2024/10/18

黒薔薇城の姫君

 

姉の今年のハロウィーンのドル活計画は、マコさんこと魔女モモコと、真夜さんこと「Midnight Rose」モモコ、そして最近大金はたいた「六分の一男子」の吸血鬼エイト&ナインを登場させようと考えているようです。

それで、先に御紹介した蜘蛛の巣ドレスはマコさん用に作った物で、ロクイチ男子はデフォルトの服のままであろうとして、もう一着モモコにはゴス服を制作せねばなりませんでした。

で、こちらは「Midnight Rose」用に作った、赤地に黒バラのドレスです。(※私が今着せているのは「みんなでつくるモモコ・ドール2020年版」です)

パターンは蜘蛛の巣ドレスと全く同じですが、こっちは生地がシーチングのような張りの無い綿生地なので、スカートの膨らみが結構違って仕上がりました。要はボリュームが足りない為、中にペチコートを入れています。

この生地には光沢もない為に、やはり見た目が地味で、バラの装飾を大盛りにする必要がありました。茎は刺繍でバラはレース・テープ、葉は切りっ放しでも平気なベルベットのリボンを切り抜いた物です。

綿サテンのような赤生地も実は持っていましたが、色目が甘過ぎる為、ゴスの雰囲気から余りにも遠くて、結局こちらの生地を選びました。

とは言え、この黒薔薇ドレスも蜘蛛の巣ドレス同様に、ガチ・ゴスって程のゴスさは全く出せませんでした。

ボンネットを加えたから、どちらかと言えばゴスロリか?と言うと、そうでもない中途半端さです。「黒薔薇城の姫君」と題したものの、そんな重々しさは微塵も出ず、しかしメルヘンっぽい事は確かで、姫君と言うよりは黒薔薇頭巾ちゃんとでも呼ぶべきか。

袖口のレースの横幅が広い分、袖を短めにしたつもりでしたが、まだまだ長過ぎた💦 …萌え袖って事で。

エリザべサン風のレースのカラーは、付け襟式にしています。単にその方が作るのが簡単だからなのですが、これが無いと身頃がかなり寂しいと言うか間抜けなので、わざわざ取り外し出来る仕組みにしない方が良かったかも。

ところで、我が家にやって来るモモコ・ドール達は、自分の好みの、または着せたい格好の服装が似合うモデルであろうと見込んで良く吟味してお迎えし、実際大抵は期待通りです。

しかしこの「2020年みんつくモモコ」だけは、実物の雰囲気が自分の考えていたのとは結構違って、正直扱いにくいと思いました。

でも姉からプレゼントされた私にとっての初モモコ「ラブリーフォークロア」だって、最初はそう思い込んでいたんだし、兎に角積極的にモデルに採用して色々着せてみて、似合うスタイルを探し出さなくてはと思います。

こんなクラシックな衣装は、彼女に合わない事はないとは思います。しかしメイクの色が薄いせいか、またしても妙に子供っぽく見えるなと感じました。

長い髪をボンネットで覆うと、まるで男の子みたい。初回は肌の色がかなり濃く映ったのに対し、今回は逆に顔が白飛びし易く、どちらにせよ撮影が難しいと痛感。これは自分の無知&下手さだけでなく、メイクの色のせいでもあるのかなと思っています。実物は、文句無しに可愛いんですけどねえ。

ヘッドドレスをボンネットにしたのは、一度みんつくちゃんに被せてみたかったからに他なりませんが、はたして真夜さんには似合ってくれるかどうか。

そもそも同じシーンで着用するからって、蜘蛛の巣ドレスと黒薔薇ドレスをお揃いにする必要はあったのか?と言えば、姉が撮影する際、数人のドールが着用していているアウトフィットが、全て自分が作った物なのにも関わらず、何だかちぐはぐで全体的なバランスが悪く見える事がありまして、予めセットにして作っておいた方がバランスが落ち着くであろうと思ったからです。…なんて言ったら、姉怒るかな。

姉にしてみれば、それぞれのドールのキャラ(勿論自分で勝手に設定した)に合わせて選んだ服装だったのでしょうし、姉のドル活はあくまで背景中心で、返ってアウトフィットの方がシーンを引き立てる小道具だから、都合良くピッタリ合う方が奇跡的だとは思います。

今年の姉のハロウィーンのドル活には間に合わないだろうと思っていましたが、この黒薔薇ドレスと蜘蛛の巣ドレスは、制作し撮影した後にすぐに姉にエアメールで発送しました。

ところが、姉が玩具屋経由で予約しているナインの再販が未だ到着していないらしいので、肝心のモデルが揃わないと言う点で、一体ハロウィーンの撮影は出来るのか??の際どい状態になっています。



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