってのがどーも。
人間でもなければ怪物でもなく、どう見てもかつて人だった●体をモデルにしているような。
流石に余りにも気色悪く過ぎて閲覧注意(…もう遅いか)。像の下部は、木喰い虫に寄って穴ぼこだらけにされてしまったようです。しかし鼻は、元からわざとボコボコに作られているのかも。更に、口の中に杭の打たれて苦しさの余り舌を出しているようなのが、ゴーモンみたいで像ながら惨い。
こちらなんて、杭が顔を貫通しています。
石像の上に、木像が無理矢理寄生しているような状態。下の石像は明らかに不満顔、いや最早虚無の表情か。
この時代にブルドッグは居たのかな?
こちらは彫られたのではなく、人間を壁に埋め込んで石膏で塗り固めたかのように見えます。
既に不気味を超越し、小学生の工作のような微笑ましさが。
この教会に飾ってあった現代絵画で、聖母子像なのかも知れませんが、正直清らかさや神々しさは感じられず、制作年代はまるで違うものの、 不思議と中世の彫像に共通する哀愁や陰気臭さが漂っています。
本来神聖な場所である教会ですが、度々お化け屋敷に負けないドキドキ感が味わえます。イギリスに好みの娯楽が少ない為、やむを得ず古い教会巡りが趣味となった私(異教徒)の、独自のバチ当たりな教会の楽しみ方です。
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