2023/08/04

たゆたう葉月

 

残暑…ってか猛暑お見舞い申し上げます。今年も日本の夏は非常に厳し~いようですが、ヨーロッパも広い範囲で酷暑に苦しんでおります。「global warming 地球温暖化」どころか、「global boiling 地球沸騰化」と呼ばれています。特に地中海沿岸は、山火事が深刻です。まるでサウナのような日本の蒸し暑い夏は勿論不快ですけど、一方で気温が高いのに湿度が低く乾燥していると、自然発火が恐ろしいのです。昨年イギリスで観測史上最高の40度を記録した日、イギリス全国のあちこちで火災が発生した事実を思い出しました。

しかし今年のイギリスは、今の所この熱波を逃れ、その代わりに天候が不安定で雷雨や暴風雨が多く、二週間天気予報でも雨印の無い日は稀です。気温も低めで、素足でサンダルを履く気も起きない程涼しい夏が続いています。

この黄色いプリントの生地は、紫陽花っぽいプリント生地と共に、確か数年前に訪れたWhitstable ウィッツタブルのチャリティショップで買ったと記憶しています。 

1/6ドールにとっては若干柄が大き目&厚さもややしっかり目なので、またしても和服に向いているだろうと言う事になりました。

長い葉っぱの柄が笹っぽく見えない事もない為、最初はこちらを七夕用の浴衣にしようかと考えました。しかしポップな花柄の生地を帯として合わせたかったので、しっとりはんなりと言う希望にはそぐわないであろうと七夕用には却下しました。

浴衣の黄色の少し大人っぽい流れのある柄と、帯の水色のジオメトリックな花柄の組み合わせが面白いかも…と期待していましたが、実際には馴染み合い過ぎて割と地味。期待した程の新鮮さはありませんでした。


そもそも、どちらかと言えば生地自体は北欧風な花柄なのに、浴衣の帯にすると意外と梅の文様のような和風に見えます。このmomoko DOLLの瞳の色が帯の花の水色と同じなので、一層しっくり見えるような気がします。

帯はまたしても無難に蝶結び(羽根大き目)なのですが、結び目を捩じった所だけがちょっといつもと違っています。後ろ姿の腰回りが普段以上にもたついちゃって、体型補正が足りなかったかも知れません。

一応 ヘッドドレスをどうしようかと考えましたが、とりあえず余りに髪が多くて暑苦しく見えた為、軽くハーフアップにするのみに。

バッグは、随分前にイギリスのフリマで買った中古品ですが、これまた浴衣に不思議と馴染みます。

昨今の夏は、従来の「じりじり」や「カンカン」に加え「たゆたう」と言う表現がしっくり来そう。あんまり暑いと景色が揺らいで見えるし、実際意識も朦朧として来ます。しかし意識がぼんやりする前にしかるべき対処をして、どうぞ皆様くれぐれも熱中症にお気を付けて御自愛下さいませ。

 

 


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