2026/10/12

マーケット・ディーピングのアンティーク・モール

 

昨年の十月に夫婦でリンカンシャーの川無し橋とクローランド修道院、ケンブリッジシャーのソーニ―修道院を訪れ、最後に予定していたMarket Deeping マーケット・ディーピングと言う町のアンティーク・モール訪れました。これらは州境周辺の町や村で、マーケット・ディーピングは再びリンカンシャーになります。 

そのモールは街並みの端に在った為、すぐ側の路上に無料で駐車する事が出来ました。店名は、Market Deeping Antiques & Craft Centreと言います。 

公道に沿ってウィンドー・ディスプレイがずらり続いており、この部分も小部屋に仕切られてストールになっている所がユニークでした。

売り場は一階のみで、かなり奥行きがあります。昔は家具店とかの建物だったのかな?と勝手に想像します。

元はホールのように広い空間を、間仕切りで細かく仕切ってそれぞれのストールにしている、アンティーク・モールの御馴染みの造りです。 

ただし端には、部屋に分かれている部分も。

名前の通り、割と新しくオープンしたアンティーク・モールの傾向で、アンティークやビンテージではない、新品や手作り品も多く売られています。

もし日本であれば、造りが丁寧で美しい手仕事や可愛い物、個性的で面白い作品など、ハンドメイドは魅力に溢れていますが、ここイギリスでは中々そうは行きません。 

通りに面したウィンドーから、パッチワーク用のカット生地を扱う手芸店(中古ではない)が入っているのが見えたので期待しました。

ところが、どれも創作意欲が一気にサササァ~っと消え去る程高い。布、特に綿100%の生地って、イギリスでは驚く程高いと感じます。

その他のストールで見掛けた物としては、子供の頃大好きだった、海辺のお土産物屋で売っていたようなキッチュな貝殻の小箱。イギリスの製品でも、その懐かしさは不思議と変わりません。

同じく海辺のお土産物屋で良く見掛けた、貝殻をスライスしたシャリシャリと音の鳴る風鈴も、子供の頃のノスタルジーを感じます。  

スージー・クーパーのこの手描きの花のシリーズで、カップ&ソーサーは初めて見たかも知れません。カップはデミタス・サイズです。辛子色に近い黄色が、可愛く目を引きます。 

このモールで、私にとって最も印象深い商品。…うん、ここ確かにイギリスなんだけどさあ。やり場のない溜息が思わず零れます。アイテム的には、モルタル製のガーデン・アクセサリーのようです。

悪くないお店でしたが、結局ここでは何も買いませんでした。本来買い物好きの私なのに、イギリスで買いたくなる物に出会うって本当に難しい! 

ついでに、町の中心部も少し歩いてみました。町外れに駐車したとは言え、小さな町なのですぐにヘソに出ます。

マーケット・ディーピングと呼ばれるからには、古くからの市場町なのは明らかです。River Welland ウェランド川の北岸にDeeping Gate、Deeping Saint Jamesと言う村と家並みが途切れる事なく繋がっている為、全体的には結構大きな町になっています。

中心部には古く立派な石造りの建物が立ち並び、風情ある雰囲気の町に見えます。これらの石材は、リンカンシャー石灰岩と呼ばれるそうです。コッツウォルズ地方を始めとする石造りの家並みの町や村は、イギリスでは中々貴重です。景観が優れて見える為、大抵観光に人気があります。




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