2023/04/09

イースター・エッグ・ハンター

 

今年の復活祭用のドール服は、新たに作る時間もなく、目新しい材料も手にはいらなかったので、以前縫ったアウトフィットの単なる使い回しです。

中に着せた黄色いギンガムのワンピースは、数年前のミモザの日用の服でした。

今回のコーデでは、面積が大きい服だけに、単なるギンガム+白レースだけでは流石に大人し過ぎたので、スカートの裾にイースター・カラーの花の刺繍を入れてみました。

相変わらず下手クソな上、既に立体に仕上がっている服に刺繍したので、生地が吊れてゴワゴワです(苦笑)

でも、ちょっとはイースターらしくなったかなあと。

上に着ている生成り地に刺繍のエプロン・ドレスは、元はmomoko DOLL「冬のバス停」用に、「ナチュラルデイズ」の真似っこ服として作った物でした。

実はそれは姉に送っちゃいましたが、持っていると便利そうだからと、自分用にも再び同じエプロン・ドレスを縫っていました。

実際に着回し度の高いお役立ち服で、今迄も何度かブログに登場しています。

そもそも作った服はどんどん増える一方だし、姉に上げても上げても未だ収納場所に困る程だから、今後は一回切りでなく、出来るだけ何度でも活用するべきだと思いました。

しかし、新たに服を作って着せてみたいと言う好奇心も、やっぱり全く止まらないのでした(笑)

顔面崩壊気味の巨大(ドールにとって)ヒヨコは、元々イースター・ボンネットの装飾として売られているアレ。近年は、日本でも似た商品が簡単に手に入ると思います。

今年の復活祭は日本で過ごしている為、イースターの雰囲気はほとんど感じられませんが、せめてドール服だけでも、ささやかなお祝いの気持ちを表したいと思います。

 

 

 


2023/04/06

晩秋のアーディングリーのアンティーク・フェア 3

 

警報級の暴風雨の翌日で、屋外の出店数が過去最低の寂しい状態だった昨年最後のArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアですが、場所に寄っては割と店も多く人も集まっていました。

この日の天気は雨が降らない予報だったものの、空を見上げると相当疑わしい…。

天気が変わり易く、天気予報が当てにならないのもまたイギリス。一応我々夫婦は、雨具は完備して来ました。

実際に予報に反して、時々雨が激しく降りました。この絨毯屋なんて、水浸しで一体どーするつもり?? 分厚くて水を吸収して乾きにくいし、カビたら商品としてお終いです。

地面に置かれた缶も水浸し。元からサビているから構わないのか。

買わなかったものの、一応ウラン・ガラス確認用のブラック・ライトは持って来ていました。

こんな天気の悪い暗い日にこそ、ブラック・ライトが屋外でも威力を発揮します。

味わい深いビンテージのドール・ハウスの家具は、多分60~70年代製で、この時代の物が私には一番魅力的に映ります。幾つかは金属製で、ずっしり重いのです。

ホーローの質感、フォルム、子供が描いたようなシンプルなレトロ・ポップな花模様、色合い、ハンドルに巻き付けられた縄紐等、バランスが完璧なビンテージ・ケトル。

こけし柄が可愛い日本製の蓋付き器は、直径30cm位の張り子製で、多分火鉢用の炭入れだったのではと思います。

古い物ではないけれど、赤い電話ボックス型のワイン・ラック。
 

公園等の公共地に設置されるゴミ箱です。ゴミを無理矢理食わされて、虚ろな目のカエルとクマも悲しいけれど、不敵に笑うトラが迫力抜群の哀愁を漂わせていますね。

一方、こちらはゴミ箱の三条河原。右のポパイは、勿論著作権無視です。

 

 

 


2023/04/04

晩秋のアーディングリーのアンティーク・フェア 2

 

昨年の11月初旬に訪れたArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアの年内最後の開催日では、次にPigs SheepYoung Farmersを見て回りました。

前日が災害クラスの暴風雨だった為、この日の屋外の出店数は自分にとって過去最低でしたが、屋根のある会場は通常通り賑わっていました

しかし屋根があるってだけの半屋内のようなこの会場でも、出店料は意外と高いのでした。

大きくてキッチュなプラスティック製のイヤリングは、半額に値下がっていましたが、それでも私にとっては未だ高い()

