2025/04/18

イースターのさえずり

今日は、キリスト教国では復活祭初日の「グッド・フライデー」です。実際には前後一週間程有休を取って加えイースター休暇にする人は多いですし、子供達は先週から既に休校のようです。

イースターの定番の春らしいパステル・カラーや、卵、ひよこ、ウサギ、子羊等のモチーフは、キリスト教徒じゃなくとも可愛く見え心が躍るので、魅力的なイースター向けの柄布を見掛ける度に買っています。つまり材料はある程度揃っている訳ですが、その布でドール服を作るとなると、デザインが結構限られやっぱり簡単ではないと思いました。当然、柄がドール服向けに作られている訳ではないからです。

例えばこのロチェスターの生地屋さんで買った布は、ニワトリに少しクセがあるものの、絵付け卵がイースターらしくて、花柄も色合いも文句無しに可愛いと思います。しかし柄が1/6ドールにとっては心持ち大きいし、間隔が飛び気味です。ドール服を作るのであれば、27㎝以上の背の高いドールの方がプリントの魅力は生きますが、その一方で27㎝以上のドールには柄が子供っぽ過ぎます。 

実際バービーやmomoko DOLLには明らかにこの布は似合いそうもなく、ジェニー&フレンズでも野暮ったさが目立ってしまうと思い、身長29㎝でも頭がデカくて童顔のシンディちゃんに出番となって貰いました。この布だけではボヤけた締りのない印象になりそうだったので、緑のギンガムチェックをアクセントに加え、イースターには「いかにも」なカントリー・ドレスに仕立ててみました。

イースターの衣装って、小さな女の子用ならウサギや春の妖精とかの仮装、エッグハントのふりふりワンピース等の可愛い服が出回りますが、大人用には特にこれと言ったスタイルはなく、せいぜい色かモチーフのみでアピールするようです。どちらにせよ、イギリスではイースターはほとんど子供向けのイベントです。

エプロンには、古い枕カバーの奇妙な色付きレース部分を利用しています。

エプロンを取ると、こんな感じ。

バブシュカの両端にリボンを付けると、顔に影を作ってしまい、必要なかったかなあと反省。 でもあった方が、可愛く見えるとは思うんだよね…。

Sindy Play」の花屋のシンディちゃんのお供には、日本でも売られている、元々はイースター・ハットの飾り付けの為らしい、顔面崩壊気味のヒヨコちゃん達です。

ドールには大き目の柄の布をドール服に出来るだけ生かすとなると、つい直線的で面積が広くてなるべく切り替えの少ないカフタン風ワンピースか、着物が一番のように思ってしまいます。着物で復活祭も在り得なくはないはずで、一瞬斬新で面白いかもと頭を過ぎりました。しかしXmasやハロウィーンに比べて復活祭自体が日本では遥かに馴染みが薄く、多くの人にとってはピンと来ないだろうと思い却下となりました。




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