クリスマスのネタが他になく、ドール記事が続きます(笑)。大好きなドール服の本「HANON –arrangement-」の中に、私も持っている園芸部のrurukoが、赤いドレスを着てモデルになっている写真が掲載されています。その赤いプリント生地はHANONさんのオリジナル・デザインなのですが、ちょっと似たようなビンテージ生地を持っていたので、私の園芸部のるるこにもクリスマスの衣装として作って着せる事にしました。
実際に作ってみて、今まで何度も作った事のあるスタンダードなタイプのワンピースのはずなのに、意外と難しい…と思いました。縫い代や袖ぐり等が結構小さ目で、地味に面倒なのです。これは、いかに自分が普段は、極力単純なデザインでラクチンな型紙を自分で勝手に作り出し、ドール服を作っているのかを思い知らされました。
特に首回りのレースの襟の付け方は、本通りではどうやっても自分には無理。次回からは、見返しと一緒に縫い付ける、今までの自分の作り方でやろうと心に誓いました(笑)。ドール服の作り方には正解がなく、人それぞれ一番作り易い方法で良いのだと思います。
しかし、手古摺っただけあり仕上がってみると、確かにバランス良く考えられた綺麗なシルエットだと納得。
本に掲載されていた作品は、袖のみがチュール生地でお洒落でしたが、冬の服装には寒そうだと思い(人形と言えど…)、ピンストライプのコットン地にしました。
また、本の作品は、首元にビリジアンのような少し青味掛かった緑色のリボンを着けています。それがビンテージっぽい古びた色合いで返って素敵でしたが、普段はビリジアンなんて好まない為、手持ちのリボンに近い色がありませんでした。
結局選んだのは、最早緑じゃないターコイズ・ブルーの3㎜サテン・リボン(「teal」と言う本当に青と緑の中間の色らしい)。しかし実際に色々とドレスに合わせてみて、結局この色が一番しっくり来たのです。
今年の帰国時に丁度HANONさんの三冊目の「HANON –Licca-」も発売され、勿論買いました。また新宿オカダヤでHANONさんの作品展示も行われていたので、姉と二人で見に出掛けました。実物を見ると、素材の質感やサイズ感の可愛さが伝わって、一層うっとり素敵に見えました。其処でオリジナル生地も未だ若干売られていましたが、もし買っても私には勿体無くて絶対使えそうもなく見送り。
スカート部分の下には、ふんわり膨らむようにパニエを入れています。
試しに、これはパニエを取り去った状態。撮影している内に、もしかしたらパニエのない方が、HANONさんのこの服のデザインの意図に合っているのかもと思いました。
いよいよ一年で最も暗い、ドールの撮影が一番難しい季節です。例え部屋中の明かりを付けても、レフ版を多用しても、顔が暗く映るなあと痛感。イギリスの冬の晴れは本当に稀で、快晴の日でも撮影出来るのはせいぜい2時間程度。午後3時位には部屋に日光が届かなくなり、カメラの自動設定が夜モードになります。一応スマホ専用の照明も持っていますが、アイ・プリントが光ったりして、それも撮影が難しいのです。
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