2025/03/11

武蔵関公園で花見

 

昨年の帰国時に混ぜて頂いた荒川河川敷での花見は、東京の桜の開花が大幅に遅れた為にピクニックとなりましたが、その一週間後位に桜はやっと見頃になって来ました。その日は平日でしたが、姉が有休を取って、家から遠くない武蔵関公園へ花見に行こうと誘ってくれました。本当は姉は常に仕事で物凄く忙しいのですが、私が日本滞在時には、いつも無理して時間を割いて積極的に想い出作りをしてくれます。

武蔵関公園は、西武新宿線の東伏見駅と武蔵関駅の中間にあります。姉の家の最寄り駅の田無から近いのは東伏見で、いつもここで下車します。駅前には、関東の稲荷神社の総本宮と呼ばれる東伏見稲荷神社の大きな鳥居が。

花見と言えば団子! 東伏見駅で下車するのは、この駅前の名物門前団子屋の「ふしみだんご」で、団子を買ってから公園に向かうのは欠かせないからです。

いつも人気ですが、やはり花見の季節は殊更混んでいます。店舗の場所が少しだけ移転してから、団子の種類が増えました。どれも美味しそうで、選ぶのに迷います。

練馬区立武蔵関公園は、窪地に在る北東から南西に細長い池をほぼ囲んだだけの敷地の、正直地味~な公園です。しかし、都心の桜の名所は何処もインバウンドの活発化で、外人観光客の方が多いのではないかと思える程混雑している現在、23区内で観光客の全く居ない、ゆったりのんびり花見出来るスポットは貴重です。

期待した通り桜はほぼ満開でしたが、限りなく花色が白に近いソメイヨシノは青空にこそ映えるのに、この日の天気は生憎曇り。

しかし、天気の冴えない日でも桜を少しでも映えるように撮影するコツは、常緑樹を背景にする、または水面を背景にする、兎に角背景に濃い色の来る場所を選ぶ等で少々学びました。

何はともあれ、水辺と桜は絵になる事は確かです。

風がほとんどない穏やかな日だったので、水鏡の桜も美しい。

買って来たふしみだんごを、到着早々頬張る私達姉妹(注:昼食をデザートまで食べた直後)。多くの種類から今回選んだ団子は、まずクルミ餡と、姉にとっては外せない定番のみたらし。

そして磯辺と、苺大福のような美味しさが味わえる小豆餡+苺。やっぱ甘系としょっぱ系は交互でないと(笑)。団子はぷりぷりモチモチで、餡とのバランスもどれもどんぴしゃり。

実は花見の季節が終わっても、再びここの団子が食べたくなり、単独で出掛けて買いに行く事を考えていました。

公園の池は、野生の鳥を観察するのに格好の場所でもあります。嘴の青いキンクロハジロ。


イギリスでも良く見掛けるオオバンは、この時水中の杭の上に座っているようです。

中の良さそうなカルガモの…多分夫婦。カルガモは、雄雌の区別が付きにくいそうです。

池の中には、大きな鯉もいっぱい。

この中島の紫花菜の群生近くにはカワセミが生息するので、大抵カメラおじさん達が集まっています。

以前、この公園に捨てられたペットのワニが住み着いて居ると噂になった事があります。いや、同じ練馬区の石神井公園だったかな? 心霊スポットと噂されるより怖いと思います。

石神井川に通じる水路には、立派な白鷺が。頭に冠羽が在るので、白鷺の中では一番小さいコサギのようです(それでも相当デカい)。熱心に水の中の獲物を狙っています。

まさか、この高そうな鯉を狙っているのでは。イギリスでも、サギが自宅の池に飛来して、高価な錦鯉を根こそぎ食べ尽くすと聞いた事があります。

 

 

 

0 件のコメント: