イースター・ロリィタ

 

ネットで「イースター」と「ロリィタ服」で検索してみたら、意外にも沢山の画像が出て来ました。ウサギやヒヨコ、仔ヒツジ、飾り卵等の可愛いモチーフ、淡い夢可愛い色合い、そして伝統的なヨーロッパらしさは、確かに「甘ロリ」のコンセプトと大いに被りピッタリ合います。

ただし、やはり復活祭自体が日本では未だマイナーなので、海外ロリィタ愛好者の自撮り＆海外ショップのイースター・ロリィタ服の方が多い程でした。

そこでドール用のイースター・ロリィタ・ドレスに挑戦してみようと思い立ったものの、やっぱりロリィタ服は装飾が凄く多く必要で、面倒臭がりの自分は途中で何度もイヤになって投げ出したくなりました(笑)。 

これでもロリィタ服としては、まだまだ「盛り」が足りないように感じます。

今まで何度も作ったはずのダーツ入り身頃の型紙なのに、上手くボディにフィットしないのも嫌気がしました。 

ところでロリィタ服のデザインの要は、大きく膨らんだスカートにある事が多いようで、ここの装飾が特に凝っているように見えます。

スカートの裾に一番大きい目立つ柄が来ているか、または裾に柄が集中した特別仕様の生地が使用されていたり、フリルが何重にも付けられボリュームが強調されていたりします。

そんな材料も技術も根気もない私は、中国？のロリィタ服サイトで見掛けた、リボンの端が大きなドレープとなってスカートに掛かるデザインに挑戦してみました。

しかし、やはりドール服サイズでは、同じようには優雅なドレープは出来る訳がなく…。一応、奇妙で目を引く装飾にはなったと思います(苦笑)。

世の中にイースター用のプリント生地は数多く出回れど、自分の手持ちの中では、この飾り卵柄の布が可愛さも使い易さも最高に思えます。

柄は1/6ドールには少しだけ大き目ですが、密で方向を選ばないので不便はありません。

何より、このふんわり優しいけれど微妙にちょっとだけくすんだ色合いが、ありそうで中々ないように思え気に入っています。その生地もいよいよ残り少なくなり、もう二度と手に入りません。

この生地では今までも何度かドール服を作ったので、今回はペパーミント・グリーン時の水玉生地と合わせてみました。スマホで撮影した方は、何故かこのミントがセルリアンブルーに写ってしまいました。

初めてこの「キャンディ・スリーブ(膨らみ絞りフレア袖)」に挑戦したように思いますが、やはり中々上手く行きません。あんまり袖を絞ると、例えゴムでも手を通しにくくなるんじゃないかと不安で、思い切りが悪い為です。

ヘッドドレスのリボンには、ウサギの耳をイメージしたビーズチェーンを付けました。

こんな甘々な衣装が着こなせるのは、うちのmomoko DOLLの中では本当にこの「アリスのさがしもの」だけのようで、彼女が居てくれて良かった～。 

延々とレースを縫い付けるのにはウンザリしたけど、ふりふりなお洋服をドールに着せるのはやはり嬉しく楽しく、これぞお人形遊びの醍醐味だと思いました。