今月の初旬、我が家の紫陽花が咲き揃いました。北側の前庭の地植えの紫陽花はすっかり大株に育ち、今年も沢山の花を付けました。
日本では梅雨時期の花と言うイメージの強い紫陽花ですが、夏が然程暑くない(…とも言ってられなくなって来たが)ここイギリスでは、盛夏から秋に掛けて咲き続ける花期の長い花です。
そのように花期が長い上、微妙にグラデーションになった繊細な花色が魅力的で、咲き終わって花色が茶系に変わった様子も、秋には紅葉も、更にすっかり色褪せてドライフラワーになった姿も楽しませてくれます。
ただし我が家では、次の年も花付きを良くする為、また挿し木で増やす為に、秋口には大きく剪定します。
日陰でも逞しく育ち、水さえ切らさなければ世話は大して掛かりません。実はイギリスでは、バラに匹敵する程庭価値の高い植物なのでは?とさえ思っています。
そんな魅力的な花なのに、花色が土壌のPHに寄って変化する事から、花言葉は「移り気」「浮気」とマイナスなイメージです(…とはあんまりだと考える人も多かったのか、今はポジティブな花言葉も与えられています)。そう言う事を一々気にする人には、贈るのには不向きかも知れません。
英語ではhydrangea(ギリシャ語の「水の器」が語源)と呼ばれる通り、水を沢山必要とする植物なのは確かですが、今こちらでは一カ月も雨の全く降らないカラカラ天気が続いている為、水の確保が大変です。
地植えは兎も角、鉢植えの紫陽花は絶対に水を切らさないように気を付けています。地植えでも、他の家の陽当たりの良い前庭に植えられている紫陽花は、萎れ始めているのをあちこちで見掛けました。
紫陽花では青花が断然好きですが、やはりイギリスでも青が一番人気らしく、真っ先に売り切れてしまいます。
そこで、ピンク色の紫陽花を青くしようと色々試みましたが、単に土壌を酸性にするだけでなく、根にアルミニウムを吸収させるのが重要だそうで、そのアルミ分がイギリスの土壌の多くには元々含まれていないらしく、わざわざ専用薬剤を買って来て与えないといけないのだとか。
タンクに貯めてあった雨水が切れてしまった今は水道水を与えている為、尚更紫陽花を青くするのは無理そうです。イギリス南部の水道水は石灰分が多く、アルカリ性なのです。
しかし、このピンクと言うか赤紫の紫陽花も、シックで中々捨てたもんじゃない美しさだと改めて思いました。自分の庭から切り出しているので、たっぷり好きなだけ背景に使う事が出来ます。
ただし、紫陽花の切り花は、蕊のカス?か何かがバラバラと大量に落ちて来るのは厄介です。また、大小の蜘蛛も実は何匹か付いて来まして…、撮影中にモモコの頭の上を歩いていたのを発見した時には、流石に焦りました。
紫陽花をイメージしたドール服は、青系、緑系、紫系の混じった色合いのチュール地のキャミドレスにしました。
キャミに利用した生地は、実は20年以上昔に買った、当時良く愛用していたL’est Roseと言うブランドの福袋に入っていたキャミソールでした。
今丁度日本でヴェストやビスチェ風に重ね着するのが流行っているチュール・キャミですが、これは生憎重ね着する程の大きさの余裕はなく、元々私にぴったり気味で、今時風に着こなす事は出来ませんでした。
しかし、まるでモネとか印象派の絵画のような、チュール地としては中々手に入らない不思議な色合いの生地だから、今まで捨てずに取って置きました。
端の始末も既にしてあり、ストラップもそのままドール用に使えた為、期待通りドール服に再利用するのには最適でした。
キャミドレスが青っぽいから、背景の紫陽花が紫系なのは、色が丸被りしなくて返って良かったかも知れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