2023/09/08

ヘアカラーチェンジのピンク髪リカちゃん

 

二月の小金井公園のフリーマーケットは、収穫は多くありませんでしたが、リカちゃん人形を一体ゲットする事が出来ました。500円と言われたのを、300円に負けて貰ったと記憶しています。

ファッション・ドールは日本のフリマでは意外と見掛けない物で、HOBBY OFFなら沢山売られていますが、普通の子供の遊び古しのばっちい状態のリカちゃんでさえ一体1000円位する為、私としては悪くない収穫でした。

優しいピンク色の髪をしたリカちゃんで、ネットで調べてみて、多分「バスタイム・リカちゃん」であろうと突き止めました。お風呂のお湯に触れると、髪色が熱で濃く変化する仕様です。

顔も可愛い事は可愛いのですが…、何かアイ・プリントにシャープさがなくボヤけていて、目が寄り過ぎているのか表情も嘘臭く、リップの彩色もキレがなく口元が緩い感じで、色自体も他では見た事がなく、顔型が妙に四角っぽく、まるでリカちゃんのぱったもんみたいな安っぽい雰囲気。今は4代目リカちゃんでも、リニューアル直後と現在のリカちゃんでは結構顔が違いますが、もしかしたらこれはその過渡期のリカちゃんなのかも、と推測しました。特に生産のメインが中国工場に移った時とかの、品質の安定しない頃のリカちゃんなのかも知れません。

熱で髪色の変わるリカちゃんは、1999年頃から既に出ていて、色々テーマを変えて現在も販売されています。もしこのリカちゃんが本当にお風呂用であれば、変わる髪色の他に、首の後ろ側から頭部に入った水を出し易い切れ目、錆びないよう手足の針金がない等の特別仕様になっているらしいのですが、そう言う特徴は見当たりません。

しかし、例えリカちゃんとしては劣化版みたいな顔でも、現在イギリスで売られているファッション・ドールに比べれば遥かに可愛いのには違いなく、魅力的に見せられるかどうかは、今後の私の工夫次第だと思っています。




 

 


2023/09/06

小さなハワイアン・ヴィーガン・カフェ

 

二月に一時帰国した際、早速訪れた小金井公園のフリーマーケットを見渡した後は、合流した姉と二人で昼食を取る事にしました。公園内にはフード・スタンドなら沢山ありますが、この辺りでちゃんと屋内で座って落ち着いて食事をする場所となると意外と少なく、また公園周辺の飲食店の多くはチェーン店です。しかし玉川上水の陣屋橋近くに、最近姉が見付けた素敵なカフェが在ると言うので、行って見る事にしました。

それがここ、「5884(ゴーハチハチヨン)」。女将さんが一人で切り盛りしている、室内はカウンター席と34テーブル位、それにテラス席だけの小さなお店です。

テーマはハワイで、穏やかなハワイアン・ミュージックが流れる、木調の安らぎ感溢れるインテリアです。ここ数年出来たお店かと思いきや、もう10年も続いているそうです。この時は未だコロナ規制緩和前だった為、テーブル席にはパーテーションが置かれていました。


ランチはヴィーガン(完全菜食主義食、ただし時々蜂蜜は使用されるそうです)で、日替わり23種類から選べるようです。私は、ロコモコ風ランチプレートを選びました。御飯は小豆入り玄米で、お味噌汁付きです。全体的に滋味深い優しい味付けで、最後まで全く飽きる事無く美味しく頂けました。


姉は、ドライカレーを注文。味見させて貰ったら、こちらもほのぼのと優しい飽きの来ない味付けでした。


メインの周りには、地野菜を積極的に使用した、丁寧に作られたお惣菜が盛り沢山。これこれ、こう言う色んな種類の料理の違った味を楽しめる、日本ならではのスタイルが嬉しいんです。私は完全菜食主義者ではありませんが、イギリスでも日本でも外食はヴィーガンやベジタリアン・メニューを良く選びます。イギリスには珍しく色々工夫された独特な料理が多いからで、そう言う地元産野菜をたっぷり頂くのって凄く贅沢な事だと感じます。

今イギリスでは空前のヴィーガン・ブームだそうで、パブ等の飲食店でもスーパー等のお店でも手軽にヴィーガン食が手に入ります。しかしイギリスで売られているヴィーガン食材って、ケミカルな肉や乳製品の模造品ばかりで、何故単純に野菜その物を味わないのか?? …それ位、イギリス人は野菜が嫌いって事でしょね(苦笑)

食後には、姉の強くお勧めのスパイシー自家製ホットジンジャーを。生姜がガツンと利いていて、まったりと甘くクセになる美味しさです。コース―ターが、ハワイ・プリント。姉妹揃って生姜好きです。

小さい空間ながら、このお店の食べ物と居心地の癒し感は半端ないと感じました。小金井公園を訪れた際は、是非また来ます。春には、テラス席から玉川上水沿いの桜を眺めながら頂くスウィーツが最高だそうです。

 

 

 


2023/09/04

二月の小金井公園で梅見

今年二月に一時帰国した際、早速出掛けた小金井公園のフリマでは、一時間後位に姉と待ち合わせました。姉は日頃仕事で多忙なので、休日はゆっくり寝ていたいんですけど、頑張って起きて来て付き合ってくれたようです。

