2026/09/28

ニュー・フォレストの東端の港町ハイス

 

昨年の今頃の天気の冴えない日、パンプシャーのSouthampton サウサンプトンを訪れ、駐車時間が制限されていたので早めに去りました。残った時間で、New Forest National Park  ニュー・フォレスト国立公園の東端の港町Hythe ハイス(ハイズとも)まで足を延ばしてみる事にしました。

この町を訪れるのも初めてです。Hytheは古英語で港や船着き場を意味し、この単語の付く地名はイギリス中で見掛けます。ケント州一長いハイストリートと骸骨教会で有名な海辺の町も、その一つ。

ハイスはサウサンプトンとは直線距離では5㎞程度しか離れていませんが、入り江のように深く幅広く内陸に切り込んだ河口に遮られ、自動車道では4倍以上の道のりが掛かります。

英国最大級の港湾都市サウサンプトンに比べると、ほっとする小さな規模の長閑な港町です。しかしサウサンプトンとは海自体は接している為か、船舶は沢山停泊しています。

このクィーン・メアリー号、乗った事あると思い出しました。と言っても当然クルーズした訳ではなく、ロサンジェルスに仕事で行った際、アメリカ側の社長さんと会食したのです。高級レストランなのに美味しくなく、更に紅茶を注文すると恭しく木箱に入ったトワイニングのティーバッグだったのが鮮明に思い出されます。

街の目抜き通りには、背の低いこじんまりした建物のみが並びます。

日本なら雨の港町には演歌しか似合わない雰囲気ですが(偏見)、店舗の閉店間近な夕暮れにも関わらず、中心部には割と活気があり未だ観光客で賑わっていました。

この町で目を引いたのが、先が見えない程長いpier ピアー。ピアーとは、イギリスの大抵の海辺の観光地に設けられた、主に娯楽用の桟橋とその先に在る埠頭の事です。ヴィクトリア時代に流行して建てられ、古い物は木製のまま残っているので、火事で焼け落ちる事も多く(逃げ場がないので大変危険)、その廃墟もあちこちに残っています。


ここのピアーは桟橋が長過ぎて、埠頭へは徒歩では行けず、線路になっているので専用の列車で向かう仕組みになっています。これ程長いピアーを今まで見た事がなく、すっかりイギリスで一番長いんじゃないかと思いましたが、実は七番目で(640m)、英国最長はテームズ河口のSouthendのピアーで2㎞以上だそうです。

その列車がこんな古風な車体なもんだから、非常に惹かれます。

ところが、この日は車両故障で運休でした。どちらにせよ、こんな天気の上に夕方近くでは、乗車するつもりはなかったのですが。

サウサンプトンと言う大きな港町を訪れた直後では、ほのぼのする雰囲気のハイスでした。我々は日没前にさっさと去りましたが、こんな町で夜まで滞在して、田舎パブでシーフードの夕食を取るのも良いかも知れません。結局二日間で全く雰囲気の違う場所の訪問を楽しむ事が出来、変化に富んだ充実したお出掛けになりました。





0 件のコメント: