今年の自分の誕生日に初めて訪れたブライトンの競馬場のフリーマーケットでは、このフィギュリンも買いました。ドイツの画家マリーア・イノツェンツィア・フンメルが描いた子供達を立体化した陶器人形で、コレクタブルズとして人気の非常に高い旧西ドイツのゲーベル社製のフィギュリンです。
価格は一体3ポンドで、人気があるからとフリマでは高めのお値段でしたが、二体なら5ポンドにして上げると言われ、二体とも買いました。アンティーク・モールやフェアと比べれば、一体15ポンド以下はお値打ちと言えます。
高さは、台も含めて10㎝位。このデザインは今まで何度か見掛けた事はあり、フンメルのフィギュリンとしては代表的なタイプだと思います。
服装は、サスペンダー付き半ズボンにローデンコート(チロル地方特産の分厚いフェルト製のジャケット)のような物を着て、いかにもドイツ語圏のアルプス地方の民族衣装みたいな恰好ですが、頭には「ニルスの不思議な旅」のニルスのような赤いキャップを被っています。
台の側面にレベルが残っていまして、題名は「Little Hiker 小さなハイカー」。または日本では、「ハイキングする少年」とも呼ばれます。しかしドイツ語表記は「Hans im Glück 幸せなハンス」で、逆わらしべ長者みたいなグリム童話の物語の登主人公を意味しているようです。正確に英訳しなかったのは、その物語が英語圏で知られていないせいかも知れません。制作年は1972~1979年で、相場価格は状態にも寄りますが、10~40ポンドのようです。
杖付いて一生懸命歩いて来た子供が、一息付いて空を見上げているところか、それともお父さんかおじいちゃんの登山靴を履いてみて(明らかに靴がダブダブ)、ハイカーを気取っている様子なのか。どちらにせよ、子供の表情や仕草を良くとらえているところが、このシリーズの人気の秘訣のようです。また手彩色なので、一つ一つ顔が違い、個体の差の結構大きい所も、返ってコレクター心をくすぐる魅力なのかも。
私はこのフィギュリンのファンでもコレクターではないのですが、日本の義妹が好きだから買いました。以前上げたフンメルの女の子のフィギュリンも、何度も落として壊してでも(航空便で届いた時は無傷だったのだが…)飾る程気に入っているそうです。しかし義妹に実際に手渡すのは、ずっと先になるだろうとその時は思っていました。…が、その直後に緊急帰国する事になり、結局すぐに渡す事になりました。
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