昨年の三月、ロンドンの日本大使館へ行ったついでにお好み焼き屋で夕食を取った後、Waterloo ウォータールー駅が近かったので其処から帰る事にしました。すると、その高架下に「Leake Street リーク通り」と言う度肝を抜く異空間があったので、つい引き込まれるように寄ってみました。
別名「バンクシー・トンネル」とも言うそうです。
普段単純な文字だけの落書きは反社で醜くいだけなので嫌いですが、多分ここは描いても良い事になっているのだろうし(もしかしたら余りにも多くて仕方なく認める事にしちゃったのかも)、これだけ埋め尽くされると圧巻です。
センスは兎も角画力は確かな、半端ない力作も多く面白いと思いました。
何より、観る人が一堂に楽しんでいます。
昨年放送されたアニメ「ガチアクタ」でも、こんなグラフィティが重要な世界観の一つとなっているようで、デザインに有名な専門のアーティストを起用しているとか。
天井も描かれていれば、地面までグラフィティ(チョークだが)がびっしり。
明らかに、ここでは混沌が重要なテーマのようです。何か最低限の秩序と言うか、マナーやルールが設定されているのかどうかは分かりませんが、他人の作品の上に描き込むのも当たり前のようです。
そんな永遠ではない、どんどん変化・風化していく様を前提に制作しているのかも知れません。
イギリス=バラ園とアフタヌーン・ティーの人には受け入れ難い世界でしょうが、イギリスはバンクシーの国ですし、これも紛れもなくイギリスの一面で、ポップ・カルチャーの一つなのは確かです。
と言っても、日本のアニメやゲーム柄も多いけどさ。
すっかり観光地化されているので、意外と危険な雰囲気はありません。
ただし、この時も部分的には制作真っ最中で、その上トンネル状の通気の悪い空間な為、スプレー缶の揮発剤の臭いが強烈に充満し、決して居心地の良い場所ではありません。
そんなパネエ臭い、正直往来が多くて埃っぽく薄汚い環境でも、トンネル内の飲み屋で楽しんでいる人達が多いのが何とも…。もしかして、既に頭ラリっちゃっているとか。
ここの賑わいに比べると、ウォータールーの駅ビルが、最早閉鎖しているのかと思われる程の寂れ具合でした。駅自体も、ユーロスターの発着するロンドンの主要駅の一つなのにも関わらず、不安になる程の静けさでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