再びさっと二人でフリマを見渡した後は、丁度梅の開花時期だったので、公園内の梅林で花見をしながら、お目当ての昼食場所へ向かう事にしました。

 梅林の場所は、「江戸東京たてもの園」の南東前です。

この公園では桜の花見も出来ますが、梅の方が有名で見応えがあり、「梅まつり」が開催される程です。

ここには様々な梅の品種が植えてあり、かなりの古木も混じっています。例え梅の開花時期じゃなくとも、樹形を眺めるだけでも中々見事です(…そんな渋い趣味、庭いじり好きのジジイか私だけ??)。

桜はイギリスでも一応観られますが、梅は植物園でもない限り滅多にお目に掛れません。

何より梅は、桜と違い芳しい香りを楽しめます

 梅の木の下でピクニックを楽しむ人や、うちの子(愛犬)自慢の散歩の人も沢山。

お目当てのカフェでの昼食を済ませた後、再び小金井公園内を通って帰りました。

これは、西東京市から東村山市の多摩湖堤南端に続く自転車歩行者専用道路(東京都道253号)。遊歩道側は盛り上がっているので、部分的に「馬の背」と呼ばれているようです。道路沿いでは、良く手入れされた花壇や畑直送の野菜の無人販売所等を見掛けます。ただし、猛スピードの自転車には要注意。

 曇天&暴風雨続きのイギリスの冬とは違い、東京の冬らしい清々しい晴天の日で楽しくお散歩出来ました。

 

 

 


2023/09/03

二月の小金井公園のフリーマーケット

 

帰国前のイギリスでのお出掛け記事をダラダラと進めていたので、帰国のレポートに全く手を付けていませんでした。もっとも今回の帰国は、実家で両親の世話をするのが一番の目的だった為、出掛ける事も少なく、正直言って記事にするネタも余りないのです。その反動か、イギリスに戻って来てからは精力的にあちこち出掛けているので、イギリスのお出掛け記事の合間に、帰国のレポートをちょこちょこお伝えしたいと思います。福島県の実家に帰る前に、東京の姉の家に所用でしばし滞在していましたが、到着してまず出掛けたのは、丁度タイミング良く二日後に開催されていた、小金井公園のフリーマーケットでした。

未だ寒い時期だったので、出店数はいつもよりは多くはありませんでした。

ここのフリマで必ず見掛けるのが、このコールマンの赤いカート。イギリスのカーブーツセール(元々車のトランク=カーブーツから直接売るのでこの名が付いた)と違い、売り場が駐車場から少し離れているせいか、多くの出店者がこれで商品を運んで来ているようです。うちの姉夫婦も、人間用とドール用に持っています。

総じてここのフリマに出店する人は、自然好きなアウトドア派だったり、エコに関心が高い手作り好きなロハス系だったりする為、傾向が似ていて好むブランドも似通っています。

それ故に、ここではドール服作りに最適な薄手のコットンの端布をゲット確率も高いので、私にとっては有難いのです。イギリスでは日本に比べて昔からソーイングの人気が低いようで(伝統的に編み物の方が人気)、フリマで手芸用の端布には中々出会えません。

それと、お歳暮やお中元、結婚式の引き出物等の売り出しが多いのも、日本のフリマやリサイクル・ショップならでは。こう言う有難られない贈り物の習慣って、日本の経済を回すのに一役買っているんでしょうね。

この後、遅れてやって来た姉と合流し、再び一通り売り場を見渡しました。出店数が少な目で収穫も少な目でしたが、日本のフリマもやっぱり十分楽しい!と感じました。

 

 

 


2023/09/01

momoko DOLL 「うんざりな日々」

 

姉のモモコ・ドールの御紹介第四段は、2018年にセキグチから発売された「うんざりな日々」です。元は、赤いタータン・チェックのジャケット&ボンテージ・パンツ+黒Tシャツ(”インチキじゃない”とプリントしてある)、ラバーソール靴のパンク・ロック風の衣装で、どちらかと言うとバッド・ガール的なイメージで販売されました。

ボブカット・ヘアのモモコは珍しくありませんが、これは脇髪を耳にかき上げている仕様が少し変わっています。瞳が黒々としていて、目尻に掛けてピンクのアイシャドウの入っているのも印象的で、実はバッド・ガールのイメージとは程遠い、女の子らしい甘めの可愛い顔立ちをしています。

髪色は一見ブルネットのようですが、実はディープ・アッシュブロンドとダーク・アッシュブラウンのメッシュです。姉は、「響(ヒビキ)ちゃん」と言う名前で彼女を呼び、老舗和菓子屋の娘で、主役双子の大学のお友達と言う設定を勝手に付けて気に入っています。

しかし、姉に言わせると、この「うんざり~」や「シガレット・チョコ」のように、元がロック系等のシャープorハードな衣装で販売されたモモコは、概ね人気が低いそうです。その証拠に中古でも多く出回るのを見掛け、比較的手に入り易いらしいのです。どちらも、その年の一般投票では人気高かったと思うんだがな…。

ファッション・ドールは兎に角デフォルト服のイメージに惑わされ易い物ですが、購入する際に其処からモデルとしてのポテンシャルを見付け出すのが重要で、デフォとは全く違った印象の衣装が似合うのを知った時、または同じ服でも人形に寄ってイメージが全く違って見えた時、着せ替え人形の楽しさの真骨頂を感じます。

実際この響ちゃんは、デフォ服のようなロック系は勿論、ガーリーな服装も似合い、自分にとって着せ替え遊びが楽しいドールだと感じました。

今回は姉の力作背景セットがヨーロピアン・クラシックなので、アール・デコ調のドレスを着せていますが、これも難無く着こなしています。写真映えも良く、私もこのモモコ・ドールを断然お迎えしたくなりました。