今回の帰国でイギリスに持ち帰った新品のファッション・ドールは、意外と二体だけでした。一体はアゾンの「Pookie Boo BonBon」で、もう一体はこのリカちゃん人形です。東京で「リカちゃんのON/OFF展」を観ている内に、ドールを増やすつもりは無かったのに突如欲しくなり、展覧会のショップで衝動買いしました。
大人のリカ活向け高級仕様リカちゃんシリーズ「LiccA」の内、「ゴシックノワール」同様に独自の可動式素体「ネオリカ・ボディ」を持っている、「フォトジェニック・リカ」と言うシリーズです。その中にも、ウェイクアップmomoko、Today's momokoやFresh ruruko同様に、部屋着を着用しただけの比較的安価な簡素仕様があり、それぞれ花の名前が付けられていて、これには「ネリネ」と言うデザイン名が付いています。
「ゴシックノワール」が凄く独特なリカちゃんだから、もっと普通の汎用性の高い可動式ボディのリカちゃんがモデルとして居たら便利だと思い、この「ネリネ」を選びました。もう一種ショップで売られていた簡素仕様のフォトジェニック・リカ「ヴィオラ」は、メイクが「ゴシックノワール」に似てテイストが被りそうでした。
このドールは、確かにリカちゃんとしては一番スタンダードなはずの茶髪に前髪付きで、メイクもナチュラルなオレンジ系であっさりして、若々しく健康的に見えます。
しかし汎用性が高いと言うのは、特徴や個性も余り無いと言う事。どんな服装でも無難に着こなしそうと思う反面、このドールだから着せたい!と閃くファッションが中々思い浮かびませんでした。
そこで、結局リカちゃんのアウトフィットの定番の一つとも言える、まずはいかにもドーリーなカントリー風のドレスを作って着せてみる事にしました。
スカートに使用した古風なC&S(カップ&ソーサー)柄の生地は、毎度お馴染みセリアで買ったカット生地。英国トラッドっぽく見えますが、実は日本製です。こんなプリントの質の良い魅力的なカット生地が、たった百円(+TAX)で買える日本ってやっぱスゴイ! 同柄色違いも、同じシリーズの皿柄の生地も、勿論買いました。
正直1/6ドールにとっては、特に身長22㎝以下のドールには柄が大き目ですが、フレアがたっぷりボリュームのある長めのスカートなら、ギリ行けるかもと思いました。
しかし身頃や袖に使うには、面積が小さ過ぎてC&S柄が生きず不向きなので、スカートだけに利用し、トップには藍色地のピンドット生地のブラウスを合わせました。このトップは最初無地にするつもりでしたが、青系で希望した色目の無地の布地が見付かりませんでした。
例えスカートと身頃の生地が違っても、一体化したワンピースに仕上げた方が、返って確実で簡単だろうかとも考えました。トップとボトムを別々にすると、多少サイズの違うボディにも対応出来る利点はありますが、バランス良く組み合わせる事が出来なく仕上がる場合もあるのです(…そんなヘマするの私だけか?)。
ネオリカ・ボディは、肩が不自然に張って非常に厳つく出来ているので、それを覆い隠す袖付きの服にデザインするのは必須です。しかしパフ・スリーブと言うのが、私にはいつまで経っても難易度高く…、綺麗にギャザーを寄せて左右均等に膨らませるのが上手く出来ませんでした。
固体差があるのか、それともフットウェアとの相性が悪いのか、このリカちゃんは膝の関節が緩めで安定が悪く、つっかえ棒を使用しても立たせるのに中々苦労します。「ゴシックノワール」では、そんな経験したかなあ??
髪は背面で緩くウェイブ掛かっていて、元々乱れ易い髪質なのか、油断するとすぐにグチャグチャになり勝ちです。ON/OFF展で立たせて撮影するのに使われていたモデルも、このネリネだったように思います。
しかし手が取り外し出来、ハンドパーツが他に三種類付属しているのは、やはり着せ替え人形として嬉しいところ。加えて可動域は十分あるので、こんなあざと可愛いポーズも出来ます。
ピュアニーモのハンドパーツと比べても小さく指が非常に細いので、失くさないか折れないか心配です。素材的には、もしかしたらピュアニーモより壊れにくいのかも知れませんが。
フォトジェニック・リカの中では最もスタンダードで、汎用性が高いリカちゃんだと思って購入しましたが、実際に撮影してみて、実は他のリカちゃんとは大分雰囲気が違うと言う印象を得ました。
プリントがぽってりした子供向け廉価版の甘ったるいリカちゃんとは明らかに違うし、日本産キャッスル製のリカちゃんともまた違い、若干すっきりシュッとして甘さ控えめに見えます。今後はその特性を良く把握して、似合うアウトフィットを考えて上げねばと思います。
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