2024/09/08

青系ラインストーンの羽根型ブローチ

 

七月に訪れたアーディングリーのアンティーク・フェアでは、次にこのビンテージ・ブローチを手に入れました。実際には葉の付いた木の枝を模していますが、全体的に見ると羽根のようです。地金が銀色なので余り目立ちませんが、良く見ると葉部分は白くエナメル塗装されています。

ラインストーンは、サファイヤ色とアクア色の青系で纏めてあります。随分前にこのブローチと同じ台座の、石の色違いを手に入れた事があります。

実は右下のラインストーンが欠けていたので、家に帰ってからビンテージのラインストーンで補充しました。並び的にはアクア色のはずですけど、手持ちがなかったのでサファイヤ色を嵌め込みました。パッと見は気にらならいし、欠けたままよりはずっと良いはずです。

長さは10㎝程あり、やたら細長いブローチです。テーラード・カラーのコートやジャケットの、襟に沿わせて着けたりすると素敵そうです。




2024/09/06

リカちゃんのお友達、つばさちゃん

 

今年日本に帰った時、リサイクル・ショップで、前からアイ・プリントが好きで欲しかったリカちゃんのお友達人形「つばさちゃん」が、結構良好な状態で安く売られていたので購入しました。

つばさちゃんは、リカちゃん&ミサキちゃんとのアイドル・ユニットの一員「ポップンメイク×TSUBASA」で初登場し、現在は仕様を変えて「エクステつばさちゃん(←平仮名に変更)」として発売されていますが、これはその中間に発売された「キラメイクつばさちゃん」のようです。

「ポップンメイク×TSUBASA」は紫髪のワンレン・ストレート・ロング、「エクステつばさちゃん」はアッシュブロンドの同じくワンレン・ストレート・ロングで、中間の「キラメイクつばさちゃん」はアッシュブロンドに紫色のメッシュが入っています。

この紫メッシュが実は技アリで、手で温めると青色に変わる仕掛けになっています。更に、瞳の上を冷やすとアイシャドーが現れる仕組みらしいのですが、そちらは未だ試していません。

本来のつばさちゃんは、アイドル・ユニットではリーダーを務めたしっかり者で、お勉強も得意な頼れる女の子と言う設定です。

髪は整えただけ、フェイス・プリントは禿げ気味だった唇を塗り直しただけ(リペって程ではない)で、ほとんど手を加えない状態で平気の良好コンディション…と思っていました。

が、オリジナルのボディの造りが元からてんで駄目。脚も閉じず脇の下も閉まらないので、こんなエセお姫様ドレスは未だしも、現代的な服を真っ当に着こなすのは無理と判断し、可動式ボディに替える他はありませんでした。

現在発売されているリカちゃん&フレンズのタカラトミー社製のボディは、もう少しマシな造りのはずだけど、この頃の中国産ボディは一番酷かったのかなあ?「ファッション」ドールなのに、このボディはあんまりですよ。

このつばさちゃんに似合うのは、最初は60’sとかレトロ・ファッション位しか思い付きませんでしたが、ロック系ストリート・ファッションをさせてみる事にしました。可愛めパンクと言うか、バンギャ風と言うか。

パンクと言う割に、反社会的や(笑)毒々しいモチーフの持ち合わせが全くないもんで、50年代風猫のプリント生地を切り抜いて、アップリケ風に貼り付けています。

ハート型のビスは、ホットフィックス。チャリティショップで、アソートを手に入れられてラッキーでした。

実はこんな格好は、もし自分が10代だったら、してみたいファッションの一つです。

これ以上病みっぽくすると親は嘆くでしょうが、この程度のハードさなら自分が親でも許せるかなあと。

本当は色髪でないつばさちゃんが欲しかったのですが(今発売されている「エクステつばさちゃん」を買えばいいだけじゃん)、色髪なら色髪らしい色髪の似合うテイストのファッションをさせれば良いのだと改めて気付きました。

髪型もメイクも変えていないのに、ボディと服装を替えるだけで、優等生のつばさちゃんがまるで違う雰囲気に見え、やっぱり着せ替えって楽しい~と実感しました。




2024/09/05

白いエナメル塗装のネックレス

 

六月に日本から英国に戻って来るとすぐに、八月の姉の誕生日に向けてビンテージ・ジュエリーを集め始めなくてはなりませんでした。アンティーク・モールにも度々訪れ積極的に探しましたが、中々贈りたくなる物に出会えませんでした。やはりビンテージ・ジュエリーを買うのに一番頼りになるのはアンティーク・フェアと言う事で、七月にArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアに行って来ました。

