2025/01/28

早春のソウブリッジワースのアンティーク・モール 3

昨年二月に訪れたSawbridgeworth ソウブリッジワースのアンティーク・モール巡りで、「Riverside Antiques & Collectables Centre」の後は、次に大きい「Herts Essex Antique Centre」にやって来ました。

このモールも、人形関係が割と多いのが楽しみです。

毎回最も期待している、ファッション・ドールにかなり詳しい売り手らしいストール。左は英ペディグリー社の最後のビンテージ・シンディ(通称ニタニタ顔)で、右は米ハスブロ社に著作権が移った直後のシンディ。奥の箱入り二つは、毎年Xmasに発売されるホリデー・バービー。

もう一つ、ビンテージ玩具中心のストール。

この段ボール箱の中には、ファッション・ドール用やドール・ハウス用の非常に細かいアイテムが、それぞれ小袋入りになって詰まっているのですが、全て引っ張り出して薄暗い店内で確認するのは毎回大変な上、結局空振りな事も多いのです。しかし絶対何もないとは言い切れないので、毎回懲りもせずチェックしています。

ここのガラス・ケースにも、味のある古い人形が集められています。

左三つは中南米の民族衣装人形に見えますが、右二つは中国の少数民族にも見え。

こう言うアイテムも、イギリスのアンティーク&コレクタブルズ屋で普通に見掛けるようになり始めています。

初音ミク程知名度が上がると、流石に色んなバージョンのフィギュアが出ていますね。私が知っているだけでも、桜ミクとか雪ミクとかミクダヨーさんとか。

この時も全部のアンティーク・モールを見て回りましたが、最後はいつもこの全商品がキッチリ鍵付きキャビネットに入った高級系モール。しかし中には、手頃な値段のビンテージ・ジュエリーもあるのです。

このお菓子みたいな玩具にしか見えないネックレスは、タグに寄ると半貴石だとか。

良く見たら一枚だけこの日の屋外の写真が残っていて、思った通り激しい雨の日だったのが確認出来ました。編集が面倒なので写真は余り撮らないつもりでしたが、やはり記事三回分になってしまいました…。しかし、その分こんな酷い天気でも、お出掛けが楽しめた訳です。

 

 


 

2025/01/27

早春のソウブリッジワースのアンティーク・モール 2

 

昨年二月に夫婦で訪れたSawbridgeworth ソウブリッジワースのアンティーク・モール「Riverside Antiques & Collectables Centre」の、三階(イギリス風に言うと二階)に登って来ました。

一番北奥(階段から登って右手)には、ビンテージ食器がずらりと集まっているコーナーがあります。

普通イギリスのアンティーク屋に多いのは、写実的な花柄+金彩と言ったエレガント系のテーブルウェア。

ですがここには、珍しく196070年代のレトロ・ポップでスウィンギンな柄が割と多く揃っています。

しかし、30%OFFになっていたのにも関わらず、生憎買いたくなる物は見付かりませんでした。既に食器類が家に在り過ぎなので、余程気に入ったデザインor使い勝手の良さじゃないと、買う気が起きないのです。

このプール・ポッタリーのツイン・トーン(正にこの色)のスープ・ボウルを友達から頼まれているのですが、…これ程沢山揃っているのにスープ・ボウルはない!

更にその後付け上階のような不思議な部分には、古着が結構多く集まっています。

ヒョウ柄がやたら多いのは、正直イギリス人女性は関西のおばちゃん並みにヒョウ柄が好きだからです。チャリティショップには、豹柄専門コーナーさえ設けられている場合も。

本当に古い物かどうか憶えていませんが、モッズな雰囲気のお洒落なチョコレート色のコート。同色地の水玉の襟とカフスが利いていて、ドール用に作ってみたくなります。

グラニー・スクエア・パッチワーク(クロシェ編みのモチーフ繋ぎ)は大好きだけど、このヴェストをお洒落に着こなすのは難しい…。モーリス・ダンスの衣装にはピッタリかも?

同じく、お洒落には着こなせそうもない、素材だけは可愛いヴェスト…と言うか袖なしブラウス。ワッフル地のような、味のあるプリント生地です。 
勿論、ちゃんとビンテージ・ジュエリーもチェックしていました。ちょっと珍しいモノトーン・タイプの、ルーサイトのインタリオのペンダント・ヘッドです。

 

 


2025/01/26

早春のソウブリッジワースのアンティーク・モール 1

 

昨年三月の単独帰国直前の夫婦のお出掛けラッシュで、テームズ川を越えたハートフォードシャーとエセックスの州境の、Sawbridgeworth ソウブリッジワースのアンティーク・モールへ出掛けました。

この日の事は写真の内容以外良く憶えていませんが、多分お天気が悪かったので、お出掛け先としてここを選んだのだと思います。所々に反射して写っている自分の服装を見る限り、未だ二月だったのにも関わらず、コートが要らない程暖かったのは分かります。ここは割と規模の大きなアンティーク・モールが立ち並んでおり、すぐ近くに駐車出来て歩く必要が無く、天気の悪い日のお出掛けに持って来いなのです。また、私達夫婦にとって、今の所一番収穫に出会える確率の高いアンティーク街です。

最近一番最初に訪れるのは、ここで最も大きな「Riverside Antiques & Collectables Centre」。一階のティールームは再び無くなり、家具中心のフロアになっていました。

ソウブリッジワースのアンティーク・モール街は、ビンテージ・ジュエリーも割と豊富なら、ファッション・ドール関係に多く出会えるのも魅力の一つです。

初めて見るここは、ビンテージ&コレクタブル玩具専門のストールのようです。左のプラ・バスケットの中に中古ファッション・ドールが沢山詰まっていて、一体一体確認しましたが、生憎一体=5ポンド出して買う価値のある物は一つもありませんでした。

