昨年三月の夫婦のSalisbury ソールズベリー日帰り旅行で、やはり帰路も行き同様に南ルートを通りました。その途中Pepperbox
Hill ペッパーボックス・ヒルと言う眺望地が地図に記されており、未だ日が明るかったので寄ってみる事にしました。
場所は、ソールズベリーの南東10㎞位。主要道路A36号線からも直ぐに思えましたが、丘への入り口が非常に狭く分かりにくく、見逃して引き返したりしてやっと丘の頂上に到着しました。
この場所はNT(ナショナルトラスト)の管理になっており、駐車場は設けられていました。しかし地面が見事にでこぼこグチャグチャで、駐車するのさえ大変なら、其処から直ぐの頂上の緑地へ歩くのさえ一苦労でした。
イギリスの見晴らしの良い高台には良くある事で、当時(18~19世紀)の土地の所有者である大金持ちに寄って、towerやfollyと呼ばれると展望台と言うか物見の塔が建てられています。
しかしここの塔は、窓は全てレンガで塞がれているし、そのレンガも白く黴ているしで、何だか禍々しい雰囲気。
どちらかと言うと、囚人を閉じ込めて狂心・餓死させる為の牢獄のように見え、発想をネガティブにさせる力は抜群! 建物に入る&登る気にも全くなれなければ、当然出来る仕組みにはなっていませんでした。
展望地は、丘の頂上の北側に広がっています。
この日の晴れて眺望も悪くないはずでしたが、すっかり到着までに時間を喰って夕暮れが近付き、生憎この時間には夕霧が立ち込めてかなり霞んでしまいました。
うっすらと、ソールズベリー大聖堂の尖塔が見えます。
普通眺望地は気持ちの良い場所のはずなのに、そして天気も結構良かった(写真を眺めて改めて気付いたが)のにも関わらず、何故か犬の散歩の人すら他に訪問者を見掛ける事もなく、日没近い事もあり、何より塔が武骨で不気味で、やたら暗く寂しい印象が強く残るペッパーボックス・ヒルでした。
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