一昨年前の一時帰国時に、お友達のキチ吉ちゃんとIちゃんと一緒に、東京代官山の蚤の市へ出掛けました。
蚤の市と言っても日本の古物を売る訳ではなく、フランスのマルシェをテーマにしているので、いかにも日本人が思い描くようなフランス的なアイテムが集まっています。日本に居ながら、フランスへ来た気分??
「フランスと言えば」な、カフェオレ・ボウル。私がノルマンディーへ旅行した時は、新品でさえ意外と全く出会えませんでした。ステンシル&吹き付けのに寄る絵付けは、フランスのビンテージ食器に良く見掛ける物。
こんな横長のお皿(ちょっとレトロな中華飯店の餃子皿を思い出す大きさ)も多く見掛け、キチ吉ちゃんは盛り付けに便利そうだと言っていましたが、まずイギリスでは見ません。
ホーロー製のキャニスターやキッチンウェアも、フランスらしいアイテム。この手の物は、イギリスでも輸入されて時々売られています。
この陶器製の小さな人形達は、1月6日の公現祭(=エピファ二ー)の日に食べる「王様のガレット」に入れるフェーブのようです。
十字架やイエス様、マリア様が描かれたメダイも、カソリックの国ならでは。イギリスでは、大聖堂の売店とかでもロザリオすら売られていません。
他にも、この蚤の市では手芸用品やビンテージ玩具が充実していました。
玩具のピアノの 上にちょこんと乗ったウサギの縫いぐるみが、めんこいのう。
一般的なドール・ハウス(1/12)サイズではなく、1/6ドールにぴったりなミニチュア・キャビネットは、結構あちこちで見掛けました。
やっぱり欲しくなる~、…って既に持ってるじゃん。
版だけでも飾りたくなる程味のある、木版画の原版。説明に寄ると、ロートレックの物だそうです。
ストラスブールのアルザス博物館の解説書らしいのですが、表紙のフォークロアぶりに惹かれます。
世界的に禁煙・嫌煙が進んで、灰皿は過去のアイテムになりつつあります。しかしフランスの企業広告付き灰皿は、コレクターが多そう。
フランスらしさには欠かせないクレープ屋さんの屋台も、やはり出店していました。逆らい難い良い匂いを漂わせていましたが、大人気で近付けません。
この南仏風のワゴン、…と言うかトラックに小屋をほぼ無理矢理乗っけた物、絶対に手作りだと思われ、その創意工夫ぶりに感心します。
結局ここでは何も買いませんでしたが、美しい素敵な物は沢山見る事が出来、目福な蚤の市でした。何より、こう言うのが好きな友達と一緒にワイワイ見て廻る楽しさは、やはり格別です。
0 件のコメント:
コメントを投稿