また別のストールで。大きなガラス製キャビネットの全てが、ファッション・ドール関係で埋められています。

状態の綺麗なビンテージ・シンディの家具が揃っています。既に持っている物もありますが、ドレッサー・セットはいつか欲しい。

一方それ程は古くない、バービーの家具。やはりこのいかにもバービーなピンク色が、大人のドル活には使い辛いと思います。ただし根気のある人は、これらを塗装し直して再利用するみたいです。

棚の奥には、レンチ・ドールのような味のある古い抱き人形が並んでいます。

遠目にはSWのアミダラ女王かと思いましたが、…ロシアの民族衣装人形でした。

こちらの陶器の人形も、スラブ系の民族衣装っぽい恰好をしています。右隣の豚奥様が、結構インパクト大。犬連れて散歩しているし。

二階には、ビンテージ・シンディのキッチン・ユニットを売っているストールがありました。

古いベビーベッドの縁囲いの布は、ホリー・ホビーっぽいボンネット少女のイラストが可愛い。

:古いフィッシャープライスの玩具には、好みのイラストの物が結構あります。このヘリコプターのおもちゃは、本体が木製なのが時代を物語っています。右:妙にかっこいいハスッパお姐さん人形。

良い味出ている古い缶…と思いきや、良く見るとイラストの可愛く無さがやはりイギリスらしいなあと思います。

 

 

 


2025/01/24

始業ベルが鳴る前に

この服は、本当は「うんざりな日々」のmomoko DOLLをお迎えした際、お披露目する時用に作った物でした。

しかし思い描いたようには行かず、後から「うんざりな日々」には狐っ娘和ロリ風の方が似合うと思い立ち、実際そちらの方が映えた為、結局この服はお蔵入りとなって出番を失いました。

元々は学校制服風のワンピースを目指していましたが、そもそもそれに相応しいトラッドなストライプ生地の持ち合わせもなく、期待した雰囲気には程遠く仕上がりました。

そこで、ネイビーのベルベットのベルト、ネイビーのタイツにタッセル・ローファー、臙脂のベレー帽(ちとモモコには大き過ぎ…)を合わせると、少しだけ制服っぽくはなりました。が、やはりどうも地味!

しかし、こんな濃い赤とブルーの組み合わせは元々好みで、自分で着るのであれば、この程度の地味さで十分だと思っています。…自分用には、勿論作れませんが。

実際にもしこれが学校制服だとしたら、十分華やかかも知れません

ところで数年前の日本の新聞に、「イギリスの学校制服は選択の幅が広く自由で安くて手入れし易く見習うべき」みたいな記事が紹介されていました。

しかしそれは小学校までの事で、イギリスでも中・高校生になるとキッチリ学校指定の制服になり、しかも公立校でも一着分が数百ポンドと相当高く付く場合もあります。更に生徒は未だ成長するので、サイズが変わり買い替えなくてはなりません。その為、制服は非経済的だから廃止しよう!みたいな声が、イギリスでさえ多いようです。

しかしもし制服を止めて私服にしたら、子供は幾らでも高い服を次から次へと欲しがる為に返ってお金が掛かるし、生徒の貧富差が一層あからさまになり、差別やいじめ等の問題に発展するはずです。

もし自分で学校制服をデザイン・決定するのであれば、トップはポロシャツにしたいと、以前姉が言っていた事があります。綿100%のブラウスやワイシャツと違い、ポロシャツは早く乾きアイロン掛けが不要で、更に伸縮性があるので着心地も動き易さも良いからです。そういや私が高校生の時、当然校則違反だけど、やはりアイロンを掛けなくて済んでラクチンだからと、こっそりブレザーの下にワニのポロシャツを着て学校へ行っていました(笑)。 




2025/01/23

水色と白のエナメル花ブローチ

 

最近Brackley ブラックリーYarnton ヤーントンのアンティーク・モールを再び訪ね、先に訪れたブラックリーのモールでは、生憎今回は買いたい物に何も出会えなかったので、ヤーントンの方では何か見付けたいと思っていました。しかし、ヤーントンのアンティーク・モールに到着したのは、閉店の僅か30分弱前。規模の大きなモールではないものの、細かい商品の中から何か見付けらるのか?と焦りました。

大して欲しくない物を無理して買う必要は全くないのですが、そう考えると何も買わなくなるのがイギリスです。そして、何か一つでも買い物のあった方が、後々旅の思い出が強く残るのは確かです。わざわざ遠くからやって来たとなれば、尚更です。しかし閉店5分前と言う時に、大好きな1960年代のエナメル花ブローチを見付けました。

同じくビンテージ・ブローチとして大好きなルーサイトのインタリオより、イギリスでは中々出会えないアイテムです。直径は6㎝位。水色と白のツートーンで、花びらや蕊の立体感も結構凝っていて、レトロ・ポップさは十分。エナメルの欠けも余り無く、値段は6ポンドとお手頃でした。

今回のアンティーク・モール巡りでは、本当は迫り来る誕生日ラッシュに向けて、何か友達へのプレゼントに向く物を優先的に見付けたいと考えていました。しかし結局、それは何も見付ける事が出来ず、自分向けの物だけを買ってしまった…。 

貴重で気に入っているから嬉しいし、まして古物とあれば尚更出会ったとこ勝負は仕方ないのですが、やはり買い物は思い通りには行かない物だとつくづく思います。それ故プレゼントの買い物は、早め早めに行動を起こすのに越した事はありません。