春に結婚記念日小旅行で訪れたWhitstable ウィッツタブルのチャリティショップで、ドール服に使えそうな薄手の細かい柄のコットン生地の端布を何枚か手に入れる事が出来ました。その中の一枚は、小花柄が均等に密に散って使い易そうな、爽やかな青系の中々可愛い生地でした。尚且つ面積は、最早端布とは呼べない程たっぷりあります。
柄は、実は勿忘草のような小さな花の集合と、羽根の組み合わせなのです。しかし、この羽根が葉に見え、全体的にはどうも紫陽花(アジサイ)のように見えます。紫陽花と言えば、浴衣の王道柄の一つ。この布では、ドール用に浴衣を縫ってみたいと買った時から思っていました。
しかし、もし全体がこの生地だけだったら、まるで寝巻用のように大人し過ぎる浴衣になってしまうと思い、身頃の半分&片袖&襟をストライプの生地にして組み合わせてみました。
地味柄×地味柄でも、この方法だと結構個性的な浴衣に仕上がります。
この「シガレットチョコ」のmomoko DOLLに和服を着せるのは初めてですが、黒髪ストレートヘアだから予想通り、この上なくばっちり和装が似合います。
このモモコなら、伝統柄は勿論、モダンで斬新な柄も着こなせそう。
上に羽織りでも着せる予定がない限り、浴衣の帯は大抵無難な文庫結びにしますが、今回は少し落ち着いたお太鼓にしてみました。
頭には、一応紫陽花をイメージした髪飾りを付けています。規則性なんてまるで無く、単に紫系二色のシードビーズを繋げてテキトウに丸めただけ。
紫陽花は日本では梅雨時の象徴でもありますが、梅雨のないイギリスでは東京より一ヵ月程遅れて咲き始め、盛夏を通して秋まで咲き続けます。
青花が最も人気で、真っ先に売れてしまうようです。次は白花。ピンクは大抵一番最後まで残っています。我が家には青花の紫陽花もありましたが、数年でピンクに変わってしまいました。それ程、うちの庭の土壌は酸性とは。
そんな最も人気のないピンクの紫陽花でも、咲き始めの白っぽい花が混じった所や、咲き終わりの渋い花色も素敵で、充分楽しませてくれます。
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