ケンの靴セットを買ってみた

 

バービーのBF人形ケンを買ってみた(中古で)ものの、その足の大きさに履ける靴の持ち合わせが全くなく、前回は自分でビルケン・サンダル擬きをでっち上げるしかありませんでした。フリマで中古のケン用の靴を探すにしても、ファッション・ドールの靴は子供が遊んで失くす筆頭アイテムですし、やはり女の子人形に比べて男の子人形を女児が買う割合はずっと低いので、手に入れられる可能性もかなり低いと思いました。そんな中、地元の普通の玩具店で、ケン専用の靴なんて都合の良い商品が販売されているのを発見。

しかも四足セット、更に半額に値下がっていました。大きさからケンの靴だとはすぐに想像が付きましたが、パッケージを見ると、「Barbie」のロゴがでっかく書かれているのみで、ケン用とは一言も書かれていません。店舗側で自ら掲げたポップを見て、やっとケン向けと確認出来た程です。そもそもこのお店、ケンの人形自体は全く扱っていなかったのに、何でケンの靴だけこんなに(結構いっぱい在庫があった)仕入れちゃったのか…。

蛇柄の型押しが気持ち悪い金色のハイカット、キャメルのワークブーツ、ネイビーのローファー、赤いスリッポンの四足がセットされていました。全部普通に茶系か黒にしてくれれば一番合わせ易くて良かったのに、何故この色にしちゃったのかも謎です。しかし、実は造形自体は結構細かく良く出来ている事に気付きました。安いドール靴を入手した時、ちょこっと手を加えて彩色するだけで、見た目のグンと変わる事があります。そこで、これらの靴も彩色してみる事にしました。

で、こうなりました。スリッポンだけは、素材が違っていてアクリル絵の具が非常に乗りにくかった為、そのままにしています。これのみ、底に「Ken」のロゴもありません。もしかしたら、他のドール用と共有で製造したのかも。

ワークブーツは、全体に焦げ茶のアクリル絵の具を塗り、完全に乾かない内に拭き取ると、縫い目の溝や角にのみ焦げ茶の絵の具が残り、少しリアルさが増します。紐は、その後で細い筆で彩色します。

何はともあれ、ケン君の靴が一気に四足も増えました。大抵の着こなしはこれで間に合いそうですし、大は小を兼ねるので、他のドールも履けない事はありません。「良かった、これで俺、冬もサンダル履かなくてイイ!」。まあケン君には、真冬でも半袖＋短パン＋サンダル履きのイメージがありますけど…。