二月に夫婦でやって来たノーフォーク旅行で、最終目的地の州都Norwich ノーリッジでアンティーク・モール巡りを楽しんでいます。
訪れた二つ目のアンティーク・モールは、街の中心部からやや北西に在る「St. Gregory’s Antiques & Collectables」と言います。
やはり元教会の建物で、最初に訪れた「All Saints Antique Centre」よりも規模が大き目です。また立地が大学に近いようで、こちらの方がいつも客が多く混んでいます。
この元教会は14世紀の建造で歴史的建造物一級に指定されていて、建物自体も見応えがあります。
パイプ・オルガンも見事。もう演奏される事はないのかも知れませんが。
もしかしたらかつては墓所だったのでは?と疑う、入る度に毎回ドキドキするcrypt クリプトと呼ばれる祭壇下の地下は、今は売り場ではなくなっていました。
大学都市でアート・カレッジも在るらしく、ここのビンテージ・ドレス売り場はいつも若者に人気なようです。美大生って、用の東西を問わず古着が好きそう。
有名なマスタードのメーカー「Colman」グッズの専用コーナーがあるのは、地元ノーリッジらなでは。一度だけこのメーカーのソースを買った事がありますが、流石はイギリスではお馴染みの味で凄く不味かった…。
ビンテージ・ジュエリーは結構充実していますが、ガラス製キャビネットを開けて貰ってでも確認したい程魅力ある珍しいデザインは中々見付かりません。
ここでも、アンティーク・フェアでさえ滅多に見掛けない60年代のポップなエナメル花ブローチに幾つか出会いました。
しかし、やはり皆20ポンド近くで買う気がしません。
右の白いマーガレットの小さなブローチは、ここでもAll Saints Antique Centreでも何故か幾つか見掛けました。かと言って他で見た憶えは今までまるでなく、もしかしたら地元のイベントとかで配った物とか?? 上の蜻蛉のブローチは、姉にプレゼントした物と多分同じ。実は古くないのに、何処でも割と高目で売られています。
人気のリア・ステイン風のセルロース製のブローチ。本物ではないので、高くはありません。
ビンテージ玩具が結構売られていたので、こちらのモールの方が楽しめました。
体が藁で出来た素朴な人形は、聖歌隊員のようです。
写真下段中央に、うちにも居るセルロイド製バンビが売られています。上段のクロシェ・パッチワークのティーコジーにも惹かれます。
ビンテージのファッション・ドールが二体。顔が見えない方は、シンディかも知れません。もう一体のポーズから、思わず「ありゃ~こんな所に生き倒れが!!」とでも言っている場面を想像してしまいました。
ニードルポイントのマトリョーシカの手作り縫いぐるみは、勿論ロシア製ではないだろうけれど、フォークロア感はばっちりで中々の可愛さ。
うちで長年愛用しているミルク・ガラス製ミニ・ボウルには、元はこんな蓋が付いたミニ・キャセロールだったと確認出来ました。
今でもチャリティショップでも割と見掛けるタイプですが、フラワー・パワー全開な柄のピッチャーにはちょっと惹かれます。しかし分厚いガラス製で既に結構重く、飲み物を満タンにすると持ち上げるのに面倒な重さです。
マーヴェル・ルーシー・アットウェルはやはり人気らしく、グッズをあちこちで見掛けます。
結局ここでも買いたい物には出会えず、二軒とも充実したアンティーク・モールなのに空振りで、やはり古物との出会いは偶然の積み重ねだなあと実感しました。でもパンデミック以降初めてこれらを訪れる事が出来、見て楽しんで満足しましたし、コロナ渦を潜っても無事活気あるようなので安堵しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