クリスマス前の小旅行の目的地をRochester ロチェスターに選んだのは、お城と大聖堂のある川沿いの雰囲気の良い街で、そこそこの観光気分が味わえると言うだけでなく、チャリティショップが結構充実しているからです。値段は他の町と変わらず、店数も町の規模を考えれば特に多い訳ではありませんが、P太も私も毎回のようにこの町のチャリティショップでは収穫に恵まれます。これは、例え地元のチャリティショップを週に一度は全店チェックしても、1~2か月間の内に一個でも買いたい物が見付かれば良い方なのを考えると、我々がロチェスターを訪れるのは年に1、2回にせよ、かなりの高確率です。
チャリティショップは基本的に一般家庭の不用品の寄付を募り、つまりその中古品を販売して利益を慈善事業に使用する訳ですが、その寄付の中からアンティークやビンテージを抜粋して販売する店は今は珍しくありません。ロチェスターには、そんなビンテージ専門、またはビンテージを多く扱うチャリティショップが幾つかあります。
ここも、その一軒。毎回ディスプレイも凝っていて、一瞬チャリティ屋とは気付けない程です。
衣料は、ビンテージと単なるセカンドハンドが半々位。そのセカンドハンドも、個性的でスタイリッシュなブランド品が集まっています。同じチャリティの支店が隣町のStroodにも在りますが、其処は概ね普通のファスト・ファッションの中古品を売るチャリティ屋になっていて、やはり地域を選んだ品揃えにするのだと納得。概ねビンテージは、観光的な町、アート&ファッション関係の学生の多い町、割と裕福な町で人気があります。
ビンテージ布類も多く扱っています。
クロシェ編みののグラニー・ブランケットも、ビンテージ好きには根強い人気。
中々好みのプリント生地ですが、中途半端な端布(元は何か衣料だったのを切り取ったらしい)の割には値段は高目で見送りました。
この町には、アンティーク・モールやビンテージ・ショップも幾つかあります。これはその中で一番大きな店。
もう一軒の小さなゴチャゴチャした返って好みのアンティーク・モールは、今回はどうも見付けられませんでした。もしかして店仕舞いしてしまった??
ディスプレイ・ケースの上には、日本のダルマが。
スージー・クーパーの食器セットで、今まで見た事のないデザインです。
こう言う場所で買いたい物に出会えればラッキーですけど、生憎未だありません。
このパンチ・セットは、絶対ウラン・ガラスであろうと(最早確認用のブラックライトは持ち歩いていない)P太と意見が一致。まるで海藻のような、不思議なパターンです。
やたらパンチのある陶器製の少女の頭は、妙な尖った帽子が蓋になっていて、もしかしたらビスケット入れなのかも知れません。
日本の木製や張り子の文箱も混じっている、渋い古いトリンケット・ボックスのコレクション。一番上段右端の、日本製に違いない昭和な柿型の器が気になります。
フォルムがお洒落なJ&Gメーキンのポットには、実は柄違いが沢山存在し、同じ形のポットばかりをコレクションしている人も居るそうです。
二階は、衣料やアクセサリー等のファッション・アイテム中心。
この売り場は、ヴィクトリア時代の建物らしい部屋そのものが毎回絵になっています。
今回ここでは、スージー・クーパーの「ノースゲイ」の食器セットを見掛けました。
長いハイストリートの西端近くに、女性経営者のファッション関係中心のビンテージ屋があります。ビンテージ・ブローチは、色別にトルソーにまとめてあり中々の品揃えです。
この店の地下部分に、初めて入ってみました。やはり階段が凄く急です。結構奥深いのですが、天井がイギリスの家屋としては驚く程低く圧迫感が有ります。
ここは、ビンテージ玩具や昔の子供用品中心のコーナー。
この奥は、かつてのキッチンとバスルームのようです。地下にキッチンって、在る物なのか??
一方ハイストリートの東端には、チャリティショップ「Sue Ryder」の支店がありました。ビンテージ・ドレスも多く扱っています。この店のこの時のディスプレイは、ビンテージ玩具でまとめられていました。
この70年代のBBC版の「スター・トレック」のアニュアル本を、P太は欲しがっていました。スター・トレックは、放送当時は実は余り人気がなかったそうです。再放送で人気を博したそうで、日本にもそう言うドラマやアニメって結構あるなと思いました。
今回も私とP太揃って、この町のチャリティショップで収穫がしっかりあり、充実したお出掛けとなりました。
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