昨年の誕生日プレゼントとして姉に買って貰った、ゴス・リカちゃんことフル可動式ボディの大人リカ「ゴシックノワール」に、未だ服を作って着せていないと思い、手始めに着物を仕立ててみる事にしました。
この子にはやっぱり着物もゴスでしょ、とは思ったものの、黒尽くめやモノトーンでは印象がデフォルト服から余り変わらずつまらないと思い、以前27㎝ドール用に振袖を作ったピーコック・ブルー地の和柄生地で、黒の装飾は多めのテイストはゴスっぽい着物を制作する事にしました。
色合いは凄く渋いのにも関わらず、柄自体は華やかで派手で、和の魅力がギュッと詰まったような、作りながらも眺める度に嬉しくなる程素敵な布地です。
1/6ドールにとっては花柄がかなり大きい為、背の高いドールの方こそ柄が生きると思い、最初は27㎝サイズで着物を作った訳ですが、意外とこの22㎝サイズの方が、密に見えて映えるかもと思いました。
また正統派な古典柄なので、返って遊び心のある着付けの方が映えるのかも知れません。
ヘッドドレスは、共布のファッシネーターにしてみました。
帯は黒地にビンテージの白レース、袖口や襟元には黒オーガンジーのフリル(毎度お馴染みの百均ドル活用品だ!)を合わせ、袂袖は市松柄で、少しだけスパイシーな着こなしに。
帯の結びは、こんな風になっています。この垂れ下がったパールビーズ・チェーンは、以前山小屋風チャリティショップで数種類びっしりタッパーに詰まったのを50ペンスで買い、その中から利用しました。
インスタで時々見掛ける、着物にゴツイ厚底ブーツを合わせるスタイルが結構好きで、それを履かせる為に着物の丈を予め短めにしました。が、足元が暗い上に背景布の柄に馴染み過ぎてしまい、生憎目立たなくなってしまった…。この背景布、ゴスらしさの威力はバッチリなんですけどねえ。
そして安定感抜群のブーツを履かせているのにも関わらず、重心のバランスの為か、立たせるのは普通のリカちゃんより少し難しいと感じます。もしモモコやるるこだったら、このブーツでは自立しそうなのにな。
ゴスリカに服を作るのは初めてでも、前回の撮影時にデフォ服は着替えさせたので、体型の造りがどうなっているかは知っていました。胴体が基本的なリカちゃんよりも若干華奢で、肩のみは関節のせいでかなりいかっています。その為、着物が似合うかどうか最初は心配でしたが、実際にはこれは特に問題ありませんでした。
腕は従来のリカちゃん同様に針金入りで、肘のジョイントはない為、関節式の肩や手首と合わせると力を入れるのが難しく曲げ辛く、可動式の割の妙にポーズを付けにくいボディです。その後発売されたやはり可動式のフォトジェニック・リカは、もしかしたらそれらの点が改善されているのかも知れません。
momoko DOLLの手首が壊れた直後なので、ドールの扱いに自分がおっかなびっくりになっているのもあるかと思います。思うに、この冬も暖房を真っ当に付けて貰えず室内が寒いのも、プラスティックが硬化してしまい、可動式ドールの壊れ易い原因かと(涙)。
廉価版リカちゃんの中に着物仕様のドールが最近復活し、自分が買う事はないけれど、何だかホッとしています。東京五輪&パラ向けの特別商品を除き、しばらく定番から着物リカちゃんが消えていたのは、ちょっと残念に思っていました。何せ日本を代表するファッション・ドールなのだし、増え続ける外国人観光客用の恰好のお土産としても狙えるのだから、着物リカちゃんは常に販売されていて欲しいと願っています。
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