2024/10/09

アンバー色カボションのオープン・バックのブローチ

 

ビンテージ・ジュエリーの当たり日だったフリマでは、このブローチも買いました。割と良く見掛ける、オープン・バックの大きなカボションが、一つだけ台座の中心にどどーんと嵌め込まれたブローチです。

ガラス製のカボション自体も重ければ、台座も分厚くて重さがあり、全体的にずっしりと驚く程の重量があります。ブローチなので、衣服に着けるとすれば、冬のコートのようにかなり厚手で丈夫な生地でないといけません。


この台座のデザインが…、美しいかと聞かれれば疑問な、単にグチャグチャとしていて投げ遣りな武骨さです。1970年代に「Lava Keramik(lava ceramic)」と言う、わざと表面を溶岩状にボコボコザラザラにした主に西ドイツ製の陶器が流行したらしいので、これも同時代の製品ではと思っています。力強さのみは、確かに感じられます。

この手のブローチは、写真で見ると不思議とカボションの傷が目立つのですが、実物は全く気になる程ではありません。何よりオープン・バックのカボションやラインストーンの透明感には、いつも逆らい難い魅力があります。

 

 

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