2024/04/19

丑年のruruko boy

 

PW(ペットワークス)の少女型ファッション・ドールrurukoには、男の子バージョンも存在します。るること同じ成形型の顔に、男の子版の可動式ボディを組み合わせた人形です。最早「るるこ」ではなく「るるお」だろうとは誰もが思う所ですが、一応「ruruko boy」 と言う名称になっています。

そんなるるお君も、非常に可愛くお洒落で質の高いファッション・ドールなのには違いなく、前から手に入れたく思っていました。特に日本の普通の少年っぽい黒髪ショートの子は、常々お迎えしたいとは思っていました。

そこで購入したのが、2021年正月の丑年に向けて、牛の黒々とした瞳をイメージしてデザイン・発売されたFresh ruruko 2101 boyです。巷では、通称「牛男くん」とか呼ばれています。この同時に丑年に因んで発売された、黒髪ボブ+黒目勝ちで睫毛いっぱいのモモコも、自分の好きな服装が似合いそうで中々好みでした。

実物を手にしてみてまず気付いたのは、肌が異様に白い!と言う事でした。色白肌の仕様だと言う事は予め分かっていましたが、多分漆黒の髪と黒い瞳とのコントラスト、更に最小限のリップ・カラーの効果で、一層色白に見えるのだと思います。男のくせに生っちろいのが嫌だとかではなく、もしこれが女の子だとしても、最早蒼褪めて不健康に見える程です。

外でスポーツに励むタイプには到底見えず、図書館で本を読んでばかりの少年にしか思えない。

るるおのボディには、アゾンのピュアニーモXSサイズか、それより背の高い少しお兄さんタイプのピュアニーモSの二種類あって、牛男くんはSの方だそうです。リヴァイ兵長と同じ体型か…。

長くて瞳に掛かるウザ前髪は好き。キャップを被せた時、バランスを取るのが面倒ですが。

ストリート系っぽくオーバー・サイズのTシャツを着せたかったので、ケンにーちゃん用に作った物を拝借。狙った通り、中々良いだぼだぼ具合です。

カーゴパンツは、以前姪のリカちゃん用に作った物。姪がリカちゃんを卒業したので、ドールと共に引き取って来ました。

フットウェアのマウンテン・ブーツは、あのケンエレのミニチュアのDANNER1/6ドールでも着用可能と聞いていましたが、ドール靴としては凄く固い素材なので、背面にかなり大きく切り込みを入れないと履けません。

しかもピュアニーモ・ボディの足先が、絶対勝手に外れて靴の中に残りそうなので、予め足先を外してから履かせています。更にハイカットに足首を捻じ込まないと履かせられませんが、それでもちゃんとドールはスタンド無しでも自立しますし、流石に良く出来ていて見た目は映えます。

スケートボードとキックボードは、昨年の夏にフリマで買いました。二つで50ペンスだったと記憶しています。

スケボーは単なるミニチュアではなく、元々ブラッツ人形用のようです。

乗る部分に二つの突起があり、多分スケボー専用の人形の靴底に穴が開いていて、嵌め込んで立たせて走らせる事の出来る仕組みだったようです。

私がブラッツに使用する事は絶対にないのだから(あのドールのデザインは許せない)、突起を切り落とそうとも思いましたが、付いたままでも人形を乗せられるので、取り合えずそのままにしています。

一方キックボードの方は、でかい&ゴツいエンジン・モーターが搭載されており、折り畳み式でスタンドも付いて結構男性向けっぽい本格的な造り。

これも何かの1/6ドール用だったのではと思いますが、実際ドールを合わせてみたら、ハンドルの位置だけが異様に低い。これでは牛男くんは乗る事は出来ないと、ハンドルの軸をぶった切り、銀色に塗装したチューブに嵌め込んで丁度10cm程長くしました。

しかし実際に牛男くんを乗せるのは、何度も失敗してすんごい大変でした。後輪部分に付いた折り畳み式スタンドが、牛男の重みでペシャンと倒れてしまうからです。

電動キックボードは、イギリスでは公道で乗るのを禁止されていますが、見た目からしていかにも頭と柄のワルソーな奴が、猛スピードで歩道を乗り回していて大変危険。その上、発火する事もあるそうです。

牛男呼ばわりはあんまりなので、潮(うしお)と一応命名する事にしました(「うしおととら」は面白かった…)。姉がmomokoにシンプルにデザイン名やイメージに合った名前を付けているのを真似て、ついでにうちの他のruruko達全員にも固有名詞を与える事にしました。

三つ編みカチューシャのruruko(あおい)

マリン・スタイルのruruko真凛(まりん)

園芸部のruruko園子(そのこ)

緑の瞳のruruko(みどり)

このお人形が姉宅に届いた時、中身を確認してくれた姉が、余りのショタぶりに危険性を感じる程でしたが、確かに凄く可愛くて、こんな格好をさせても未だ女の子に見えます。その内に、つい「男の娘」の格好もさせたくなる…(嗚呼うしおに魔の手が)

るるお君は、こんな黒髪の他には、金髪の西洋の童話の登場人物風の二体が居れば、私には十分だと思っています。しかし金髪の方は、未だコレダと思える仕様に出会っていません。

 

 

 


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