姉のモモコ・ドールの御紹介第四段は、2018年にセキグチから発売された「うんざりな日々」です。元は、赤いタータン・チェックのジャケット&ボンテージ・パンツ+黒Tシャツ(”インチキじゃない”とプリントしてある)、ラバーソール靴のパンク・ロック風の衣装で、どちらかと言うとバッド・ガール的なイメージで販売されました。
ボブカット・ヘアのモモコは珍しくありませんが、これは脇髪を耳にかき上げている仕様が少し変わっています。瞳が黒々としていて、目尻に掛けてピンクのアイシャドウの入っているのも印象的で、実はバッド・ガールのイメージとは程遠い、女の子らしい甘めの可愛い顔立ちをしています。
髪色は一見ブルネットのようですが、実はディープ・アッシュブロンドとダーク・アッシュブラウンのメッシュです。姉は、「響(ヒビキ)ちゃん」と言う名前で彼女を呼び、老舗和菓子屋の娘で、主役双子の大学のお友達と言う設定を勝手に付けて気に入っています。
しかし、姉に言わせると、この「うんざり~」や「シガレット・チョコ」のように、元がロック系等のシャープorハードな衣装で販売されたモモコは、概ね人気が低いそうです。その証拠に中古でも多く出回るのを見掛け、比較的手に入り易いらしいのです。どちらも、その年の一般投票では人気高かったと思うんだがな…。
ファッション・ドールは兎に角デフォルト服のイメージに惑わされ易い物ですが、購入する際に其処からモデルとしてのポテンシャルを見付け出すのが重要で、デフォとは全く違った印象の衣装が似合うのを知った時、または同じ服でも人形に寄ってイメージが全く違って見えた時、着せ替え人形の楽しさの真骨頂を感じます。
実際この響ちゃんは、デフォ服のようなロック系は勿論、ガーリーな服装も似合い、自分にとって着せ替え遊びが楽しいドールだと感じました。
今回は姉の力作背景セットがヨーロピアン・クラシックなので、アール・デコ調のドレスを着せていますが、これも難無く着こなしています。写真映えも良く、私もこのモモコ・ドールを断然お迎えしたくなりました。
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