昨年の三月、亡くなった父の遺産相続(大した額では全くないのだが)の為の必要書類を、ロンドンの日本大使館で発行して貰わなければなりませんでした。ロンドンの中心部へ行くのは、毎回私にとって非常に気合いを入れなければならない程骨が折れます。実は我が家からは直通電車で45分程度で行けるし、本数も多れば駅も近いのですが、料金がとんでもなく高い為に利用出来ません。遅延は日常茶飯事で欠行も非常に多く、イギリスの公共の乗り物は、質を考えると世界で一番高いとすら言われています。
それでロンドンへ行く際は、出来るだけ中心地に近く尚且つ混雑税は掛からない、奇跡的に周辺に駐車出来る駅まで車で行き、其処から電車に乗ります。この時期、P太の有給は幾らでも余っていて、頼めば車で乗せて行ってくれ、おまけに中心部まで一緒に付いて来てくれるのは有難いと思います。ロンドンへ行くのが大変なのは、交通が不便なだけでなく、私が住んでいた頃より顕著に治安が悪化しているせいなのもあります。その上大気汚染も酷く、マジで行く度に何かしらウィルスを拾って来て病気になる為、ロンドンへ行く度に始終緊張しています。
在英日本大使館の受付は予約制で、この年度末には非常に混むので中々先まで予約が取れません。しかし、入り口の警備員は予約番号を確認する訳でもない為、本当に予約が必要なのかは頗る怪しいといつも思っています…。
出来るだけ近くまでは車で行くとは言え、やはり電車賃は相当高く付きます。なので一度行くとなったら、目的の他にも何か楽しまないと勿体ないと、ロンドンのプチ観光もしてみました。
日本大使館の面するグリーン・パークを南へ突っ切ると、バッキンガム宮殿があります。
東のピカデリー・サーカス方面へ歩き、ジャパン・センターも覗きました。円安だってのに、全てが高くて涙が出る~。ただし、手軽に本物の日本食をイートインするのは、ここは最も安価で確実な場所かも知れません。
特にアニメ・グッズの値段の高さと来たら、べっくらこきます。この「キングダム」のクリア・ファイル(右)は、ちとカッコイイと思いました。
未だ一度も入った事の無かった、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(入館無料)を覗いてみましたが、人が多過ぎて割とすぐに出て来ました。
続いて、トラファルガー広場に出ました。 ここも、いつも大量の観光客や学生がたむろっています。
其処からウェストミンスターに向かって歩きましたが、途中首相官邸の在る「Downing Street ダウニング通り」を初めて見ました。昔は自由に誰でも出入り出来たそうですが、度々テロに遭い今は厳重に規制されています。
結構晴れていた日だったのに、写真は皆どんよりと薄ら暗くて我ながらウンザリします。勿論、ここに載せる分は皆微調整はしていて、実際にはもっと数段暗いのです。
このいつも観光客の多いウェストミンスター橋にしても、酷いテロの現場となりました。しかも、この時の日付が丁度テロの起こった日と同じ位だった…。
橋の上には、派手に装飾した観光客用のリキシャ―(日本の人力車が語源の南アジアで一般的な三輪タクシー)が並んでいます。保険はないので、利用はお勧め出来ないとの事。
正直、ロンドンで何処を訪ねても何を見ても大して面白くありませんでした。…そうなる事は予め想像出来たので、自分達のモチベを上げる為、この日は夕方にお好み焼きを食べてから帰る予定を立てていました。
目当てのお好み焼き屋は、ウェストミンスター橋の南岸に在ります。同じ建物中にもう一軒日本の居酒屋(其処も美味しそうだが)が入っているので、混同しないように注意。
このアール・デコ時代築の建物は旧ロンドン市庁舎だそうで、雑居ビルとしては相当風変りで、トイレが分かり辛いヘンな場所にあったりします
名前を「おかん」と言い、正真正銘の日本人経営の大阪風お好み焼き屋です。南ロンドンBrixton ブリクストンに本店があり、以前新聞で読んで一度行ってみたいと思っていました。しかし、ブリクストンがまた非常に駐車し辛い上に物騒な地域。返って、ロンドン中心部の方が行き易いと思いました。
店内は、見事に日本の居酒屋スタイルが再現されています。
この木札のメニューを読んでいるだけで、お腹がぐーぐー鳴り出すのは日本人。
まずP太の希望で、枝豆を注文しました。最も健康的なビールのつまみとして、EDAMAMEはイギリスでも定着しつつあります。
お好み焼きは、P太は一押しの「おかんスペシャル」を選びました。海老とイカとキムチとコーンのミックスで、お勧めオプションで目玉焼き(+£2)をトッピングしています。好物ばかりの組み合わせで、P太は大喜びでした。
私は、「餅とチーズ」のお好み焼きを選びました。普段家ではお好み焼きにマヨネーズは掛けないのですが(置いてないもので)、やはりこの縞模様はあった方が映えますね。
チーズは自分でもいつもお好み焼きに入れるので、合うのは知っていましたが、餅もイケます。
餃子も注文しました。幾つかがひっくり返って出て来たので、自分で整列し直してから撮影しました。
デザートには、柚子のチーズケーキを二人で半分個。甘さも日本人好みに控えめで(イギリスのお菓子はこうは行かぬ!)、クリーム・チーズに柚子の香りと酸味がばっちり合います。
どれも正に日本の味で美味しく、給仕にも何ら不手際は無かったのですが、唯一スタッフに余り覇気のないのが気になりました。日本の居酒屋の雰囲気を期待したせいかも知れませんが、イギリスの飲食店のスタッフだって概ねもっと元気はあります。結構賑わっていたのにも関わらず、店内にも余り活気が感じられないのが不思議でした。
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