昨年2~3月のお出掛けラッシュで、この日はP太のお誕生日だった為にお出掛けし、最後にお気に入りの田舎パブで食事をしようと計画を立てました。しかし、天気は生憎雨。日中は、アンティークの町でアンティーク・モール巡りをする事にしました。お天気の良し悪しに関係なく、庭園で草花を楽しむのには未だ早過ぎる、自然は泥濘り過ぎて歩きにくいこの時期は、車で行き易い場所のアンティーク・モール訪問が、結局我々にとってイギリスの唯一の娯楽と言えるかも知れません。向かった場所は、サリー丘陵地帯の合間の町Dorking ドーキング。ここは我が家から一番行き易いアンティークの町の一つと言えますが、意外にも行くのは久々でした。
まず覗いたのが、このモール。小規模ながら、アクセサリーや布類が多く、私にとっては結構充実しています。
好みの、オールドプラスティックのブローチが集まっています。
セルロイドのシルエット・ブローチも。右は似ているようでもセルロイドではなく、本物の鹿の角を彫刻した物だと思います。
アール・デコ時代のカラフルなゴブラン刺繍のパーティー・バッグは、姉ではなく私の好み。
こんな繊細な美しいレースは、そりゃ額装したくなりますね。籠の中には、古いレース類がびっしり。…しかし! 店内が暗過ぎて漁るのが辛い!!
ミッドウィンターのビンテージ陶器の中でも特に人気で貴重な、「レッドドミノ」が集まっています。シンプルながら、フォルムや赤地水玉の配置のバランスが絶妙。 メラミンの天板やパイプ脚がレトロな、多分1950~60年代のサイド・テーブル。下部がマガジンラックになっていて、今でも役に立ちそうです。
続いて、ドーキングで二番目に大きいモールへやって来ました。これらドーキングのアンティーク・モールは、West Streetと言う通りに集中しているので、雨の日でも然程不便ではありません。
またドーキングのアンティーク・モールは、概ね古い建物を利用していて雰囲気も楽しめます。それらは一般家屋だったらしい建物を無理矢理繋げている事が多く、小部屋に分かれた複雑な構造になっていて、初めて訪れた場合、迷路のようなドキドキ感が味わえます。
窓には、古いステンドグラスが嵌め込まれていたり。この建物のオリジナルではなく、後付けだとは思います。
左上の睡蓮の花のようなブローチは、本当にあちこちのアンティーク屋で見掛けます。ここでさえ同じ物が二つあり、当時余程流行したのか、単に生産量が多かったのか。と不思議に思って自分のブログを読んで確認したら、理由はサラ・コヴェントリーの製品だからのようです(…すっかり忘れとったw)。
スカートのドレープ部分が、驚く程繊細なレース状の陶土で出来ているアイリッシュ・ドレスデンのフィギュリン。そう言えば昔、「アイリッシュ・ドレスデン・リカちゃん」ってのが存在しましたね。当時から「リカちゃんファンにとって、これ嬉しいか?」と思っていましたが、今見ると余りリカちゃんに似ていないし可愛くもないし、頗る高価なだけに誰が買ったんだろう?と言う見た目です。同時発売された「ドレスデンとお揃い」リカちゃんと言う、同じデザインのドレスをまとったリカちゃん人形の方がドール好きにとっては魅力的だし、アイリッシュ・ドレスデンとしては上のフィギュリンの方が魅力的です。
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