昨年の秋のウェセックス一泊旅行での二日目の目的地は、NT(ナショナルトラスト)のStourhead ストウヘッドと言う庭園でした。ここは英国屈指の風景式庭園且つ紅葉スポットで、以前から行くなら絶対秋‼と考えていました。勿論紅葉の季節で、天気の良い日でなくてはなりません。昨年の秋に、やはり英国で人気の紅葉スポットWinkworth Arboretumウィンクワース樹木園で、絶好の紅葉日和を逃してしまった事がずっと悔やまれ、その後他のNTの庭園も幾つか訪れてみたものの、やはりどうにも不満足だったようです。
ストウヘッドはウィルトシャー州に属しますが、滞在したサマーセット州の端の宿からは近く、朝一番位には専用駐車場に到着しました。しかし有名な紅葉の名所の正にピーク時で、更に理想的な快晴とあっては、平日にも関わらず駐車場は既に混み始めていました。
まずは、お屋敷から見学します。入り口には、まるでお城のような立派な門が立っています。
ここから、牧草地に囲まれた坂道を登って行きます。
Stourhead Houseと呼ばれる屋敷に到着。
元々ここはストウトン家の領地で荘園館が立っていたそうですが、18世初頭に裕福な銀行家のホーア家の手に渡り、パラディアン形式のこの屋敷が建てられました。
見学と言っても、内部には入れません。内部見学は、この丁度前の週で年内分は終了してしまったからです。何故紅葉真っ盛りの、この場所の一番の観光シーズンに閉館?と思ってしまう所ですが、元々NTの建物では内部見学を大体3~10月のみに設定している場所は多く、加えて昨年の紅葉は、やはりイギリスとしては相当遅かったのです。
巨大で豪華なXmasリースのみが、空しく観光気分を盛り上げて見えます。
風光明媚な丘陵地帯の中に在り、ここからの眺めも絶品。
続いて、お屋敷の脇のウォルド・ガーデンと、雛壇上になったキッチン・ガーデン、つまり菜園を見学。この晩秋でも、未だ結構花が咲いていました。
塀の上には、様々なカボチャが並べられていました。ハロウィーン前後には、こんなカラフルなカボチャがスーパーでも出回りますが、やはり美味しさでは日本のカボチャには到底及ばず、単なる飾り物のようです。
いよいよ、一番のお目当ての湖を囲む景観庭園へ向かいます。その途中、古い集落を通過します。
と言うか、館の敷地内にStourton ストウトンと言う村が在りまして、目抜き通りである公道も通過しています。家屋の多くは、今は飲食店や宿泊施設になっています。
教区教会も在り。St Peter's Church セント・ピーター教会と言います。
お屋敷の主一族の霊廟として、手厚く保護されて来たようです。
半端なく古そうなエフィジーも在りました。
墓地には、今まで見た事のない円卓型?の墓石が。まさかこの開いている穴から、棺を入れたとか??
湖の入り口に立つ、Bristol High Crossと呼ばれる14世紀築のマーケット・クロス(市場でズルしないように建てられた十字架)。元はブリストルに在ったらしいのですが、18世紀にここに移築されたそうです。
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