七月中旬に訪れたArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアで、天幕付きのストールが並ぶShopping Archadeと、「Hackney Ring Shippers」と呼ばれる南東の広大な屋外エリアは、今回も終盤に回ります。
何故って、今までの経験上、ここで収穫に出会える確率は余りないからです。
Shopping Archadeには、見るだけなら惚れ惚れする商品が集まっていますが、何せ値段が概ね高目。特に布類の品揃えは見事なものの、手の出た事がありません。
このヘキサゴン・パッチワークの大作は、以前も撮影したような。
ヴィクトリア時代の浴槽を、プランター代わりに利用しています。デルフィニウムの鮮やかな花色が映えます。しかしとても深い浴槽で、うっかり寝そべったら溺死しそうです。
その昔商品が入って売られていた文字の書かれた陶器の瓶や容器は、言わば英国アンティークの代表的な存在。その合間にビスク・ドールの頭だけが並んでいて、イギリスらしいブラックさが漂います。
左のパラソルようなフラワーパワー柄のビニール素材のガーデン・チェア等を、フリマでも良く見掛けます。かつてイギリスで、とても一般的なアイテムだったのだと思います。
古風なバスケットのライナーの布も、実は皆ビニール製。
ピクニック用のバスケット・セットは、近年人気復活と聞きます。ピクニックの食べ物自体は今だお粗末でも、わざわざ食器は屋外用まで別個に揃えるイギリス人…。
赤地に水玉のデコ時代らしいローウェストのドレスが、非常に愛らしいお人形。確認しませんでしたが、ドイツのJ.D.ケストナー社の「Googly グーグリー」ではないかと思っています。
好みの50年代の絵本のようなイラストの、キューブ型の子供用木製パズル。パズルとしては極単純なれど、計六種類の絵柄を組み合わせる事が出来ます。
これは文句無しに可愛い! P太の話では、間違いなくカード・ゲーム用テーブルの椅子だろうとの事です。椅子は、折り畳み式になっています。
英国史上最高気温の40度記録した前日と異なり、その日は26度程度でしたが、やはり前日までの熱波で身体が疲労していたようです。一通り見回った所で早々に体力が尽き(P太が)、今までで一番早い1時半位に退場となりました。去り際に、熱中症で倒れて救急車待ちの老婦人を見掛けました。例え30度以下の然程暑く感じない気温でも、強い日差しの中を数時間も歩き続けるのですから、夏の好天のフェアは油断は禁物です。でも、今回は買い物はたっぷり楽しめたと思います。特にガソリン高騰の為に全く遠出出来ない時期でしたから、凄~く気晴らしになりました。
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