今年もハロウィーン用のドール服を作り始めるのに当たり、姉へ送る27㎝のモモコ・ドール用のアウトフィットの分も考慮しなければならないのですが、どんなデザインを姉が欲しがるかは聞かなくとも分かっていました。答えは、絶対ずばり「ガチ・ゴシック」。
カボチャ提灯や白オバケや黒猫ちゃんと言った可愛いハロウィーン衣装は、姉は全く必要ないそうです。
ドールに着せるのならゴスは私も嫌いではありませんが、生憎うちにはピンと来るモデルのモモコ・ドールがおらず、つい真っ先にこの黒に近い髪色で真っ赤なリップのウェイクアップ・モモコ WUD-022に頼ってしまいます。
モモコじゃなくて人外人形なら、ゴスのばっちり似合うのは幾つか居るのですが、27~29㎝ドールでもそれぞれ体形がかなり異なり、例え着用は可能であってもイメージが大分違って見えます。やはりモモコに着せるのでなければデザインが固まらないし、作るモチベも上がらないと実感しました。
しかし! ガチ・ゴスを目指したつもりだったのに、毒気や闇深さが全くないと言うか、どうも私が作ると単なる子供っぽい「ハロウィーン用のコスプレ」になってしまい……、とほほほほ~💦 時間がないので、これで姉に送っちゃいましたけどね。ゴス道を極める為には、これからすっごく勉強が必要だと痛感しています。
スカート部分の白い蜘蛛の巣柄のレース・テープは、姉が昨年のハロウィーンの時期に百均屋のドル活コーナーで買った物。折角買って置いてくれたのだから、これを使わない手はないと思いました。こんな気の利いた手芸材料が百円で手に入るのだから、日本って本当に小憎らしい(笑)。が、どうもこれが蜘蛛ながら相当可愛かったようで、全体的に子供っぽくなってしまった原因の一つです。蜘蛛の巣レースやラインストーンは、布用ボンドで貼り付けてあるだけです。あちこちはみ出したボンドの跡が、結構目立つ(苦笑)。
ラインストーンは単なるプラ製ですが、ブラック・ダイアモンドと言う色名で、無色透明ながら微妙に黒ずんで見えるのがミソ。ドレスの黒い地布には、日本で買って来た綿サテンを利用しています。綿100%だから扱い易く光沢が強過ぎず適度に落ち感があり良い感じと思いましたが、1/6ドール用には若干生地が厚いようで、ギャザーをたっぷり寄せる等のデザインには余り向いていないようです。
そして、この布&色は猫の毛マグネット。ドール服を作っている間、何度もうちの可愛いタラちゃんが「撫でて」攻撃に来るので、猫を撫でながら作っているもんだから(無視すると荒らし回る)、当然猫の毛がドール服に大量にくっ付き捲り、尚且つ目立ちます。…姉の家でもどうせハイトの毛が付くのだから、まあいいか(笑)。
スカートの裾に縫い付けた風変りなフリル・テープは、多分アンティーク・モールかフェアで買った「ビンテージ・レース・テープの詰め合わせ」に入っていた物らしく、いつ手に入れたか出自も正しい使い方も不明。こう言う詰め合わせの中には、良く古着から切り取った端なんかも混じっているので、もしかしたらこれもそんな中途半端なテープなのかも知れません。透ける素材はオーガンジーではなく、スパークハーフで出来ています。
ヘッドドレスは、カチューシャ式の黒一色にしました。普段はドールの撮影には、顔に大きく影の掛かる帽子やヘッドドレスはNGですが、今回は返って顔が暗く見えて翳りの出る方が、雰囲気的に良さそうだと思いました。
背景の蜘蛛の巣柄チュール・レースは、数年前に1ポンド屋で買ったハロウィーン用のテーブル・カバー(クロス)。
こんな柄の上で食事するのは真っ平御免ですが(笑)、普通の布に被せるだけで確かにたちまちハロウィーンらしさは十分出るので、毎年かなり役に立ち買って置いて正解でした。もしその下の白地の花柄布だけだったら、黒いドレスとのコントラストが強過ぎて、写真が白飛びを起こす所でした。
姉の所では最近ゴスの似合う雰囲気のモモコ&「六分の一男子」が増え(吸血鬼エイト&ナインは両方買った!)、またモモコのロック・バンドのメンバーも揃ったので、ゴス及びゴス・パンク服の需要は益々高まると思われ、今後はドール用のゴス服を強化せねばなりません。
そう想定して、常日頃からレースやフリル等の黒い手芸装飾をコツコツ集めていたつもりなんですが…、作り始めたらてんで足りない事に気付きました。元々黒いレースとかって意外と種類が限られているし、ハロウィーンはイギリスではガチ怖い飾り物以外は基本的に手作りする習慣もないようで、ハロウィーン用の手芸材料なんてほとんど出回らないのです(クリスマスなら沢山出るのになあ)。
それで姉に、今後の為に日本でゴス手芸材料を今の内にじゃんじゃん集めておいて~と頼んだら、元々姉の得意分野な事もあり、「まかせろ」との頼もしい返事が即答で来ました(笑)。
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