2025/01/18

マザーガーデンのプチ・ロージードール

 

昨年の一時帰国時の東京滞在中も、義兄にお約束のリサイクル・ショップ巡りに連れて行って貰いました。その時HOBBY OFFで、1/6サイズのドール・アイ&スリープ・アイ&リアル・アイラッシュ人形が売られていました。一目で、「これはPetWORKsのファッション・ドール『おでこちゃん』のバチモンに違いない」と思いました。

デフォルトらしきアウトフィットとフットウェアを着用したままで状態は良く、顔はおでこちゃんには劣るものの中々の可愛さ。値段はたった400(税抜き)だったので、買って連れて帰る事にしました。

すっかりおでこちゃんをパクった中国の無名メーカーの製品だと思いましたが、服の内側のタグに「CREATIVE YOKO, Rosie Dolls」とありました。オリジナル・デザインの安価なファンシー雑貨を販売しているチェーン店「マザーガーデン」で数年前に発売された、れっきとした日本企画のファッション・ドールだそうです(…でもやはりおでこちゃんを模倣したとは思うな)

マザーガーデンには、ロージードールと言う名前の着せ替え布製抱き人形が既に存在していたらしく、それに対してこちらはプチ・ロージードールと言うのが正式名称のようです。このオレンジ色の髪+オレンジ系ドレスの「ベルガモット」 ピンク髪+ピンク系ドレスの「ローズマリー」、そしてピンク掛かったシルバー髪+ブルー系ドレスの「オリーブ」の三種類が発売されたそうです。デフォ服は、身頃に裏地まで付いた丁寧な造り。

おでこちゃんの実物を手にした事がないので分かりませんが、恐らく体型もほぼ同じだと思います。子供に見えますが、実は単なる巨頭系なだけで、意外にも胸が少しあり(笑)幼女人形ではありません。ドレスの下には、可愛い水色のギンガムチェックのおぱんつを履いています。

身長は約20㎝で、実際に服のサイズもドール服本に記載されている20㎝用で大体合うようです。ヘッドとボディの素材はピュアニーモに似ているマットなプラスティックで、腕脚はソフビ。腕脚には変な小さな穴が4つずつ開いている…と思ったら、リカちゃん人形同様に針金入りで(多分穴から注入した)肘・膝を曲げる事が出来ます。 

そして、おでこちゃん同様に髪はウィッグです。恐らく、おでこちゃん用のがぴったり合うと思われます。ユザワヤに同じ位のサイズの安いドール用ヅラが売られていたから、買って試してみりゃ良かった。

これで元値でも三千円程度のお手頃な値段だったとは、子供の着せ替え人形として十分なクウォリティ…と思いましたが、実は対象年齢は13歳以上で、元々大人の撮影好きなドール・ファン向けに開発されたとか。ちょーっとだけ、売り出す時代が早過ぎたかも知れませんね。百円ショップでもドル活グッズが手軽に買える今であれば、ドールに少しだけ興味がある人にとっても、一層手を出し易い商品だったかもと思います。

昔のリカちゃんボディ同様に腕は広がらず、小ささもあって、服の背面は全面開きじゃないとお着替えがちと面倒です。またちょっと油断すると目が半開きになり、静電気を起こしやすい素材だからか、すぐに髪がグチャグチャに乱れてしまいます。髪は元から不揃いなので、後で切り揃えて上げないといけません。

瞳を開いた時に眼の位置が下向き気味で、常に見降ろしているようなのが少し気になります。また、入れ目のドールには多少なりと起こる事のようで、ユニーク・アイズ」みたいに角度に寄って目線が動いて見えます。

膝が曲がるので椅子等に座らせる事は出来ますが、膝を曲げるとどうしても爪先が物凄い外開きになってしまう…。この辺りは、多くのドールでも中々解決出来ない問題だとは思います。

この子には一体どんな服装をさせよう?と考えて、長らく思い付かずにいました。普通赤毛のドールは個性的な着こなしをするのに最適だし、ボブヘアも普通はお洒落に決まり易いものですが、何を着せても彼女はどうも地味な印象です。試しにロッティーべち子の服を着せてみても、ピンと来ませんでした。

そこで、茶系や黄色系の髪色に馴染む色合いではなく、どちらかと言えば髪とは反対色の目立つ色の組み合わせにしてみました。黄緑と紫は、日本人にとっては結構派手な色合わせでしょうが、欧米では割と良く見掛けます。この人形は瞳がグリーンなので、一応黄緑色と被ります。

型紙は、タイニー・ベッツィー・マッコール用の物。こんなウェスト切り替えのあるドレスなら、べち子とサイズが合いますが、ウェスト切り替えの無いAライン等のすとんとしたワンピースは、ロージーには長過ぎる印象です。

靴のサイズはロッティーと同じかと思いきや、ロージーの足の方がほんの少しだけ大きくギリでアウト。セリアのドール靴小も小さ過ぎ、一方ドール靴大は大き過ぎます。それで今は、デフォルトの茶ブーツを履かせています。

しかし、何せうちには色んな足のサイズのドールが居るので、他にも履かせて可笑しくない(大き過ぎに見えない)程度の靴は何かしらあると思います。

作り始めてから思い付いたけど、こんなエプロン・ドレスとかのカントリー風ではなく、カジュアルでモードな格好を狙うべきだったのかも。しかし小さいサイズのモダン系スタイリッシュな服装は、作るのが更に難しい💦 思ったよりファッション・ドールとしては使い辛いものの、イギリスでは絶対に手に入らない可愛さ&肌の白さのお人形です。今後も、このロージー・ベルガモットちゃんに似合う服装を、色々模索して行きたいと思いま




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