昨年の桜の満開時に姉と訪れた六本木ヒルズを出ると、すっかり夕暮れ近くになっていました。
次に、六本木ヒルズの東側の直ぐ根本に在る、入り口広場や展望台から見下ろしていた「毛利庭園」を、歩いてみることにしました。
この地は元々長府藩毛利家(長州藩の支藩)の江戸上屋敷の跡地の一部だそうで、それ因んで「毛利庭園」と名付けられました。
元禄時代には赤穂浪士10人が吉良邸討ち入り後にその屋敷に預けられ、幕府からの沙汰を待って翌年切腹したと言われています。
また、長府藩士の息子だった乃木希典の誕生の地としても知られています。
現在青山霊園の在る場所もそうですが、かつてはこの一帯に大名の江戸屋敷が集中していたようです。
その後、中央大学の創始者の増島六一郎→ニッカウヰスキー→テレビ朝日と所有者が替わり、六本木ヒルズ開発時に庭園として誕生したそうです。
こんな大都会の高層ビルの合間に在りながら、池や雑木林、岩山清流まで持つ本格的な日本庭園です。
庭園の直ぐ南側には、テレ朝のビル。
池には黄金のハートが立っていて、日本庭園自体にはちょっと唐突で不釣り合いに見えます。
しかし六本木ヒルズと一緒に眺めれば不思議と馴染み、兎に角カップルや縁結びを願う人には人気のようです。
ここを去る頃にはとうとう日が暮れ、桜はライトアップされて夜桜となって来ました。
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