最近海辺の町Margate マーゲートに突然行く事になり、其処のチャリティショップで気に入った古着のスカートを買いました。何せマーゲートは、概ねチャリティ屋の衣料の値段が安い。このスカートも、3ポンド(600円以下)でした。目を引く蛍光ピンク&黄緑のプリントで、この色が今時の良くある蛍光色とは微妙に異なり、ビンテージっぽく良く出来ていると一目で思いました。また、蛍光色の服にしては、不思議と下品でも安っぽくもありません。
素材は、皺になりにくく乾き易いポリコットン。柄の図案はアザミのようで、それも珍しいと思いました。派手な事は派手だけど、ボトムのように顔から離れているアイテムだと、それ程気になりません。実は最近ノリで増えてしまったアニメ柄Tシャツ(主にユニクロw)には、こんな大胆な柄のスカートを合わせるのが一番のコーディネイトだと思っていますが、昨年日本で探したら全く見付かりませんでした。
良く見ると、単に筒状に縫った布のウェストを絞っただけではなく、何枚もの縦長の布をはぎ合わせ、更にテープ状のピンクの細い生地を縫い付けた、かなり凝った造りです。この縦長の布が裾に向かって微妙に幅広くなっているようで、その為フレアが綺麗に広がり、意外とお洒落でフェミニンなシルエットです。
そして、裾はまつり縫いされていて、やけに造りが丁寧だなと思いました。また裾を捲って裏を見ると、何故か白いレースが縫い付けてあり、何気に可愛い装飾になっています。
タグには「Liza by Lilly Pulitzer」とあり、このロゴも60~70年代っぽいのを狙って選んでいると思いました。…が、実は本物のビンテージでした。Lillian Pulitzer リリー・ピュリッツアーはアメリカのファッション・デザイナーで、元はそれ程高級なブランドではなかったそうですが、フラワーパワー時代を象徴するようなデザインが当時一世風靡し、今はビンテージとして人気が高く高値で取引きされているそうです。
この色の組み合わせは、前から堪らなく好みです。ビンテージのドール服がこんな色だと、特に惹かれます。しかしそれが、実際に自分で着る事になるとは思いませんでした。ところでウェストはゴム仕様ですが、このゴムがシャーリング用のテープを縫い付けただけのようで、意外な程伸びません。それで、ウェストは丁度ジャストなのに、履く時にヒップを通すのがギリギリで焦ります(苦笑)。また、このゴムが劣化してしまっても最早交換する事が出来ない訳で、もしそうなったらドール服用に切り刻むしかないかも知れません。
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