垢抜けない手編みの毛糸のティーコジーは、野暮ったい手編みの毛糸のドール服と共に、イギリスの文化遺産にして欲しいと常々思っています。

70年代の細かい花柄のハイウェストのロング丈ワンピースは、姫カットの昭和のアイドルmomokoのアウトフィットに似ています。

古いお人形は私でも怖いと思う事が多いけれど、この二人は中々の可愛さ。

Pigs Sheepの毎回南東角に出店する、布類や布小物の品揃えが圧巻なストール。

しかし好みのビンテージの柄布は、決まってカーテン等の厚手&大きなサイズ。

ドール服作りに向く薄手のビンテージ生地は、こう言う場所でも滅多に手に入れられません。

フェアでは犬連れを多く見掛けますが、このベビーカーに大人しく乗ったワンちゃんは、悩殺の可愛さブッチギリ。シープ・ドッグの仔犬だそうで、あちこちで「きゃ~可愛い♡」を連発され、飼い主も鼻高々でしょうね。

ガラス・キャビネット自体はイギリスでは割と良く見掛けるタイプなものの、背景にモリスの「苺泥棒」等の壁紙を貼った工夫が素敵。


箱入りのスージー・クーパーのスポンジ・パターンのカップ&ソーサー・セットは、今でも十分普段使い出来るデザイン。

この大ぶりのプラスティック製のネックレスが、デザインも凝っていて印象的で値段が気になりましたが、どっこを探しても売り主が居ません。

以前もイギリスで見掛けた事のある、Mr.D.J.と言う80年代の日本製ロボット型ラジオ。主に輸出用だったそうで、日本自体では余り見掛けないようです。

この好みのレトロ柄のビンテージ布は、ブランケットか何かに仕立ててあるようです。 





2023/04/01

晩秋のアーディングリーのアンティーク・フェア 1

 

昨年の11月初旬に、英国南東部最大の骨董市Ardingly アーディングリー(アーディングライ)のアンティーク・フェアの年内最後の開催日に、夫婦で行って来ました。一番の目的は、姉や友達へのクリスマス・プレゼントを買う事。ガソリン代のめちゃ高い今のイギリスでは、遠路のアンティーク・モールへ買いに行くより、返って入場料を払ってでも近場のこのフェアに行く方が、安上がりだし収穫も確実だと思いました。また、この所余りお出掛け出来ない我々にとっても、手軽で最大の娯楽です。

その日は特に寒くもなく雨も降っていませんでしたが、実は開催初日の前日は警報が出る程の暴風雨!! 予想は出来ましたが、屋外のストールは今まで最少でした。いつもはストールが立ち並ぶこの場所も、御覧の通り伽藍洞。都市封鎖直後の開催でも、記録的な熱波の直後の開催日も、これ程少なくはありませんでした。

私の一番のお気に入りのストールが集まり、毎回真っ先に行くこの通路も、すっからかんの寂しい状態。

仕方なく、今回は最大の屋内会場Abergavennyから見て回りました。

天候に左右されない屋内は、流石に通常通り賑わっていました。


銀貨の気になるP太のお目当てのストールがあるこの屋内会場Jubilee Hallも、今回はいつも通り賑わっていました。

ここには、70年代のアート・ガラス専門のストールや…、

…北欧ビンテージ専門のストール等、他では見ない拘りの専門店が入っています。

このアンティーク・フェアでは、多分早くから出店を申し込むものの、当日が悪天候で実際には参加を見送る出店者も多いようです。また、全ての商品をフリマ並みの価格で売っているストールも結構見掛ける為、もしかしたら出店料が意外と安いんだろうか?と、試しに確認してみました。すると概ね200ポンド(32千円)位で、都市部の見本市程ではないにせよ、やはり小規模の商売にとっては大きな出費です。そしてやはり、屋外より屋内の方が出店料は高目です。しかし意外にも、このJubilee Hallは最も高い売り場ではありませんでした。最高出店料の売り場は、平均の倍の400ポンド以上もして、これまた驚きでした。