民族衣装のエナメルの飾り皿

八月末の連休のフリマでは、この小さな飾り皿も手に入れました。こう言う昔のお土産物を買う事を控えるようになった、または高くて購入しにくくなった為、ブログで御紹介出来る古物の収穫が少なくなったように思います。しかしこの絵皿は、描かれた民族衣装の人物が妙に可愛く見え惹かれました。

直径は約10cm。陶器のお土産絵皿ならフリマやチャリティショップで沢山見掛けますが、これは金属のプレートにエナメル(琺瑯)引きなのが面白いと思いました。

描かれた民族衣装の人物は三人で、中央と左の女の子はにこやかな表情なのに、右の男の子だけ不機嫌そうで神妙な顔付きなのが気になります。無理矢理揃いで民族衣装を着せられて、嬉しくないと言った所でしょうか。しかし日本人の感覚にとっても馴染み易い絵柄で、どの民族衣装もそれぞれ可愛く見えます。

縁のフォークロアな文様も可愛いのです。…して、一体何処の民族衣装で何処の国のお土産なのか？？　裏面にも生産国どころかメーカー名等の記載が一切なく、色々検索してみても似たアイテムにさえヒットせず、結局突き止められませんでした。ホーローの絵皿はオーストリアの特産工芸品ですが、これは明らかにオーストリアの民族衣装には見えません。しかし、恐らく東欧の何処かではあろうと推測しています。