2025/06/17

秩父の旅 レトロ食堂パリーで昼食

 一昨年の姉との秩父日帰り旅行で、11時頃西武秩父駅に到着し、まずは昼食を取る事にしました。

一番目当ては、実は街の中心とは反対側の名物豚の味噌漬け焼き丼の店でした。ところが、平日の正午前だと言うのに既に長蛇の列で、一時間待ちは必須と聞きます。日帰り旅行で、一時間も待つのだけに無駄にするのはキツイと、さっさと諦め、街の中心部に在る次のお目当てを目指す事にしました。

その第二希望が、この「パリー食堂」です。丁度一週間位前に、TVの旅特集(「王様のブランチ」だったかなー?)でも紹介されているのを見ました。

創業百年以上で、地元民に愛され当時の味を守り続けているとか。

看板建築好きの私にとっては、文化庁の登録有形文化財に指定されている建物自体も堪りません。

 店内も、まるで計算されたかのように隅々までレトロ。

 しかしTVはちゃんと液晶なので、狙ってなくて自然にこのままなのは確かです。

 私が子供の頃に地元に何軒か存在した食堂も、正にこんな風だったと思い出しました。

このおじいちゃん店主が、お料理を作って下さいます。このイラスト、そっくりで上手~。お孫さん達?らしき若いスタッフも、テキパキと働いています。

私達姉妹は、二人ともTVでも紹介されていた看板メニューのオムライスを注文しました。

塩梅、油気、オムレツの厚さや食感、全体的なバランスに無駄がまるでなく、完璧さに正直驚きました。とろとろ卵にドミグラスソースのオムライスとかも好きですが、奇をてらった所は全くないこんなシンプルで素朴なオムライスが、これ程洗練された味わいになるとは。

盛沢山のカラフルなフルーツに、また心が躍ります。食べ易くはありませんが、食物繊維がたっぷり摂れるので、これは栄養バランス的にも有難い。

食後は、こう言うお店には似合い過ぎるであろうクリームソーダを注文しました。…が、実は私、炭酸飲料が苦手で、クリームソーダって今まで注文した事がなかったのです。しかし今改めて写真を眺めると、やはり凄く映えるので、旅の良い思い出になりました。赤いシロップ漬けのチェリーが、また絵になります。

結局一軒目を早々に諦めて、このパリー食堂にして本当に良かった! まるで秩父の旅の魅力が凝縮されたような、是非また訪れたいお店です。




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