ところが、夏の最盛期だと言うのに、天気も二日間とも悪くなかったのに、出店数がコロナ渦でも暴風雨中でもこれ程ではなかったと思える、今まで見た事がない程のショボさで、商品も全体的に乏しく、中々姉に相応しいビンテージ・ジュエリーを見付けられませんでした。そんな中で、やっと出会ったのがこのネックレスです。

木の葉と木の実を模したレリーフ状の地金にエナメル塗装された、白一色でも十分ボリュームと充実感のあるネックレスです。木の実の部分も、ビーズではなく地金にエナメル塗装。もしかしたら、同じ地金に別な色で彩色されたネックレスを、かつて見た、または手に入れた事があるかも知れません。

秋冬に濃い色のタートルネックの上から着用すると、レースのようで映えそうです。




2024/09/03

フィンランドのグミ

只今日本では、空前のグミ・ブームだと聞きました。元々私はグミが好きで、ドイツ旅行中はいつもハリボーの熊グミを持ち歩ていた程です。今年の一時帰国中、お洒落なキンタロー飴ちゃん屋「PAPABUBBLE パパブブレ」でグミを発売し始めたそうで、味見させて貰うと、これでもかっと言う程果汁が濃く、自分の人生の中で最高に美味しいグミでした。それで、グミとしてはかなり高いけれど、逆らえずに思わず買ってしまいました。そして帰国を終えてイギリスの自宅に戻ると、このフィンランドのグミがありました。

最初はフィンランド人の義母からイースターにでも貰ったのだと思いましたが、私の留守中にP太が参加したVR仲間とのパーティー(※但しヴァーチャルではない)で、フィンランドからの出席者がお土産として持って来たそうです。高品質のチョコレートで有名なFazer ファッツェル社の製品だから、美味しくない訳がないはずです。

5種類のフレーバーが入っています。裏面の内容は、上がフィンランド語、下はお隣のスウェーデン語で説明されています。黄色いのはパイナップル、緑色はグースベリー、ピンク(実物にはオレンジ色に近い)はラズベリー、紫(実際には深紅色)は野イチゴと、ベリー類の多さが北欧らしいと思います。

残る右下んの黒いのは、…ん? サルミアッキ味?? サルミアッキとは! フィンランドが世界に誇る不味い菓子で、最早不味いと言うよりは、原材料にアンモニアが入っており、それ食べ物として許されるんかいと言う、まるで金属でも舐めているような形容し難い味わいです。義母の話では、フィンランド人でも苦手な人は多いそうです。英語では、「salty liquorice しょっぱいリコリス」と訳されていました。

グミの形は、アルファベットを模っているようです。肝心のお味は、酸味パウダーが塗してあり、味が濃くてまずまずの美味しさ。ただし、英語でgummy ガミーと呼ばれるグミには二種類あって、ドイツで良く食べられる弾力のあるタイプと、単なるジェリー菓子の歯に張り付くタイプがあり、残念ながらこれは後者でした。黒いサルミアッキ味は、つい間違えてうっかり口に入れては大変と、結局摘まみ出して捨てましたけどね…。

 

 

 


2024/09/01

矢車草の誕生花ブローチ

 

イギリスで1950年代に発売された人気のコレクタブルズで、12ヵ月それぞれの誕生月に合う花を、金属にエナメル塗装のレリーフ状で表した、「EXQUISITE」と言うブランドの「バースデイ・フラワー・ブローチ」の矢車草()を、7月のフリマで手に入れました。

しかも、オリジナルの台紙付き&箱入りで手に入れるのは今回が初めてです。9月の花と書いてあるので、9月の始まりにこそ御紹介するのが相応しいと思いました。

矢車草は本物も好きで、このブローチはシリーズの中でも特に素敵に見えたので、前から是非手に入れたいと思っていました。青い花は数多くあれど、矢車草、ロベリア、ミヤマホタルカズラの青の美しさは格別。矢車草は、イギリスではmeadow(草原や牧草地、特に野生の花畑)の典型的な花として知られています。

このブローチは、その矢車草の魅力を中々忠実に再現しています。特徴的な蕾も、良く表現されています。矢車草の英名は「corn flower」で、この蕾の形態からそう名付けられたのかもと思っています。

花束を束ねている地金色のリボンは、このシリーズ共通のモチーフ。フリマで2ポンドで購入しましたが、eBayを眺めると、台紙・箱無しでも一つ20~30ポンド位で販売されています。

ブローチの台紙の下には、12か月のモチーフの花の内容を記したリストの用紙も入ったままでした。このシリーズを私はコレクションしている訳ではなく、出会う度に素敵だと思って買っている内に、いつの間にか集まったと言う感じです。しかしこうなったからには、全種類集めてみたいと思います。今のところ、これで7個目となりました。未だ半分近く残っていて、あくまでフリマで安く手に入れるつもりなので、道のりは結構長そうです…。