2025/06/21

秩父の旅 秩父ふるさと館

 

一昨年の姉との日帰り秩父旅行で、秩父地方の総鎮守秩父神社を参拝した後は、本町通り方面へ歩いてみました。次の目的地とは方向が違うのに、何故こちらへ進んだかと言えば、全く行き当たりばったりの気の向くままとしか言いようがありません。 

ただし、神社へ行く際には番場通りを歩いたので、旅行先では出来るだけ同じ道は通らないと言う、私と姉の主義が一致したのだとは思います。例え気まぐれに進んでいるようでも、自分達の興味を引く場所を察知するアンテナを、常に自動的に働かせて行動しているはずです。

案の定、すぐに素通り出来なさそうな建物が目に入って来ました。「秩父ふるさと館」と言う、古い商店の建物を利用した商業施設のようです。

確かに中には、お土産屋さんや飲食店が入っていました。

体験手作り工房もあります。看板の「知知夫」は、秩父の古名だそうです。

一方こちらは、銘仙を利用した小物雑貨を売るお店。 

大正から昭和初期に一世風靡した銘仙と言う絹織物が生まれた秩父では、銘仙の観光化に力を入れているようです。着物を着るのが日常的ではなくなった現代でも、こんなストールなら普段の服装に取り入れられそう。

小さな銘仙の端切れを樹脂に閉じ込めたアクセサリーは、涼しげでこれからの季節にぴったり。 

建物の中には土蔵があり、後から繋げたのか、元々蔵座敷として棟続きだったのか気になります。

一番奥のお店も、土蔵造りでした。

銘仙の反物、銘仙を利用した手作り作品、そして骨董品のお店です。

品揃えも、古い箪笥等の調度も、吹き抜け天井の高い建物の造りも素敵。

銘仙と言えば、こんな大胆で今見てもモダンな柄。実際に着物に仕立てたら、さぞかし映える事でしょう。

着物姿のウサギは、文句無しに可愛い。 

ひょんな事から、私達姉妹はドル活をしていて、ドール用の着物の材料を探していると言う話をしたら、店主さんは関心されて、古い絹の切れ端を無料で沢山分けて下さいました。

秩父ふるさと館の隣に「Spoon」と言う可愛い小さな洋菓子菓子屋さんがあり、覗くとどのケーキも美味しそうで見逃せませんでした。

しかし、流石に食いしん坊姉妹でも、未だお腹にケーキが入る余裕はありません。暑くて喉は乾いていたので、スタッフ一押しの秩父いちごフラッペを試してみる事に。

テラス席で頂きましたが、イチゴが凄く濃厚で喉越し滑らかで冷たくて、こんな暑い日には身に染みる美味しさでした。このお店では、帰路の電車内で食べる為にクッキーも買いましたが、そちらも美味でした。




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