一昨年(2023年)の一時帰国時、五月に福島県の実家から姉の家に戻りしばらくすると、姉が一日有休を取るので、何処か一緒に日帰りで旅行に出ようと提案して来ました。日帰りなので、割とすぐに行ける移動時間の余り掛からない場所で、尚且つ観光的に充実している場所に越した事はありません。そこで、何度かキャンプや登山等で訪れた事はあったけれど、街自体は未だ歩いた事のなかった秩父地方の中心都市・秩父市を目指す事にしました。
秩父市へは、姉の家の最寄の西武新宿線田無駅から所沢へ行き、其処から西武池袋線の全席指定の特急列車に乗り替えて行くのが便利です。
特急だからと言って、人気が高く話題の「ラビュー」号だとは限らないのですが、我々が予約した便は幸運にもラビューでした。
窓が非常に大きく取られ、座席はゆったり快適で観光気分が盛り上がります。車内のテーマ・カラーは、少し辛子掛かった渋めの黄色でお洒落。
しかし並んだ黄色い座席を見ると、絶対にミニオンズを思い出します。
特急ならあっと言う間かと思いきや、やはり秩父はかなり遠く、結構時間が掛かると感じました。飯能を過ぎた辺りから、列車は概ね民家が点在する狭い山間部を通りますが、多くの民家の裏山に世帯の専属の墓地が在る事に、墓地好きとしては興味を持ちました。現在日本の法律では、自宅敷地内に墓地を持つ、すなわち遺骨を埋葬する事は禁じられていますが(墓標だけなら良いらしい)、こう言った先祖代々の専属墓地は黙認されているそうです。
秩父市に近付くに連れ、とても目を引く山が見えて来ました。後で知った事には、秩父のシンボル武甲山だそうです。しかしシンボルなのに採掘で削り捲られ、返ってまるで天空城塞のような異様な姿になっています。
ようやく、西武秩父駅に到着。ふんばって写真を撮る姉の姿に、流石に私の姉だ…と思いました。自分も良くこんな格好で写真を撮るので、P太に笑われます。
そう言う訳で、これからしばし私達姉妹の初夏の秩父の旅行記が続きます。
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