2025/02/13

ペイネのバレンタインの切手

一昨年前の小金井公園のフリマで、フランスのイラストレーター、Raymond Jean Peynet レイモン・ペイネの柄の切手を買いました。発行も1985年のフランスで意外と古く、通貨がフランからユーロに変わる前です。

主にロマンティックな恋人達を描いて「愛の詩人」と呼ばれるペイネのイラストは、正にバレンタインにぴったり。愛を伝える手紙を送るのなら絶対この切手で!と思った人は、きっと当時多かった事でしょう。まるで日本の願いが叶うと評判の縁結びのお守りみたいな、絶大な威力が感じられます。フランスの切手には、伝統的に銅版画のような渋い凹版印刷が多かったのですが、これは鮮やかなグラビア印刷(と今でも言うのかな)です。随分前にブログで御紹介したペイネの大判切手の方は、その凹版印刷でした。

子供の頃から切手が好きですが、残念ながら近い将来消え行くのは必然だと思います。私もメールの手軽さ・安さ・確実さに慣れてしまい、すっかり郵便で手紙を出すなんて稀になりました。更にイギリスに住んでいると、日本語で手書きする機会はほとんどなく、正直最早日本語が不自由なレベルです。それでもXmasカードは毎年日本や幾つかの国に送りますが、今やたかがカード一枚の郵便料金が驚愕の高さです。しかも、今まで126日頃がエアメールの発送の締め切り(Xmasまでに確実に配達される為の)だったのに、昨年から急に2週間位も前倒しになっていました。その上、日本に昨年出したカードの内の一通は、あろう事か一か月以上も掛かって届きました。もう今年から、Xmasカードを郵送するのは流石にやめようと思います。バレンタイン前なのに、愛のない話です。




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