2025/03/26

ビーズ刺繍の菊花のビンテージ・バッグ

 

今年もバレンタイン・デイのデートとしてアンティーク・モール巡りに出掛けた際、義妹の誕生日が近いから、何かプレゼントに良い物を見付けたら買っておこうとP太に言いました。最初のモールで、P太のキツネのフィギュリンと同じソ連のメーカー製の、可愛いリスのフィギュリンに出会いました。早速P太は「これを妹へのプレゼントにどうだろう?」と言いましたが、「私達は好きだけど、義妹の好みじゃないでしょ。それに、あの家にはフィギュリンを飾る場所なんて全くないんじゃない?」と却下。着道楽な義妹は、ファッション・アイテムなら幾つ持っていても良いはずだから、その方が良いと提案し、次のアンティーク・モールでは、P太はハンドメイドのショルダー・バッグはどうかと言いました。しかし、「個性的でお洒落で私は好きだが、義妹がそんな小さなバッグを使っているのを見た事がある?」と却下。P太は、自分の妹が普段どんなバッグを持ち歩ているか、全く記憶にないそうです。そして三軒目のモールで、このビンテージのバッグに出会いました。ビンテージにしては容量が大きく、見た目もパンチがあり色味も華やかで義妹の好みに合いそう。義妹は、今でもネットショップで買う程ビンテージ・ドレスが好きです。最終的にこれを、彼女への誕生日のプレゼントに選びました。

がま口タイプのバッグは、普通はパーティー・バッグなので小ぶりですが、これは幅30㎝位あり、マチも結構取られています。恐らく、製造年代は1950~60年代。ビンテージ・バッグとしては、返ってそれより古いのアール・デコ時代の製品より、ミッド・センチュリーのバッグの方が貴重で高価なのですが、これはコンディションが少し難有りなせいか、かなりお得なお値段でした。

黒いグログラン地に、大輪の花が色鮮やかなビーズで刺繍されています。この花は、葉の形から菊っぽいと思いました。それ故、少しアジアっぽさがあります。洋装は勿論、チャイナ・ドレスや着物にも馴染みそうです。

夥しい数のガラス製シード・ビーズが、びっしりツイスト状に盛り上がって縫い付けてあります。

底部分でさえ同様にビーズ刺繍してあり、正直安定が悪くなるし其処まで必要か?とは思います。

プラ製のハンドルは最初はベイクライトかと思いましたが、多分ルーサイトのようです。口金は、しっかり閉まります(ビンテージ・バッグのチェックで重要)。

ビーズの量が半端ない為、当然全体的な重量もずっしりとありますが、義妹はバッグの重さは余り気にしないようです。裏面は何箇所か解れていて、失ったビーズの補充は出来ませんが、これ以上解れないよう修理しました。


 

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