2024/07/12

ゴシック・リカちゃん

 

今年日本に一時帰国した際、姉から誕生日プレゼントは何が良い?と聞かれ、やっぱり人形が欲しいと思いました。その時、前から狙っていたゴシック・リカちゃんが丁度再販されたので、それを買って貰う事にしました。ただし原宿キディランドに受け取りに行くのを忘れ、慌てて殺人的に混む土曜日の原宿に出掛けなくてはならないと言うオマケ付きでした。このリカちゃんに合わせて、姉が撮影用にゴス部屋を用意してくれました。

ゴシック・リカちゃんは、正式デザイン名を「ゴシックノワール」と言い、大人のドール・ファン向けに発売されている、スタイリッシュで高価なリカちゃん人形シリーズ「LicaA(通称:大人リカ)」の中の一つです。今までの大人リカは、サンリオやサンエックスのキャラクターとのコラボを除くと、コンサバなファッションが多く正直余り惹かれませんでしたが、これは一目で好みにぴったり合いました。

しかも、リカちゃん初のフル可動式ボディ! 今までのLicaAのボディは、大人っぽく寄りファッショナブルに着こなせる、一般のリカちゃん人形のボディとは少し違う特別仕様でしたが、可動域は従来のリカちゃんと変わりませんでした。そもそもジェニーなら、スーパーアクション・ボディやフォトジェニック(ワイヤー+ウレタン)ボディが今まで存在したものの、リカちゃんがフル可動ボディの仕様で販売された事は一度もありませんでした。

そこで大人のリカちゃんファンの中には、自分でオビツやアゾンのピュアニーモの可動式ボディに替える人が多いようです。しかしオビツ・ボディやピュアニーモでは、元々リカちゃんのヘッドに合わせてデザインされている訳ではない為、身頃が華奢な割に手足が太いだの、やはりバランス的に違和感が拭えない事があります。

その点この「ネオリカ・ボディ」は、従来のリカちゃんらしいプロポーションを残したままの可動式です。手首が曲がると表情の幅がぐんと広がりますし、また足首が曲がるとフラット靴もハイヒールも履け、内股っぽくポージング出来るのもウリのようです。腕は今までのリカちゃんと同様に、空洞ソフビに針金入りのぐにゃんと曲がる仕様なのが不思議。可動式ボディとしては、世界的に見ても珍しい造りだと思います。

この可動ボディを用いたリカちゃんは、その後徐々に増えて来ていて、リカ活を楽しむ大人にとっては嬉しい限りです。出生率の低下で、本来お人形遊びをする年齢の子供が確実に少なくなって来ている為、大人のドール・ファンを獲得する事に、メーカーは必死なのだと実感します。

ボディだけでなく、アイ・プリントも今までのリカちゃんから微妙に変えてある特別仕様です。切れ長の瞳に見せる為か一本だけの長い睫毛と、ゴシックらしい深紅のリップが印象的。

ゴシック・ファッションと言えば、ヘアスタイルは大抵黒髪ロングですが、このリカちゃんは銀髪の大きな縦ロール・ツインテ+斜め前髪に細編み込み付きなのが印象的です。ゴスには黒のドレスが定番なので、もし髪まで黒いと、こんな小さなドールの場合は服が映えなくなるからだと思います。ゴスらしさは十分ながら、リカちゃんの愛らしさもそのまま残した、中々優秀なデザインに見えます。

そして、アウトフィットは、黒キャミ、フィッシュテイルの黒スカート(ライナー赤ってのが丸)、透け感のあるボレロ、ペプラム付きビスチェ、白のフリル・ブラウス、黒いレースのベレー帽、ウェッジソールのリボン・ストラップ靴、バッグ、ストッキング、スタンドがセットされていて、すぐに着せ替えを楽しめるのも魅力。

ついでに、姉が既にこのゴスリカちゃんのミニチュア(ガチャ)を持っていたので、一緒に撮影。ハロウィーンは勿論活躍しそうですし、思いっ切りゴスロリやクラロリな恰好もさせてみたいリカちゃんです。




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