2024/09/03

フィンランドのグミ

只今日本では、空前のグミ・ブームだと聞きました。元々私はグミが好きで、ドイツ旅行中はいつもハリボーの熊グミを持ち歩ていた程です。今年の一時帰国中、お洒落なキンタロー飴ちゃん屋「PAPABUBBLE パパブブレ」でグミを発売し始めたそうで、味見させて貰うと、これでもかっと言う程果汁が濃く、自分の人生の中で最高に美味しいグミでした。それで、グミとしてはかなり高いけれど、逆らえずに思わず買ってしまいました。そして帰国を終えてイギリスの自宅に戻ると、このフィンランドのグミがありました。

最初はフィンランド人の義母からイースターにでも貰ったのだと思いましたが、私の留守中にP太が参加したVR仲間とのパーティー(※但しヴァーチャルではない)で、フィンランドからの出席者がお土産として持って来たそうです。高品質のチョコレートで有名なFazer ファッツェル社の製品だから、美味しくない訳がないはずです。

5種類のフレーバーが入っています。裏面の内容は、上がフィンランド語、下はお隣のスウェーデン語で説明されています。黄色いのはパイナップル、緑色はグースベリー、ピンク(実物にはオレンジ色に近い)はラズベリー、紫(実際には深紅色)は野イチゴと、ベリー類の多さが北欧らしいと思います。

残る右下んの黒いのは、…ん? サルミアッキ味?? サルミアッキとは! フィンランドが世界に誇る不味い菓子で、最早不味いと言うよりは、原材料にアンモニアが入っており、それ食べ物として許されるんかいと言う、まるで金属でも舐めているような形容し難い味わいです。義母の話では、フィンランド人でも苦手な人は多いそうです。英語では、「salty liquorice しょっぱいリコリス」と訳されていました。

グミの形は、アルファベットを模っているようです。肝心のお味は、酸味パウダーが塗してあり、味が濃くてまずまずの美味しさ。ただし、英語でgummy ガミーと呼ばれるグミには二種類あって、ドイツで良く食べられる弾力のあるタイプと、単なるジェリー菓子の歯に張り付くタイプがあり、残念ながらこれは後者でした。黒いサルミアッキ味は、つい間違えてうっかり口に入れては大変と、結局摘まみ出して捨てましたけどね…。

 

 

 


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